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HACKING CASE ・ 調査完了 ・ 2026年5月21日の公式発表(第6報)時点

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/anabuki-housing.md

穴吹ハウジングサービスの不正アクセス(2026年2月公表)

株式会社穴吹ハウジングサービス ・ マンション管理・不動産

マンション管理の穴吹ハウジングサービスにランサムウェア攻撃。個人情報20万7,773件が漏えいした可能性

  • ネットワーク機器の弱点
  • ランサムウェア
  • グループ会社を経由
  • 個人情報の漏えい
  • 情報の公開
  • 業務の一部停止
  • 20万7,773件漏えいした可能性のある個人情報(確定)
  • 約21万件ファイルサーバーから流出したファイル
  • 7,237件うち松山市営住宅の入居者の情報
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    マンションの所有者・入居者、取引先

    会社や関係機関を名乗る不審な電話・メール・郵便物に注意する。会社がパスワードや暗証番号、カード番号を聞くことはない

  2. 2
    不審な電話を受けた人

    最後まで聞かずに切る。不審な文書の電話番号やURLには連絡しない。被害のおそれがあれば最寄りの警察署に相談する

  3. 3
    グループ会社を持つ会社

    グループ会社とネットワークがつながっているなら、入口の機器の更新と、つながり方の制限を一緒に見直す

被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報

対象者ごとに異なる。第4報では主な項目を氏名、電話番号等としている

含まれていないもの

第4報の時点で、クレジットカード情報、金融機関口座情報、マイナンバーは含まれていないことを確認

いまの状況(調査完了)

マンション管理組合運営、賃貸管理、問い合わせ対応の一部を除き、ほぼ通常どおり。二次被害は確認されていない

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年2月3日、マンション管理などを行う穴吹ハウジングサービス(香川県高松市)のサーバーがランサムウェアの被害を受けました。攻撃者が公開した情報の中に会社の情報が見つかり、ファイルサーバーから約21万件のファイルが持ち出されたことが分かりました。5月21日の第6報で、漏えいした可能性のある個人情報は20万7,773件と確定しました。入口は、グループ会社のネットワーク機器の脆弱性でした。

1
穴吹ハウジングサービス(あなぶきハウジンググループ) ・ 社内のサーバー・ファイルサーバーネットワーク機器の弱点からのランサムウェア攻撃
ランサムウェアとは →
  1. STEP 1機器の弱点から侵入

    グループ会社の通信機器(ネットワーク機器)への攻撃から、社内ネットワークに入り込んだ

  2. STEP 2管理者の権限を奪う

    業務時間外を中心に、リモートデスクトップなどで複数のサーバーへのログインを試し、管理者の権限を奪った

  3. STEP 3ファイルを持ち出す

    ファイルサーバーから約21万件のファイルが外へ持ち出された

  4. STEP 4暗号化と公開

    複数のサーバーにランサムウェアを広げて暗号化。持ち出した情報は攻撃者が公開した

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
穴吹ハウジングサービス(あなぶきハウジンググループ)

社内のサーバー・ファイルサーバー

手口攻撃者は、グループ会社のネットワーク機器の脆弱性(作りの弱点)を突いて社内ネットワークに入りました。その後、業務時間外を中心にリモートデスクトップなどで複数のサーバーにログインを試し、管理者の権限を奪って、ネットワーク全体に広がりました。最後に複数のサーバーにランサムウェアを広げ、ファイルを暗号化しました。会社は、侵入のあとの広がり(横展開)を止められなかったことも原因に挙げています。

発覚
2月3日午前5時28分。一部のサーバーでランサムウェアの警告を確認
公表
2月3日(第1報)。2月12日の第3報で一部の漏えいを確認、5月21日の第6報で件数を確定
漏えいした可能性のある個人情報
207,773件(第4報の時点では、最大約49万6,000名分の可能性としていた)
情報の種類
対象者ごとに異なる。第4報では主な項目を氏名、電話番号等としている
含まれないもの
第4報の時点で、クレジットカード情報、金融機関口座情報、マイナンバーは含まれていないことを確認
個人情報以外
管理業務の書類の一部、業務委託の資料、社内資料なども漏えい
自治体の住宅
松山市営住宅の入居者7,237件(4月17日公表)。香川県営住宅の入居者についても5月12日に公表
いまの状況
マンション管理組合運営、賃貸管理、問い合わせ対応の一部を除き、ほぼ通常どおり。二次被害は確認されていない
04
TIMELINE

時系列

  1. 社内システム

    午前5時28分にランサムウェアの被害を確認。システムを隔離し、対策本部を設置。第1報

  2. 社内システム

    第2報。この時点で流出は確認されていないと公表。重要事項調査報告書の受付システム「J-Web/R」を一時停止

  3. 社内システム

    第3報。一部の情報資産の漏えいを確認

  4. 社内システム

    第4報。攻撃者が公開した情報の中に会社の情報を確認。最大約49万6,000名分の漏えいの可能性

  5. 問い合わせ

    ランサムウェア事案の専用コールセンターを設置

  6. 社内システム

    第5報。グループ会社の通信機器が入口と判明。ファイルサーバーから約21万件のファイルの流出を確認

  7. 松山市営住宅

    入居者7,237件の漏えいを公表

  8. 香川県営住宅

    入居者の情報の漏えいを公表。「J-Web/R」の利用を再開

  9. 社内システム

    第6報。漏えいした可能性のある個人情報を207,773件と確定。再発防止策を公表

05
RESPONSE

会社の対応と補償

初動

サーバーの隔離とネットワークの遮断、対策本部の設置。社外のエンジニア数十名と調査

報告

警察、個人情報保護委員会、国土交通省の地方整備局、沖縄総合事務局、四国財務局などに報告

個別の連絡

漏えいが確認された人に順に連絡。連絡が難しい人はホームページでの公表で代える

古い環境の廃棄

VPN機器を含む従来のネットワークを全て止め、パソコンを全台入れ替え。クラウドのIDの棚卸しとパスワード変更、多要素認証

ゼロトラストへの移行

認証のクラウド化と多要素認証、EDRと24時間365日の監視、SASEの導入、社内システム用の安全なクラウド環境

相談窓口

専用窓口 0800-111-7120(9:00〜18:00)

06
PROTECT YOUR COMPANY

同じことを自社で防ぐには

自社のセキュリティレベルを無料で診断する(18問・3分)
07
ABOUT THE COMPANY

どんな会社?

香川県高松市に本社を置き、分譲マンションなどの建物管理、賃貸の仲介、パーキング、リフォームなどを行う会社です。「あなぶきハウジンググループ」の中核の会社で、松山市営住宅の指定管理者も務めています。

事業

  • 分譲マンションの管理
  • 賃貸の仲介・開発
  • パーキング
  • リフォーム・損害保険代理店
会社名
株式会社穴吹ハウジングサービス
設立
1983年11月28日
本社
香川県高松市紺屋町3-6 穴吹ハウジング中央通りBLD.
代表者
代表取締役社長 新宮 章弘
資本金
1億円
従業員
4,369名(内マンション管理員 3,195名、2025年4月1日時点)

出典:会社の公式サイト「会社概要」

08
SOURCES

出典

  1. 穴吹ハウジングサービス「ランサムウェア被害発生のお知らせ(第1報)」(2026年2月3日)
  2. 穴吹ハウジングサービス「ランサムウェア被害発生のお知らせ(第2報)」(2026年2月6日)
  3. 穴吹ハウジングサービス「ランサムウェア攻撃による一部情報漏洩とお詫び(ランサムウェア関連第3報)」(2026年2月12日)
  4. 穴吹ハウジングサービス「情報漏えいに関するお知らせとお詫び(第4報)」(2026年3月9日)
  5. 穴吹ハウジングサービス「情報漏えいに関するお知らせと現状について(第5報)」(2026年4月3日)
  6. 穴吹ハウジングサービス「ランサムウェア攻撃による松山市営住宅入居者の情報漏えいに関するお知らせとお詫び」(2026年4月17日)
  7. 穴吹ハウジングサービス「情報漏えいに関する調査結果および今後の取り組みについて(第6報)」(2026年5月21日)
  8. 穴吹ハウジングサービス「会社概要」

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年5月21日の公式発表(第6報)時点、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

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