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HACKING CASE ・ 調査完了 ・ 2026年1月29日の公式発表時点

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/canvass.md

カンバスの不正アクセス(2026年1月公表)

株式会社カンバス ・ 字幕制作・字幕ソフト

字幕ソフトのカンバスがランサムウェア攻撃を受ける。ライセンスを買う「マイページ」が1月6日から14日まで使えなくなる

  • ソフトの弱点
  • ランサムウェア
  • サービス停止
  • 1月6日〜14日マイページが使えなかった期間
  • 1,000件以上仮にすべて漏えいしていた場合の規模(届け出の基準にあたる)
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    マイページの利用者

    パスワードを再設定する(会社のお願い)。同じパスワードをほかのサービスで使っていれば、そちらも変える

  2. 2
    マイページの利用者

    個人情報について不審な点や不安があれば、カンバスの情報流出お問い合わせ窓口に連絡する

被害にあっているときの手順を見る →
含まれていないもの

クレジットカード情報(カンバスでは保存していない)

いまの状況(調査完了)

1月14日16時ごろ復旧し、通常の体制に戻った。個人情報保護委員会に届け出た

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年1月6日の未明、字幕ソフトを作るカンバスで、ソフトのチケットやライセンスを売る「マイページ」のサーバーがランサムウェアの攻撃を受けました。一部の設定ファイルとデータベースのバックアップファイルが暗号化されましたが、システム本体は無事で、別の場所に保存していたバックアップからシステムを作り直し、1月14日に戻りました。侵入はシステムに使っていたフレームワーク(ソフトの土台)の脆弱性からと考えられています。データが外に送られた可能性は極めて低いものの、100%は否定できないとして、個人情報保護委員会に届け出ました。

1
カンバス ・ マイページ(認証制ソフトの販売システム)フレームワークの脆弱性を突いたランサムウェア攻撃
ランサムウェアとは →
  1. STEP 1弱点から侵入

    サーバーのシステムに使っていたフレームワークの脆弱性から入られた可能性が高い

  2. STEP 2ファイルを暗号化

    一部の設定ファイルとデータベースのバックアップファイルが暗号化された

  3. STEP 3別の環境で作り直す

    別の場所に保存していたバックアップからシステムを作り直し、1月14日に復旧した

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
カンバス

マイページ(認証制ソフトの販売システム)

手口マイページを動かすサーバーが、ランサムウェアの攻撃を受けました。暗号化されたデータの様子から、システムで使っていたフレームワーク(ソフトの土台)の脆弱性を突かれた可能性が高いとしています。ほかに考えられる侵入の経路は、ログをすべて調べても跡がありませんでした。

発生
1月6日未明
公表
1月6日。1月9日に中間報告、1月14日に復旧の報告、1月29日に調査結果
止まったもの
マイページに入れず、新規登録、チケット・ライセンスの購入、インストーラのダウンロードなどができなかった。期間中は臨時チケットを手作業で売った
サーバーにあった情報
製品を買うときに登録した利用者の情報(住所・氏名など)
漏えいの評価
大量の通信はなく、外に送られた可能性は極めて低い。ただし100%は否定できない
含まれないもの
クレジットカード情報(カンバスでは保存していない)
身代金
攻撃者への連絡や身代金の支払いはしていない
いまの状況
1月14日16時ごろ復旧し、通常の体制に戻った。個人情報保護委員会に届け出た
04
TIMELINE

時系列

  1. マイページ

    未明にランサムウェアの攻撃。早朝に暗号化の範囲を確かめ、バックアップから作り直すと決める

  2. カンバス

    11時ごろ作り直しを始め、正午ごろ臨時チケットの手作業販売を知らせる。攻撃を公表

  3. カンバス

    中間報告。攻撃を受けたサーバーと影響の範囲を説明

  4. マイページ

    16時ごろサーバーが復旧し、通常の体制に戻る

  5. カンバス

    攻撃を受けたサーバーに登録している全ユーザーに、パスワードの再設定をお願い

  6. カンバス

    調査結果と今後の対応を公表

05
RESPONSE

会社の対応と補償

バックアップからの作り直し

現状を残したうえで新しい環境を用意し、別の場所に保存していた直前のバックアップからシステムを作り直した

臨時チケット

マイページが使えない間、臨時チケットを手作業で売った

パスワードの再設定

念のため、全ユーザーにパスワードの再設定をお願いした

届け出

警察庁のランサムウェア被害通報窓口と、個人情報保護委員会に届け出た

再発防止

書き込みできる場所の設定を厳しくし、個人情報を含むバックアップを外から触れない場所に分けた。侵入の原因となったフレームワークの更新を進めている

06
PROTECT YOUR COMPANY

同じことを自社で防ぐには

自社のセキュリティレベルを無料で診断する(18問・3分)
07
ABOUT THE COMPANY

どんな会社?

字幕の制作や音声ガイドの制作と、字幕を作るソフトの販売をしている会社です。本社は東京都千代田区にあります。

事業

  • 字幕制作
  • 音声ガイド制作
  • 字幕ソフト
会社名
株式会社カンバス
本社
東京都千代田区神田神保町1-50 浦野ビル8F
代表者
代表取締役社長 福原誠二

出典:会社の公式サイト「会社概要」

08
SOURCES

出典

  1. カンバス「当社へのランサムウェア攻撃に関するご報告」(2026年1月6日)
  2. カンバス「当社へのランサムウェア攻撃に関する中間報告(1月9日)」(2026年1月9日)
  3. カンバス「弊社サーバへのランサムウェア攻撃に関する調査結果と今後の対応について」(2026年1月29日)

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年1月29日の公式発表時点、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

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