使っていた人が、いますぐやること
- 1
福祉用具を利用している人(フランスベッドのお客様を含む)不審な電話やメール、心当たりのない請求に注意する。気になるときはフランスベッドや東山産業の窓口に連絡する
- 2
東山産業の取引先東山産業を名乗るメールで振込先の変更などがあれば、電話でいつもの担当者に確かめる
- 3
全員ダークウェブに公開されたとされる情報を探したり、広めたりしない
被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報福祉事業部のお客様情報(利用者の氏名・住所・電話番号)、株主・役員・従業員・元従業員の情報の一部、採用面接を受けた一部の人の個人情報、贈答に使ったお客様情報(氏名・住所・電話番号)
いまの状況(調査完了)外部へのデータ転送の痕跡は見つからなかったが、ダークウェブでの公開を踏まえて漏えいと判断。被害を受けたものは戻さず、システムを新しく作り直す
02HOW THEY WERE HACKED
どんなハッキングをされた?
ひとことで2026年3月10日、建設資材と福祉用具のレンタル・販売を行う東山産業が、サーバーなどへのランサムウェア(身代金を求めるウイルス)攻撃を公表しました。第三者は社内ネットワークに入り込んだあと、管理者の権限を奪って侵入を広げ、複数のサーバーのファイルを暗号化しました。4月15日にはデータがダークウェブで公開され、福祉用具の利用者の氏名・住所・電話番号などが漏えいしたと判断しています。福祉用具レンタルの業務を一部委託していたフランスベッドも、お客様に注意を呼びかけました。
- STEP 1ネットワークに入る
悪意ある第三者が、社内ネットワークに不正にアクセスした
- STEP 2管理者の権限を奪う
業務時間外を中心に複数のサーバーへのログインを試し、管理者の権限を奪って侵入を広げた
- STEP 3ファイルを暗号化
複数のサーバーにランサムウェアを広げ、ファイルを暗号化した
- STEP 4データを公開
「QILIN」というランサムウェアグループのブログで、4月15日にデータが公開された
くわしい内容を見る ↓
手口第三者は社内ネットワークに入ったあと、業務時間外を中心に複数のサーバーへのログインを試し、管理者の権限を奪いました。そのうえでネットワーク全体に侵入を広げ、複数のサーバーにランサムウェアを置いてファイルを暗号化しました。最初にどこから入ったのかは公表されていません。
- 発覚
- 2026年3月6日にランサムウェア攻撃を確認
- 公表
- 3月10日(第1報)、3月18日(続報)、4月22日(第3報)、5月12日(第4報)、5月25日(対策のご報告)
- 原因
- 社内ネットワークへの不正アクセスと、管理者権限の不正な取得(最初の入口は公表されていない)
- 攻撃者
- 「QILIN」ランサムグループ(同社の第3報・第4報による)
- 情報の種類
- 福祉事業部のお客様情報(利用者の氏名・住所・電話番号)、株主・役員・従業員・元従業員の情報の一部、採用面接を受けた一部の人の個人情報、贈答に使ったお客様情報(氏名・住所・電話番号)
- 含まれないもの
- 口座情報とクレジットカード情報
- 業務への影響
- 社内システムが使えなくなった。受発注・請求書の対応などに時間がかかった
- いまの状況
- 外部へのデータ転送の痕跡は見つからなかったが、ダークウェブでの公開を踏まえて漏えいと判断。被害を受けたものは戻さず、システムを新しく作り直す
- 東山産業
社内システムへのランサムウェア攻撃を確認
- 東山産業
第1報。警視庁に被害を申告・相談
- 東山産業
続報。被害のサーバーを外部から切り離し、確認済みのパソコンで受発注を続ける。個人情報保護委員会に報告
- フランスベッド
委託先の東山産業が攻撃を受けたと公表し、お客様に注意を呼びかけ
- 東山産業
「QILIN」のブログに一部データの写真が載ったことを確認
- 東山産業
データの公開を確認
- 東山産業
第3報。侵入の流れと、漏えいにあたる個人情報を公表
- 東山産業
外部専門機関から最終調査報告を受ける
- 東山産業
第4報。漏えいがあったと判断し、再発防止策を公表
- フランスベッド
続報。お客様の情報の公開や不正利用は確認されていないと公表
- 東山産業
MDRの導入やサーバーの作り直しなど、セキュリティ対策の強化を報告
切り離し被害のあったサーバーをすぐに外部との接続から切り離した
業務の継続ウイルスチェックで問題のなかったパソコンだけで受発注を続け、メールを含む全てのクラウドサービスのパスワードを変えた
なりすまし対策メールを送るときはCCに上司を入れるようにした
作り直し被害を受けたものを戻すのではなく、サーバーをAWS(クラウド)で新しく作り直す
見張りと検知全てのパソコンにMDR(24時間365日の見張りと対処)を入れ、全ユーザーの認証情報を再設定し、アカウントを定期的に見直す
教育全社員のフィッシング対策訓練と、事故のときの対応訓練を定期的に行う
07ABOUT THE COMPANY
どんな会社?
建設現場の安全を支える建設資材と、介護が必要な人やその家族を支える福祉用具の二つの分野で、レンタルや販売を行う会社です。
事業
今回の事故が起きたグループの会社
東山産業攻撃を受けた会社社内ネットワークとサーバー フランスベッド福祉用具レンタル事業の業務の一部を東山産業に委託している会社福祉用具レンタルのお客様の連絡先情報
- 会社名
- 東山産業株式会社
- 創立
- 昭和25年(1950年)9月
- 代表者
- 代表取締役 社長 松田 直樹
- 従業員
- 正社員244名・パート社員97名(2026年3月現在)
- 資本金
- 1億8,590万円
出典:会社の公式サイト「会社概要」