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HACKING CASE ・ 調査完了 ・ 2026年5月13日の公式発表(調査結果の報告)時点

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/medica.md

メディカ出版の不正アクセス(2026年3月公表)

株式会社メディカ出版 ・ 医療・看護の出版と教育サービス

看護・医療の出版社メディカ出版にランサムウェア攻撃。受注と発送が止まり、約64万1,000人の個人情報に漏えいのおそれ

  • ランサムウェア
  • 盗まれたIDの悪用
  • 業務停止
  • 個人情報の漏えい
  • 取引情報の漏えい
  • 64万1,000人漏えいのおそれがある個人情報(重複を含む可能性あり)
  • 77.2万件第3報(4月9日)で示した件数。その後の精査で上の数に
  • 1〜3週間4月刊行分の定期刊行物の遅れ
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    メディカ出版の利用者・取引先

    メディカ出版や関係会社を名乗る心当たりのないメールは開かず、リンクや添付ファイルを触らない

  2. 2
    メディカIDを持つ人

    パスワードは漏えいの可能性がないとされているが、会社のおすすめどおり定期的に変える

  3. 3
    気になる人

    メディカ出版のお客様センターに問い合わせる

被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報

約64万1,000人(同じ人の重複を含む可能性あり)

含まれていないもの

クレジットカード情報(持たない仕組み)。メディカIDのパスワード(別に管理)

いまの状況(調査完了)

フォレンジック調査(記録の詳しい調べ)が完了し、5月11日に個人情報保護委員会へ確報を提出。二次被害は5月12日時点で確認されていない

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年3月13日未明、医師・看護師向けの出版や教育を手がけるメディカ出版でシステム障害が起き、ランサムウェア(身代金を求めるウイルス)の攻撃だと分かりました。主要なシステムが止まり、商品の受注・発送や問い合わせの窓口が止まりました。5月13日の報告では、第三者が正規のアカウント情報を使って社内ネットワークに入ったのが始まりで、漏えいのおそれがある個人情報は約64万1,000人としています。

1
メディカ出版 ・ 社内ネットワークとサーバー正規のアカウントを悪用した侵入とランサムウェア
ランサムウェアとは →
  1. STEP 1正規のIDで入る

    第三者が正規のアカウント情報を使って社内ネットワークに入った

  2. STEP 2サーバーを操作

    サーバーに不正な操作をし、ファイルを暗号化した

  3. STEP 3業務が止まる

    主要なシステムが止まり、受注・発送・問い合わせの対応が止まった

  4. STEP 4情報に漏えいのおそれ

    約64万1,000人の個人情報が、持ち出された可能性を否定できないとされた

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
メディカ出版

社内ネットワークとサーバー

手口第三者が、正規のアカウント情報(IDとパスワードなど)を使って社内ネットワークに入りました。その後、サーバーに不正な操作をしてファイルを暗号化しました。アカウント情報がどこから漏れたのかは、ログを調べても特定できませんでした。

発覚
2026年3月13日未明にシステム障害を検知。対象のサーバーをネットワークから物理的に切り離した
公表
3月13日(障害のお知らせ)、3月17日(ランサムウェアと公表)、3月25日 第2報、4月9日 第3報、5月13日 調査結果
原因
第三者が正規のアカウント情報を使って社内ネットワークに侵入(漏れた経路は特定できず)
影響の範囲
約64万1,000人(同じ人の重複を含む可能性あり)
情報の種類
メディカID登録者を含む顧客、病院・医療施設の職員、教育機関・学会などの関係者、著者・講師、人材紹介の登録者、取引先の担当者、従業員と応募者の情報。第3報では銀行口座、マイナンバー(登録者のみ)、パスポート、健康診断結果なども挙げている
含まれないもの
クレジットカード情報(持たない仕組み)。メディカIDのパスワード(別に管理)
持ち出しの証拠
確定的な証拠はないが、持ち出された可能性は完全には否定できない
いまの状況
フォレンジック調査(記録の詳しい調べ)が完了し、5月11日に個人情報保護委員会へ確報を提出。二次被害は5月12日時点で確認されていない
04
TIMELINE

時系列

  1. メディカ出版

    システム障害を検知し、対象サーバーを切り離す。受注・発送・問い合わせが止まったと公表

  2. メディカ出版

    警察に通報・相談し、個人情報保護委員会に報告

  3. メディカ出版

    ランサムウェア攻撃が原因と公表。個人情報と取引情報の一部の漏えいを確認

  4. メディカ出版

    第2報。安全を確かめた端末から復旧を始め、ウェブサイトとデジタル商品の安全を確認

  5. メディカ出版

    第3報。漏えいの可能性がある個人情報を合計77.2万件と公表。主なサービスの受注を再開

  6. メディカ出版

    調査が完了し、個人情報保護委員会に確報を提出

  7. メディカ出版

    調査結果を公表。正規アカウントでの侵入が始まりで、対象は約64万1,000人

05
RESPONSE

会社の対応と補償

切り離し

障害の直後に、対象のサーバーを社内ネットワークから物理的に切り離した

報告

警察への通報と、個人情報保護委員会への報告を3月14日までに行った

個別の連絡

影響を受けた、または受ける可能性のある人に順に個別に連絡している。直接連絡できない人には、ホームページでの公表に代える

実施した対策

IDの認証の強化、不正な端末の排除、社内ネットワークとサーバーの総点検、監視体制の強化、外部専門家による評価

これからの対策

認証基盤の強化、ネットワーク設定とログ管理の見直し、多層防御、個人情報の扱いのルールの作り直し、全従業員のセキュリティ教育(2026年9月末までに)

06
PROTECT YOUR COMPANY

同じことを自社で防ぐには

自社のセキュリティレベルを無料で診断する(18問・3分)
07
ABOUT THE COMPANY

どんな会社?

医師・看護師など医療従事者向けの専門誌・書籍・セミナー・eラーニングや、看護学生向けの教科書・模擬試験を手がける会社です。

事業

  • 医療従事者向けの専門誌・書籍
  • 看護セミナー・eラーニング
  • 看護学生向けの教科書・デジタル教科書
  • 国家試験対策の模擬試験
会社名
株式会社メディカ出版
創業
1977年5月
本社
大阪市淀川区宮原3-4-30 ニッセイ新大阪ビル16F
代表者
代表取締役社長 長谷川 翔
従業員
175名
資本金
5,000万円

出典:会社の公式サイト「会社概要」

08
SOURCES

出典

  1. メディカ出版「企業情報」
  2. メディカ出版「システム障害に関するお詫びと現在の状況について」(2026年3月13日)
  3. メディカ出版「不正アクセス(ランサムウェア)被害による システム障害および情報漏えいに関するお詫びとご報告」(2026年3月17日)
  4. メディカ出版「不正アクセス(ランサムウェア)被害に関するご報告と現在の状況について(第2報)」(2026年3月25日)
  5. メディカ出版「同(第3報)」(2026年4月9日)
  6. メディカ出版「不正アクセス(ランサムウェア)事案に関する調査結果および再発防止策のご報告」(2026年5月13日)

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年5月13日の公式発表(調査結果の報告)時点、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

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