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HACKING CASE ・ 続報中 ・ 2026年4月9日の公式発表(第7報)時点

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/nms-musashikosugi.md

日本医科大学武蔵小杉病院の不正アクセス(2026年2月公表)

学校法人日本医科大学 ・ 病院(大学病院)

日本医科大学武蔵小杉病院のナースコールのサーバーにランサムウェア攻撃。患者約13万人の氏名・住所などが漏えい

  • VPN機器の弱点
  • ランサムウェア
  • 個人情報の漏えい
  • 情報の公開
  • 約13万人漏えいした患者の個人情報
  • 約1,700名漏えいした職員・臨床実習医学生の情報
  • 3台攻撃を受けたナースコールシステムのサーバー
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    この病院を受診したことがある人

    病院から届いた書面の内容を確かめる。不明な点は病院の専用ダイヤルに相談する

  2. 2
    全員

    病院が電話でカード番号やパスワードを聞くことはない。病院を名乗る不審な電話・SMS・はがきには応じない

  3. 3
    医療機関・介護施設

    保守業者が使うVPN装置やリモート接続の一覧を作り、更新と接続元の制限ができているか確かめる

被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報

患者:患者ID、氏名、性別、住所、電話番号、生年月日。職員など:職員ID、氏名、性別、生年月日

含まれていないもの

カルテ情報、クレジットカード情報、マイナンバーカード情報の漏えいは確認されていない

いまの状況(続報中)

2月23日に院内システム全体のセキュリティ強化を完了。外来・入院・救急は通常どおり。お詫び状の発送は3月19日までに完了

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年2月、日本医科大学武蔵小杉病院(川崎市)のナースコールシステムのサーバーがランサムウェアに感染しました。入口は、医療機器の保守のために置いていたVPN装置でした。最初は患者約1万人分とされましたが、その後の調査で約13万人分と職員など約1,700名分の個人情報の漏えいが分かりました。電子カルテなどの基幹システムへの不正アクセスは確認されておらず、診療は通常どおり続けられました。

1
日本医科大学武蔵小杉病院 ・ ナースコールシステム医療機器保守用VPN装置からのランサムウェア攻撃
VPN機器の侵入とは →
  1. STEP 1VPN装置から侵入

    1月26日、医療機器の保守用のVPN装置の脆弱性(弱点)を突いて入り込んだ

  2. STEP 2病棟の端末を経由

    1月29日、病棟の端末を通ってナースコールのサーバーに届いた

  3. STEP 3データを盗む

    サーバーの中のデータベース(患者の基本情報)が盗まれた

  4. STEP 4暗号化と公開

    サーバーがランサムウェアに感染。盗まれたデータは攻撃者のリークサイト(暴露サイト)で公開された

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
日本医科大学武蔵小杉病院

ナースコールシステム

手口攻撃者は、医療機器の保守のために外とつないでいたVPN装置の脆弱性を悪用して、病院のネットワークに入りました。そこから病棟の端末を経由してナースコールシステムのサーバーに届き、データベースを盗み出しました。ナースコールのサーバーには、入院したことがあるかどうかに関係なく、患者の基本情報が更新のたびに自動で送られてたまる仕組みがあり、このため漏えいの範囲が広がりました。

侵入
1月26日(VPN装置から)。1月29日にナースコールのサーバーのデータベースが盗まれた
発覚
2月9日午前1時50分ごろ。ナースコール端末の動作不良から
公表
2月13日(第1報)。2月27日の第5報で範囲を更新、4月9日の第7報まで
漏えいした人数
患者 約13万人、職員と2021年以降の臨床実習医学生 約1,700名(第1報では患者約1万人)
情報の種類
患者:患者ID、氏名、性別、住所、電話番号、生年月日。職員など:職員ID、氏名、性別、生年月日
含まれないもの
カルテ情報、クレジットカード情報、マイナンバーカード情報の漏えいは確認されていない
攻撃を受けた機器
ナースコールシステムのサーバー3台、病棟端末1台、保守用VPN装置1台
いまの状況
2月23日に院内システム全体のセキュリティ強化を完了。外来・入院・救急は通常どおり。お詫び状の発送は3月19日までに完了
04
TIMELINE

時系列

  1. ナースコールシステム

    医療機器保守用VPN装置から侵入される(後の調査で判明)

  2. ナースコールシステム

    病棟端末を経由して、サーバーのデータベースが盗まれる(後の調査で判明)

  3. ナースコールシステム

    ナースコール端末の動作不良でランサムウェア攻撃が判明。システムを遮断し、文部科学省・厚生労働省・警察へ報告

  4. 病院

    厚生労働省の初動対応チームが派遣され、外部との接続を停止

  5. 病院

    個人情報保護委員会へ報告

  6. 病院

    第1報。記者会見を開き、対象の患者への書面の送付を始める

  7. 病院

    新たに約12万件の漏えいを確認

  8. 病院

    院内システム全体のセキュリティ強化を完了

  9. 病院

    第5報。患者約13万人と職員など約1,700名の漏えい、リークサイトでの公開を公表

  10. 病院

    第6報。お詫び状の発送が3月19日までに完了したと公表

  11. 病院

    第7報。問い合わせ窓口の電話番号の切り替えを案内

05
RESPONSE

会社の対応と補償

遮断と報告

システムを遮断し、文部科学省・厚生労働省・警察・個人情報保護委員会に報告

個別の連絡

対象の患者に院長名の封書で知らせ、3月19日までに発送を完了

相談窓口

専用ダイヤルを開設(4月13日以降は 070-3084-1910)

技術の対策

VPN装置の弱点への早い対応、外部接続を使うときだけつなぐ運用、接続元の制限、全パソコンの管理者パスワードの変更。多要素認証の導入も検討

体制と教育

病院長直属の医療情報の安全管理の体制を強化。フィッシング対策や医療機器導入時のセキュリティ確認などの職員教育

06
PROTECT YOUR COMPANY

同じことを自社で防ぐには

自社のセキュリティレベルを無料で診断する(18問・3分)
08
SOURCES

出典

  1. 日本医科大学武蔵小杉病院「当院へのサイバー攻撃による個人情報漏洩に関するご報告とお詫び(第1報)」(2026年2月13日)
  2. 日本医科大学武蔵小杉病院「同(第5報)」(2026年2月27日)
  3. 日本医科大学武蔵小杉病院「同(第6報)」(2026年3月26日)
  4. 日本医科大学武蔵小杉病院「同(第7報)」(2026年4月9日)
  5. 日本医科大学武蔵小杉病院「トップページ(病院の所在地・指定)」

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年4月9日の公式発表(第7報)時点、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

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