ひとことで言うと
更新していないVPN機器の弱点やパスワードから社内に入られること
EXAMPLE
たとえば
警察庁の調べでは、ランサムウェアの侵入経路はVPN機器とリモートデスクトップが多くを占めます。機器のソフトを更新し、使っていないアカウントを消します。
01VPN機器からの侵入のしくみ
VPN機器は、社外から社内のネットワークに安全につなぐための入口です。在宅勤務や出張先、保守会社の作業のために置かれます。インターネットに向けて常に開いているので、ここに弱点があると、攻撃者に社内への扉をそのまま開けることになります。
警察庁によると、ランサムウェアの入口は、以前の主流だったばらまきメールから、VPN機器などインターネットに出ている機器へと移っています。悪用されるのは、次のようなものです。
- 修正版を当てていない脆弱性
- どこかで漏れたID・パスワードや、簡単なパスワード
- 設定の不備
02よくある被害の例
- VPN機器の弱点が公表されて修正版が出たが、当てないままにしていたところ、そこから入られ、社内のサーバーを暗号化される。
- 退職した社員や、終わった案件の保守会社のアカウントが残っており、そのパスワードで入られる。
- VPN機器から漏れた認証情報が出回り、修正版を当てたあとに同じパスワードで入られる。
03防ぐには
- 機器のソフト(ファームウェア)を最新にします。メーカーの注意情報を受け取れるようにし、重要な修正はすぐ当てます。
- メーカーのサポートが終わった機器は使い続けません。
- 使っていないアカウントを消します。退職や契約終了のたびに見直します。
- パスワードを長く強いものにし、二段階認証をかけます。
- 修正版を当てる前に入られていた場合に備え、修正のあとにパスワードも変えます。
- だれが、いつ、どこからつないだかの記録を残し、ときどき見ます。
VPN機器を置かずに社外からの接続を守る方法として、ゼロトラストの考え方に沿ったサービスもあります。
04被害にあったら
- VPN機器への外からの接続をいったん止めます。
- 機器の記録を残したまま、専門の会社に、いつ・どのアカウントで入られたかを調べてもらいます。
- すべてのVPNアカウントのパスワードを変え、社内のサーバーやパソコンに広がっていないかを確かめます。
- 警察に相談します。
- 立て直すときは、機器を入れ替えるか、少なくとも初期化してから最新のソフトを入れ直し、設定を一から見直します。古い設定をそのまま戻すと、同じ穴が残ります。
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