ひとことで言うと
社内か社外かに関係なく、つなぐたびに本人と端末を確かめる考え方
EXAMPLE
たとえば
「社内のネットにいるから安全」とは考えず、在宅でも会社でも、毎回ログインと端末の状態を確かめてから使わせます。
01ゼロトラストでできること・できないこと
ゼロトラストは、「社内のネットワークにいるから安全」とは考えず、つなぐたびに本人と端末を確かめてから使わせる、という守りの考え方です。製品の名前ではなく、設計の方針を指します。マイクロソフトは「決して信頼せず、常に確認する」とまとめ、原則を3つ挙げています。
| 原則 | 中身 |
|---|---|
| はっきり確かめる | だれか、どこからか、端末は安全な状態か、などの情報をもとに、毎回ログインと権限を確かめる |
| 権限は最小限にする | 必要なときに、必要な分だけの権限を渡す |
| 入られている前提で考える | すでに侵入されているかもしれないと考え、通信の暗号化や見張りで被害を広げない |
これまでの守りは、会社の出入り口にファイアウォールを置き、「内側は安全、外側は危険」と分ける考え方でした。在宅勤務やクラウドの利用が増え、社員もデータも出入り口の外にいることが当たり前になったため、この分け方では守りきれなくなりました。VPN機器のように、一度入られると社内を自由に動かれてしまう弱さもあります。
できないこともあります。ゼロトラストは一度に買って終わるものではなく、少しずつ近づけていくものです。考え方を取り入れても、設定やアカウントの管理が甘ければ効き目は出ません。古い社内システムの中には、毎回の確認に対応できないものもあります。
02どんな会社・人に必要か
- 在宅勤務や外出先からの仕事が多い会社
- メールやファイル共有など、業務の多くをクラウドで使っている会社
- VPN機器の更新や管理に手が回っていない会社
- 社員が私物のスマホやパソコンで仕事のデータを見ている会社
03導入するときに見ること
中小企業がまず手をつけやすいのは、次のようなところです。
- すべてのアカウントに二段階認証をかける。
- 会社が把握していない端末からは、大事なデータに入れないようにする。
- 社員ごとに、仕事に要るデータだけに権限をしぼる。
- ログインの記録を残し、ふだんと違うログインを知らせる設定にする。
ネットへの接続とこうした守りをクラウドでまとめて提供するしくみはSASEと呼ばれます。サービスはゼロトラスト・SASEで比べられます。
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