ひとことで言うと
通信を暗号化して、途中でのぞき見されにくくするしくみ
EXAMPLE
たとえば
カフェの無料Wi-Fiでも、VPNを通せば送った内容を同じWi-Fiの他人に読まれにくくなります。会社では、社外から社内につなぐのにも使います。
01VPNでできること・できないこと
VPN(仮想専用線)は、インターネットの上に、暗号化した自分専用の通り道を作るしくみです。総務省の用語集では、暗号化などの技術で、あたかも専用線でつないだかのような状態を作る技術と説明されています。使い方は大きく2つあります。
| 使い方 | 何のためか |
|---|---|
| 個人向けVPNサービス | カフェやホテルの無料Wi-Fiで、通信の中身を同じWi-Fiの他人にのぞかれにくくする |
| 会社のVPN | 社外から社内のネットワークやシステムに、安全につなぐ |
できないことも知っておく必要があります。
- VPNは通り道を守るだけで、行き先が偽サイトなら防げません。フィッシングやウイルスへの対策は別に要ります。
- 個人向けVPNでは、通信がVPNの提供会社を通ります。提供会社を信頼できるかが大事になります。
- 匿名になれるわけではありません。ログインしたサービスには、だれが使っているか分かります。
- 会社のVPN機器そのものに弱点があると、社内への入口になります(VPN機器からの侵入)。
02どんな会社・人に必要か
個人なら、外出先の無料Wi-Fiをよく使う人、出張や旅行の多い人に向いています。総務省は、公衆Wi-Fiは対策をしないと通信の中身を盗み見られるおそれがあるとして、接続先をよく確かめること、見ているページがhttpsになっているかを確かめることを呼びかけています。今はほとんどのサイトがhttpsなので、家の中だけで使う人には、VPNの効き目は小さくなります。
会社では、社員が自宅や外出先から社内のファイルやシステムを使う場合に使われます。業務の大半がクラウドで済む会社では、VPNを通さない守り方を選ぶこともあります。
03選ぶとき・導入するときに見ること
- 個人向け:運営会社の所在地、通信の記録を残さない方針と、その方針を外部の監査で確かめているか、使える台数、返金の条件。
- 会社向け:機器のソフトを最新にし続けられるか。使う人ごとにアカウントを分け、二段階認証をかけられるか。退職した人のアカウントをすぐ消せるか。
- 会社向け:だれが、いつ、どこからつないだかの記録が残るか。
個人向けはVPN、会社向けは法人VPNの分類で比べられます。
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