使っていた人が、いますぐやること
1 取引先 住友金属鉱山やCBNCを名乗る、いつもと違う振込先の変更や添付ファイルつきのメールに注意し、電話など別の方法で確かめる
2 海外に拠点を持つ会社 海外子会社のネットワークが本社や他の拠点とどうつながっているかを確かめ、切り離せるようにしておく
被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報CBNCのサーバー2台。CBNCと、ネットワークを共有するフィリピンの子会社2社(Sumitomo Metal Mining Philippine Holdings、Taganito HPAL Nickel)で通信を遮断
いまの状況(調査完了)通信ネットワークは復旧。2026年3月期の業績への影響はなく、2027年3月期への影響は軽微の見込み
02 HOW THEY WERE HACKED
どんなハッキングをされた?
ひとことで2026年4月2日、住友金属鉱山のフィリピンのニッケル製錬子会社「Coral Bay Nickel Corporation(CBNC)」で、サーバー2台が暗号化されているのが見つかりました。第三者の不正アクセスによるランサムウェア(データを使えなくして脅す不正なプログラム)の被害とみられます。会社はすぐにサーバーを隔離し、フィリピンの子会社3社のネットワークを遮断しました。生産プラントの操業は続き、個人情報や技術情報の漏えいはこれまで確認されていません。
1 Coral Bay Nickel Corporation(住友金属鉱山の子会社) ・ CBNCの一部サーバー 海外子会社のサーバーへのランサムウェア攻撃
ランサムウェアとは →
STEP 1 第三者が不正アクセス 第三者がCBNCのシステムに不正にアクセスした
STEP 2 サーバーを暗号化 4月2日、サーバー2台が暗号化されているのを検知した
STEP 3 隔離と遮断 該当のサーバーを隔離し、ネットワークを共有するフィリピンの子会社3社で通信を遮断した
くわしい内容を見る ↓
手口 第三者の不正アクセスによるランサムウェア感染が原因とみられます。会社は侵入経路を特定したとしていますが、その中身は公表されていません。攻撃者の名前も公表されていません。
侵入 第三者による不正アクセス。経路の中身は公表されていない
発覚 2026年4月2日(木)、CBNCのサーバー2台の暗号化を検知
公表 4月8日(第1報)。5月8日に続報
影響の範囲 CBNCのサーバー2台。CBNCと、ネットワークを共有するフィリピンの子会社2社(Sumitomo Metal Mining Philippine Holdings、Taganito HPAL Nickel)で通信を遮断
生産への影響 CBNCの生産プラントの制御系に影響はなく、操業を続けた。ほかの鉱山・製錬所・工場にも影響なし
情報の漏えい 個人情報や技術情報の漏えいは、これまで確認されていない(5月8日時点)
いまの状況 通信ネットワークは復旧。2026年3月期の業績への影響はなく、2027年3月期への影響は軽微の見込み
2026年4月2日 CBNC サーバー2台の暗号化を検知し、すぐに隔離。フィリピンの子会社3社でネットワークを遮断
4月8日 住友金属鉱山 フィリピン子会社のランサムウェア被害を公表。業績への影響は軽微との見通し
5月8日 住友金属鉱山 続報。侵入経路の特定と復旧を行い、情報漏えいは確認されていないと公表。業績への影響はなく、決算発表は予定どおり5月11日とした
隔離と遮断 暗号化されたサーバーをすぐに隔離し、フィリピンの子会社3社でネットワークを遮断
調査と復旧 外部専門家の支援を受けて、侵入経路の特定、影響範囲の調査、システムとデータの復旧を行った
グループの対策 CBNCを含むグループ全体で不正アクセスの対策を強めた
07 ABOUT THE COMPANY
どんな会社?
1590年創業、1950年設立の会社で、資源開発、非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売をしています。東京証券取引所プライム市場に上場しています(コード5713)。
事業
今回の事故が起きたグループの会社
Coral Bay Nickel Corporation(CBNC) フィリピン・パラワン州のニッケル製錬子会社 CBNCの一部サーバー
会社名 住友金属鉱山株式会社
設立 1950年(創業は1590年)
本社 東京都港区新橋5丁目11番3号(新橋住友ビル)
上場 東京証券取引所 プライム(証券コード 5713)
代表者 代表取締役社長 松本 伸弘(2026年4月8日の発表時点)
従業員 連結 7,507名
資本金 932億円 出典:会社の公式サイト「会社概要」