使っていた人が、いますぐやること
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取引先山一電機やPricon社を名乗る、いつもと違う依頼や添付ファイルつきのメールに注意し、別の方法で本人に確かめる
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海外に拠点を持つ会社海外拠点の端末にもEDRを入れ、ログを別の場所にも保存して消されないようにする
被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報フィリピン拠点の一部システム。国内拠点を含むほかの重要システムへの影響はなし
いまの状況(調査完了)4月29日に復旧し、すべてのシステムが正常に稼働。連結業績への影響は軽微の見込み
02HOW THEY WERE HACKED
どんなハッキングをされた?
ひとことで2026年4月17日、電子部品メーカーの山一電機のフィリピンの子会社「Pricon Microelectronics」で、一部のサーバーがランサムウェア(データを使えなくして脅す不正なプログラム)に感染し、業務データの一部が暗号化されました。会社はすぐにネットワークを遮断して隔離し、4月29日にシステムを復旧しました。侵入の起点になった端末は特定できましたが、攻撃者がログ(記録)を暗号化・削除していたため、最初の侵入経路は完全には分かりませんでした。情報が外へ流出した跡は見つかっていません。
1Pricon Microelectronics, Inc.(山一電機の子会社) ・ Pricon社の一部サーバー海外子会社のサーバーへのランサムウェア攻撃
ランサムウェアとは →
- STEP 1端末から侵入
侵入の起点になった端末は特定された。最初の侵入経路は分からない
- STEP 2業務データを暗号化
4月17日、一部のサーバーがランサムウェアに感染し、業務データの一部が暗号化された
- STEP 3ログを消す
攻撃者がログを暗号化・削除し、跡をたどりにくくした
- STEP 4バックアップで復旧
ネットワークを遮断・隔離し、バックアップなどを使って4月29日に復旧
くわしい内容を見る ↓
手口フィリピンの子会社の一部サーバーがランサムウェアに感染し、業務データの一部が暗号化されました。外部専門機関の調査で侵入の起点になった端末は特定されましたが、攻撃者がログを暗号化・削除していたため、最初にどこから入られたかは完全には特定できていません。攻撃者の名前は公表されていません。
- 侵入
- 起点の端末は特定。最初の侵入経路は、ログの暗号化・削除のため完全には特定できず
- 発覚
- 2026年4月17日、Pricon社でシステムの異常を検知し、ランサムウェア感染を確認
- 公表
- 4月22日(第1報)、4月30日(第2報)、6月15日(最終報)
- 影響の範囲
- フィリピン拠点の一部システム。国内拠点を含むほかの重要システムへの影響はなし
- データの被害
- 業務データの一部が暗号化。一部の端末でデータが消えたが、バックアップなどで復旧
- 情報の漏えい
- 顧客・取引先・従業員の個人情報などが保存されていたが、外部への流出を示す事実は確認されていない
- いまの状況
- 4月29日に復旧し、すべてのシステムが正常に稼働。連結業績への影響は軽微の見込み
- Pricon社
システムの異常を検知し、ランサムウェア感染を確認。同日に隔離し、外部専門機関の調査を開始
- 山一電機
第1報を公表
- Pricon社
サーバー環境を作り直し、システムの復旧が完了
- 山一電機
第2報。正常稼働と、生産・販売への影響がないこと、情報漏えいの跡がないことを公表
- 山一電機
最終報。調査結果と再発防止策を公表
遮断と隔離被害を確認してすぐに、対象システムのネットワークを遮断して隔離
調査外部の専門機関に、記録の解析(デジタルフォレンジック)とログの解析を頼んだ
復旧データを戻し、サーバー環境を作り直して安全を確かめたうえで4月29日に復旧
再発防止EDRの導入と見張りの強化、全利用者の認証情報の見直し、特権アカウント(強い権限の管理者)とアクセス権限の管理の強化、外部機関と連携した監視、従業員教育
07ABOUT THE COMPANY
どんな会社?
東京都大田区に本社がある、1956年設立の電子部品メーカーです。半導体の検査に使うソケットやプローブカード、コネクタ、フレキシブル配線板(YFLEX)などを作っています。
事業
- テストソリューション(検査用ソケットなど)
- コネクタソリューション(コネクタ・配線板)
- 光関連事業
今回の事故が起きたグループの会社
Pricon Microelectronics, Inc.山一電機グループのフィリピンの子会社Pricon社の一部サーバー
- 会社名
- 山一電機株式会社
- 設立
- 1956年11月1日
- 本社
- 東京都大田区南蒲田2丁目16番2号 テクノポート大樹生命ビル
- 上場
- 東京証券取引所 プライム(証券コード 6941)
- 代表者
- 代表取締役社長 亀谷 淳一
- 従業員
- 単体 398名、グループ 2,060名(2026年3月末、臨時雇用者を含まない)
- 資本金
- 10,084百万円
出典:会社の公式サイト「会社概要」