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HACKING CASE ・ 調査完了 ・ 2026年6月15日の公式発表(最終報)時点

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/yamaichi-electronics.md

山一電機の不正アクセス(2026年4月公表)

山一電機株式会社 ・ 電子部品メーカー(半導体の検査用ソケット・コネクタ)

山一電機のフィリピン子会社がランサムウェア被害。一部サーバーの業務データが暗号化、攻撃者がログを消し侵入経路は特定できず

  • ランサムウェア
  • 海外子会社への攻撃
  • ログの消去
  • データの暗号化
  • 一部端末のデータ消失
  • 4月29日システムの復旧が完了した日
  • 影響なし生産・販売活動への影響(4月30日の続報)
  • 流出の跡なし情報の外部流出を示す通信やデータ転送
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    取引先

    山一電機やPricon社を名乗る、いつもと違う依頼や添付ファイルつきのメールに注意し、別の方法で本人に確かめる

  2. 2
    海外に拠点を持つ会社

    海外拠点の端末にもEDRを入れ、ログを別の場所にも保存して消されないようにする

被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報

フィリピン拠点の一部システム。国内拠点を含むほかの重要システムへの影響はなし

いまの状況(調査完了)

4月29日に復旧し、すべてのシステムが正常に稼働。連結業績への影響は軽微の見込み

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年4月17日、電子部品メーカーの山一電機のフィリピンの子会社「Pricon Microelectronics」で、一部のサーバーがランサムウェア(データを使えなくして脅す不正なプログラム)に感染し、業務データの一部が暗号化されました。会社はすぐにネットワークを遮断して隔離し、4月29日にシステムを復旧しました。侵入の起点になった端末は特定できましたが、攻撃者がログ(記録)を暗号化・削除していたため、最初の侵入経路は完全には分かりませんでした。情報が外へ流出した跡は見つかっていません。

1
Pricon Microelectronics, Inc.(山一電機の子会社) ・ Pricon社の一部サーバー海外子会社のサーバーへのランサムウェア攻撃
ランサムウェアとは →
  1. STEP 1端末から侵入

    侵入の起点になった端末は特定された。最初の侵入経路は分からない

  2. STEP 2業務データを暗号化

    4月17日、一部のサーバーがランサムウェアに感染し、業務データの一部が暗号化された

  3. STEP 3ログを消す

    攻撃者がログを暗号化・削除し、跡をたどりにくくした

  4. STEP 4バックアップで復旧

    ネットワークを遮断・隔離し、バックアップなどを使って4月29日に復旧

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
Pricon Microelectronics, Inc.(山一電機の子会社)

Pricon社の一部サーバー

手口フィリピンの子会社の一部サーバーがランサムウェアに感染し、業務データの一部が暗号化されました。外部専門機関の調査で侵入の起点になった端末は特定されましたが、攻撃者がログを暗号化・削除していたため、最初にどこから入られたかは完全には特定できていません。攻撃者の名前は公表されていません。

侵入
起点の端末は特定。最初の侵入経路は、ログの暗号化・削除のため完全には特定できず
発覚
2026年4月17日、Pricon社でシステムの異常を検知し、ランサムウェア感染を確認
公表
4月22日(第1報)、4月30日(第2報)、6月15日(最終報)
影響の範囲
フィリピン拠点の一部システム。国内拠点を含むほかの重要システムへの影響はなし
データの被害
業務データの一部が暗号化。一部の端末でデータが消えたが、バックアップなどで復旧
情報の漏えい
顧客・取引先・従業員の個人情報などが保存されていたが、外部への流出を示す事実は確認されていない
いまの状況
4月29日に復旧し、すべてのシステムが正常に稼働。連結業績への影響は軽微の見込み
04
TIMELINE

時系列

  1. Pricon社

    システムの異常を検知し、ランサムウェア感染を確認。同日に隔離し、外部専門機関の調査を開始

  2. 山一電機

    第1報を公表

  3. Pricon社

    サーバー環境を作り直し、システムの復旧が完了

  4. 山一電機

    第2報。正常稼働と、生産・販売への影響がないこと、情報漏えいの跡がないことを公表

  5. 山一電機

    最終報。調査結果と再発防止策を公表

05
RESPONSE

会社の対応と補償

遮断と隔離

被害を確認してすぐに、対象システムのネットワークを遮断して隔離

調査

外部の専門機関に、記録の解析(デジタルフォレンジック)とログの解析を頼んだ

復旧

データを戻し、サーバー環境を作り直して安全を確かめたうえで4月29日に復旧

再発防止

EDRの導入と見張りの強化、全利用者の認証情報の見直し、特権アカウント(強い権限の管理者)とアクセス権限の管理の強化、外部機関と連携した監視、従業員教育

06
PROTECT YOUR COMPANY

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07
ABOUT THE COMPANY

どんな会社?

東京都大田区に本社がある、1956年設立の電子部品メーカーです。半導体の検査に使うソケットやプローブカード、コネクタ、フレキシブル配線板(YFLEX)などを作っています。

事業

  • テストソリューション(検査用ソケットなど)
  • コネクタソリューション(コネクタ・配線板)
  • 光関連事業

今回の事故が起きたグループの会社

Pricon Microelectronics, Inc.山一電機グループのフィリピンの子会社Pricon社の一部サーバー
会社名
山一電機株式会社
設立
1956年11月1日
本社
東京都大田区南蒲田2丁目16番2号 テクノポート大樹生命ビル
上場
東京証券取引所 プライム(証券コード 6941)
代表者
代表取締役社長 亀谷 淳一
従業員
単体 398名、グループ 2,060名(2026年3月末、臨時雇用者を含まない)
資本金
10,084百万円

出典:会社の公式サイト「会社概要」

08
SOURCES

出典

  1. 山一電機「会社概要」
  2. 山一電機「当社グループのフィリピン子会社におけるランサムウェア被害発生のお知らせ」(2026年4月22日)
  3. 山一電機「当社グループのフィリピン子会社におけるランサムウェア被害に関するお知らせ(続報)」(2026年4月30日)
  4. 山一電機「当社グループのフィリピン子会社におけるランサムウェア被害に関する調査結果および対応完了のお知らせ(最終報)」(2026年6月15日)

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年6月15日の公式発表(最終報)時点、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

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