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HACKING CASE ・ 調査完了 ・ 2026年7月30日の山形市の発表時点(会社の最新発表は5月20日の第五報)

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/ycc-joho-system.md

YCC情報システムの不正アクセス(2026年4月公表)

株式会社YCC情報システム ・ ITサービス(自治体・企業・病院のシステムづくりと運用)

山形のIT会社がランサムウェア被害。山形市や山形県から預かった個人情報に漏えいのおそれ

  • ランサムウェア
  • ネットワーク機器の乗っ取り
  • 委託先への攻撃
  • データの暗号化
  • 個人情報の漏えいのおそれ
  • マイナンバーを含む情報
  • 31,766人漏えいのおそれがある山形市の健康情報システムの対象者
  • 6,167人同じく人事給与システムの対象者(マイナンバーを含む)
  • 約26,800件サーバーに保管されていた山形県の個人情報(4月16日時点)
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    山形市から通知が届いた人

    身に覚えのない郵便物や電話、詐欺に注意する。山形市の職員が電話で振り込みを頼むことはない。不安なときは警察相談専用電話「#9110」へ

  2. 2
    自治体や会社のシステム担当者

    委託先に預けたデータがどこに、いつまで保管されているかを確かめ、契約が終わったデータは返却や削除を求める

  3. 3
    全員

    YCC情報システムや自治体を名乗る、心当たりのない連絡には応じず、公式の窓口に確かめる

被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報

ファイルサーバーのファイルが暗号化された。メールなどの情報系システムと社員の業務用パソコンは別の環境で、影響は確認されていない

いまの状況(調査完了)

外部専門機関の調査は完了。漏えいの可能性を否定できないため、監視と調査を続けている

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年4月2日の早朝、山形県のIT会社YCC情報システムのファイルサーバーが、ランサムウェア(データを使えなくして脅す不正なプログラム)で暗号化されました。サーバーには、自治体や会社から預かった情報が保存されていました。山形市は、マイナンバーを含む人事給与の情報や健康情報など、3つのシステムの情報に漏えいのおそれがあるとして、対象の人に通知しています。会社は、情報が外へ送られた明確な跡は見つかっていないものの、漏えいの可能性は否定できないとしています。

1
YCC情報システム ・ YCC情報システムのファイルサーバーネットワーク機器の管理者アカウントを悪用したランサムウェア攻撃
ランサムウェアとは →
  1. STEP 1管理者のログイン情報を得る

    ネットワーク機器の管理者アカウントの認証情報が、ログインの試行などで推測または取得されたと推定される

  2. STEP 2社内ネットワークへ侵入

    その認証情報を使って内部のネットワークに入り込んだ

  3. STEP 3ファイルを暗号化

    4月2日6時50分ごろから暗号化が始まり、7時50分ごろに脅迫文が見つかった

  4. STEP 4預かり情報に漏えいのおそれ

    サーバーにあった取引先の情報が見られた可能性を否定できない

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
YCC情報システム

YCC情報システムのファイルサーバー

手口攻撃者は、ネットワーク機器の管理者アカウントのパスワードなどを、ログインを何度も試すなどして推測または取得したと推定されています。その情報で社内ネットワークに入り、ファイルサーバーのファイルを暗号化しました。ランサムウェアの種類は特定されましたが、公表は控えるとしています。

侵入
ネットワーク機器の管理者アカウントの認証情報を使った侵入と推定(第五報)
発覚
2026年4月2日7時50分ごろ。ファイルの暗号化と脅迫文を確認
公表
4月3日(第一報)。4月6日の第二報でランサムウェアと公表。5月20日の第五報で調査完了
影響の範囲
ファイルサーバーのファイルが暗号化された。メールなどの情報系システムと社員の業務用パソコンは別の環境で、影響は確認されていない
漏えいのおそれがある情報
取引先から受託・保管していた情報。山形市分は人事給与(マイナンバーを含む)6,167人、健康情報31,766人、児童相談2,185人
外への持ち出し
情報が外部に送られた明確な跡は確認されていない。ダークウェブ上の犯行声明やリーク情報も確認されていない(第五報時点)
いまの状況
外部専門機関の調査は完了。漏えいの可能性を否定できないため、監視と調査を続けている
04
TIMELINE

時系列

  1. YCC情報システム

    6時50分ごろからファイルの暗号化が始まり、7時50分ごろ脅迫文を確認

  2. YCC情報システム

    第一報。ファイルサーバーへの不正アクセスを公表

  3. YCC情報システム

    第二報。ランサムウェア攻撃であり、情報が盗まれた可能性を否定できないと公表

  4. YCC情報システム

    第三報。ランサムウェアの種類は特定したが公表は控えると説明

  5. YCC情報システム

    第四報。取引先から預かった情報の一部に漏えいのおそれがあると公表

  6. 山形県

    県の委託業務のデータ(約26,800件)が保管されていたと発表

  7. YCC情報システム

    第五報。調査完了。侵入の経路はネットワーク機器の管理者アカウントと推定

  8. 山形市

    人事給与システムと児童相談システムの対象者に通知を発送

  9. 山形市

    健康情報システムの対象者31,766人に通知を発送

05
RESPONSE

会社の対応と補償

取引先への説明

漏えいのおそれがある取引先に、個別に状況を説明し、必要な対応を協議

調査

外部の専門機関と原因と被害の範囲を調べ、5月20日に調査を終えた

当局への報告

個人情報保護法などに基づいて関係当局に報告

再発防止

インターネット接続環境の全面的な見直し、外部事業者を含めた監視体制の強化、データ保管と受け渡しのルールの整備、役員を含む全社員の教育・訓練

相談窓口

個人情報に関する相談窓口(電話 023-641-4727、メール incident-contact@yamagata-ycc.co.jp)を設けた

06
PROTECT YOUR COMPANY

同じことを自社で防ぐには

自社のセキュリティレベルを無料で診断する(18問・3分)
07
ABOUT THE COMPANY

どんな会社?

山形市に本社がある、1966年設立のIT会社です。自治体や病院、企業向けに、業務システムの設計・開発から運用・保守、クラウドサービスまでを提供しています。

事業

  • 自治体・団体向けシステム
  • システムの開発・構築
  • クラウドサービス
  • 運用・保守サポート
会社名
株式会社 YCC情報システム
設立
1966年11月
本社
山形市松波四丁目5-12
代表者
代表取締役社長 伊藤 秀美
資本金
6千万円
株主
山形新聞社・山形放送・富士通Japan

出典:会社の公式サイト「会社概要」

08
SOURCES

出典

  1. YCC情報システム「会社案内」
  2. YCC情報システム「【重要】当社サーバーへの不正アクセスに関するご報告」(2026年4月3日)
  3. YCC情報システム「【重要】ランサムウェア攻撃に関するお知らせ(第二報)」(2026年4月6日)
  4. YCC情報システム「【重要】ランサムウェア攻撃に関するお知らせ(第三報)」(2026年4月7日)
  5. YCC情報システム「【重要】ランサムウェア攻撃に関するお知らせ(第四報)」(2026年4月14日)
  6. YCC情報システム「【重要】ランサムウェア攻撃に関するお知らせ(第五報)」(2026年5月20日)
  7. 山形県「県委託事業者へのサイバー攻撃について」(報道発表、2026年4月17日)
  8. 山形市「株式会社YCC情報システムに対するサイバー攻撃に係る山形市保有個人情報の漏えいのおそれがある事案について」(2026年7月30日更新)

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年7月30日の山形市の発表時点(会社の最新発表は5月20日の第五報)、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

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