ChromeやEdgeの土台Chromiumに悪用済みの脆弱性2件。9月上旬の更新で修正、ブラウザの再起動を
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- 一次資料2件
- セキュリティ図鑑編集部
悪用が確認されたV8の脆弱性
KEVに追加2件とも修正済みのEdgeの版
この版以降CISAが2件目をKEVに追加
CVE-2026-87491SUMMARY
要点をまとめると
- 01
2026年9月上旬、ChromeやEdgeの土台であるChromiumのJavaScriptエンジン「V8」で、悪用が確認された脆弱性2件(CVE-2026-85046、CVE-2026-87491)が修正されました。
- 02
細工したWebページを見るだけで攻撃されるおそれがあります。
- 03
Chrome・Edgeとも設定画面から最新版に更新し、ブラウザを再起動してください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7Google ChromeやMicrosoft Edgeの土台になっているChromiumで、すでに攻撃に使われている脆弱性が2件続けて修正されました。どちらもWebページの中のプログラム(JavaScript)を動かすエンジン「V8」の問題です。米CISAは、細工したHTMLページによって任意のコードを実行されるおそれがあるとして、2件を悪用確認済みの一覧(KEV)に加えました。
01発表されている事実
ブラウザの穴って、何がまずいの?
V8の穴2件が悪用され、CISAがKEVに追加しました。ページを開いただけで攻撃が始まることがあります。
CVE-2026-85046の悪用報告を受けて修正
85046をKEVへ。Edge 152.0.4191.66で87491を修正
CISAがCVE-2026-87491(範囲外書き込み)を追加
マイクロソフトがEdge 152.0.4191.62を公開。「Chromiumチームが CVE-2026-85046 の悪用を報告している」とし、この更新で修正
CISAが CVE-2026-85046(V8の型の取り違え)をKEVに追加。マイクロソフトがEdge 152.0.4191.66を公開し、同じく悪用が報告された CVE-2026-87491 を修正
CISAが CVE-2026-87491(V8の範囲外書き込み)をKEVに追加
CISAは、Chrome、Edge、OperaなどChromiumを使う複数のブラウザが影響を受けうるとしています。攻撃者や被害の規模は公表されていません。
V8はWebページのJavaScriptを高速に動かす部品です。ここに穴があると、利用者が何もダウンロードしなくても、ページを開いただけで攻撃が始まることがあります。改ざんされた正規のサイトや、検索広告・メールのリンクから誘導されたページが入口になりえます。CISAの説明では、実行されるのはブラウザの「サンドボックス」の内側です。ただし、別の脆弱性と組み合わせてパソコン本体に進む攻撃も知られているため、更新を後回しにしないことが大切です。
02影響を受ける人
うちの会社のパソコンも関係ある?
ChromeやEdgeを使うすべての人が対象で、業務用パソコンも同じです。ブラウザを閉じずに使い続けると古い版のまま動きます。
パソコンで使っているすべての人。業務用パソコンも同じ
閉じずに使い続けると古い版のまま動き続ける
パソコンでChromeやEdgeを使っているすべての人です。会社の業務用パソコンも同じです。ブラウザは自動で更新をダウンロードしますが、ブラウザを閉じずに使い続けると古い版のまま動き続けます。何日もブラウザを開きっぱなしにしている人は、とくに注意が必要です。
03今すぐやること
どうやって更新すればいいの?
Chromeは設定の「Chromeについて」を開き、再起動を押します。Edgeは152.0.4191.66以降なら今回の2件は修正済みです。
設定→Chromeについて。「再起動」が出たら押す
152.0.4191.66以降なら2件とも修正済み
Operaなども各更新画面で最新版に
古い版の端末が残っていないか確かめる
- Chromeを更新する。右上のメニュー→[設定]→[Chromeについて]を開くと、更新の確認と適用が始まります。「再起動」が出たら押します。
- Edgeを更新する。[設定]→[Microsoft Edgeについて]を開きます。152.0.4191.66以降になっていれば今回の2件は修正済みです。
- ほかのChromium系ブラウザも確かめる。Operaなどを使っている場合は、それぞれの更新画面で最新版にします。
- 会社では配布状況を確かめる。管理ツールでブラウザの版をそろえている場合は、古い版の端末が残っていないか確認します。
04同じことを防ぐには
普段からできる対策ってある?
一日の終わりにブラウザを閉じ、更新の通知が出たらすぐ再起動する習慣が一番です。Microsoft Defenderが有効かも確かめてください。
一日の終わりに閉じ、更新の通知が出たらすぐ再起動
危険なサイトへの接続を止める機能で更新までを守る
Windows標準のMicrosoft Defenderが有効か確かめる
ブラウザの脆弱性は、見るだけで攻撃が成り立つことがあります。一日の終わりにブラウザを閉じる、更新の通知が出たらすぐ再起動する、という習慣が一番の対策です。そのうえで、危険なサイトへの接続を止める機能のあるセキュリティソフトを使うと、更新までの間の守りが増えます。Windows標準のMicrosoft Defenderが有効かどうかも確かめてください。図鑑の「セキュリティソフト」の分類で比べられます。
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出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1Microsoft「Release notes for Microsoft Edge Security Updates」 ↗learn.microsoft.com
- 2CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」 ↗www.cisa.gov

