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HACKING CASE ・ 調査中 ・ 2026年10月30日の公式発表時点

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/binance.md

Binanceの不正アクセス(2026年10月公表)

Binance(日本では Binance Japan) ・ 暗号資産の取引所

Binanceで不正な出金が起き、影響は推定約63億ドル。日本のBinance Japanは暗号資産の出庫だけを止め、利用者の資産への影響は確認されていない

  • 業務用パソコンの乗っ取り
  • 不正な出金
  • 暗号資産の流出
  • 出金の一時停止
  • 約63億ドル不正な出金による影響額(発表時点の推定)
  • 約30億ドル協力先とブロックチェーン上で凍結した額(発表時点)
  • 48時間以内Binance Japanが見込む暗号資産の出庫の再開
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    Binance・Binance Japanの利用者

    状況は公式アプリか公式サイトのお知らせで確かめる。メールやSNSのリンクからは開かない

  2. 2
    補償や返金の連絡を受けた人

    不審なURLや連絡には反応しない。Binance Japanは、電話やメッセージでパスワードや認証コードを求めることは一切ないとしている

  3. 3
    暗号資産の取引所を使う人

    二要素認証(特にパスキー)、アンチフィッシングコード、出金アドレスのホワイトリスト、ログイン通知を設定する

被害にあっているときの手順を見る →
いまの状況(調査中)

出金を一時停止。入金は影響なく通常どおり(更新で明記)

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年10月30日、暗号資産の取引所Binanceは、不正な出金による影響が推定で約63億ドルにのぼると発表しました。初期の調査では、開発と運用を担う技術者(DevOpsエンジニア)のノートパソコンが乗っ取られた可能性があるとしています。損失はSAFU基金(利用者を守るための積立金)と会社の資金ですべて補う方針です。日本でサービスを提供するBinance Japanは、日本の利用者の資産への影響は確認されていないとし、予防のため暗号資産の出庫を止めました。

1
Binance ・ Binance(グローバル)の取引システム業務用パソコンの乗っ取りによる不正な出金
不正アクセスとは →
  1. STEP 1パソコンが乗っ取られる

    開発と運用を担う技術者のノートパソコンが乗っ取られた可能性がある

  2. STEP 2システムの中に入る

    攻撃者はそこから、サービスを動かす仕組み(サービスコンテナ)に入った

  3. STEP 3不正な出金

    権限のない出金の取引を送り、暗号資産を動かした

  4. STEP 4凍結と追跡

    協力先と約30億ドル分を凍結し、捜査機関と資金を追っている

くわしい内容を見る ↓
2
Binance Japan ・ Binance Japanグローバルの事案を受けた予防の停止
  1. STEP 1資産を点検

    ウォレットと残高を点検し、預かり資産は安全に保管されていると確認した

  2. STEP 2出庫を止める

    予防のため、暗号資産の出庫だけを一時停止した

  3. STEP 3全額補償の方針

    日本の利用者に被害が確認された場合は、被害額を全額補償する予定

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
Binance

Binance(グローバル)の取引システム

手口初期の調査では、開発と運用を担う技術者のノートパソコンが乗っ取られた可能性があります。攻撃者はそこからサービスコンテナに入り、権限のない出金の取引を送りました。ウォレットの秘密鍵(暗号資産を動かすための鍵)が漏れた証拠は見つかっていないとしています。詳しい原因は、事実を確かめたあと技術的な報告で公表するとしています。

発覚
2026年10月30日未明(日本時間)
公表
10月30日(Binanceの英語のお知らせ。同日、Binance Japanが2回お知らせ)
影響額
推定で約63億ドル(発表時点)
凍結
約30億ドル分をブロックチェーン上で凍結(発表時点)
秘密鍵
漏れた証拠は見つかっていない
補償
損失はすべてSAFU基金と会社の資金で補う。利用者の資金は安全としている
攻撃者
公表されていない(捜査機関と協力している)
いまの状況
出金を一時停止。入金は影響なく通常どおり(更新で明記)
2
Binance Japan

Binance Japan

手口Binance Japanは、預かる暗号資産を日本の法令に従ってコールドウォレット(ネットから切り離した財布)で管理しています。今回の対象となったBinanceグローバルのホットウォレットとは別に管理しているため、影響は確認されていないとしています。

日本の利用者の資産
影響は確認されていない
暗号資産の出庫
予防のため一時停止。48時間以内の再開を見込む
暗号資産の入庫
通常どおり(1回目のお知らせでは入出庫とも止めていたが、2回目のお知らせで入庫は通常どおりとした)
暗号資産の売買
販売所・取引所とも通常どおり
日本円の入出金
通常どおり
補償
被害が確認された場合は全額補償する予定
04
TIMELINE

時系列

  1. Binance Japan

    利用者に、二要素認証やアンチフィッシングコードなどのセキュリティ設定の確認をお願い

  2. Binance

    Binanceの取引システムでセキュリティ事案を確認(日本時間)

  3. Binance

    「Security Incident Update」を公表。影響は推定約63億ドル、約30億ドルを凍結。損失は全額補う方針

  4. Binance Japan

    1回目のお知らせ。グローバルの事案を知らせ、暗号資産の入出庫を一時停止。売買は続けられる

  5. Binance Japan

    2回目のお知らせ。入庫・売買・日本円の入出金は通常どおり、出庫だけ停止し48時間以内の再開を見込む

05
RESPONSE

会社の対応と補償

出金の停止

Binanceは出金を一時止め、影響を受けたアドレスの権限を取り消した

資金の追跡

捜査機関やブロックチェーン分析の協力先と、資金を追跡・回収している

損失の補てん

損失はSAFU基金と会社の資金ですべて補う

今後の報告

事実を確かめたら技術的な事後報告を出し、対応後に準備金の証明(Proof of Reserves)を更新する

日本の利用者

Binance Japanは出庫だけを止め、被害が確認されたら全額補償する予定

06
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くわしい記事

08
SOURCES

出典

  1. Binance「Security Incident Update」(2026年10月30日)
  2. Binance Japan「Binanceグローバルでのセキュリティ事案に関するお知らせ」(2026年10月30日)
  3. Binance Japan「Binanceグローバルでのセキュリティ事案を受けた、Binance Japanの対応に関するお知らせ」(2026年10月30日)
  4. Binance Japan「お客様のセキュリティ設定確認のお願い」(2026年10月19日)

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年10月30日の公式発表時点、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

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