使っていた人が、いますぐやること
- 1
Binance・Binance Japanの利用者状況は公式アプリか公式サイトのお知らせで確かめる。メールやSNSのリンクからは開かない
- 2
補償や返金の連絡を受けた人不審なURLや連絡には反応しない。Binance Japanは、電話やメッセージでパスワードや認証コードを求めることは一切ないとしている
- 3
暗号資産の取引所を使う人二要素認証(特にパスキー)、アンチフィッシングコード、出金アドレスのホワイトリスト、ログイン通知を設定する
被害にあっているときの手順を見る →
いまの状況(調査中)出金を一時停止。入金は影響なく通常どおり(更新で明記)
02HOW THEY WERE HACKED
どんなハッキングをされた?
ひとことで2026年10月30日、暗号資産の取引所Binanceは、不正な出金による影響が推定で約63億ドルにのぼると発表しました。初期の調査では、開発と運用を担う技術者(DevOpsエンジニア)のノートパソコンが乗っ取られた可能性があるとしています。損失はSAFU基金(利用者を守るための積立金)と会社の資金ですべて補う方針です。日本でサービスを提供するBinance Japanは、日本の利用者の資産への影響は確認されていないとし、予防のため暗号資産の出庫を止めました。
1Binance ・ Binance(グローバル)の取引システム業務用パソコンの乗っ取りによる不正な出金
不正アクセスとは →
- STEP 1パソコンが乗っ取られる
開発と運用を担う技術者のノートパソコンが乗っ取られた可能性がある
- STEP 2システムの中に入る
攻撃者はそこから、サービスを動かす仕組み(サービスコンテナ)に入った
- STEP 3不正な出金
権限のない出金の取引を送り、暗号資産を動かした
- STEP 4凍結と追跡
協力先と約30億ドル分を凍結し、捜査機関と資金を追っている
くわしい内容を見る ↓
2Binance Japan ・ Binance Japanグローバルの事案を受けた予防の停止
- STEP 1資産を点検
ウォレットと残高を点検し、預かり資産は安全に保管されていると確認した
- STEP 2出庫を止める
予防のため、暗号資産の出庫だけを一時停止した
- STEP 3全額補償の方針
日本の利用者に被害が確認された場合は、被害額を全額補償する予定
くわしい内容を見る ↓
手口初期の調査では、開発と運用を担う技術者のノートパソコンが乗っ取られた可能性があります。攻撃者はそこからサービスコンテナに入り、権限のない出金の取引を送りました。ウォレットの秘密鍵(暗号資産を動かすための鍵)が漏れた証拠は見つかっていないとしています。詳しい原因は、事実を確かめたあと技術的な報告で公表するとしています。
- 発覚
- 2026年10月30日未明(日本時間)
- 公表
- 10月30日(Binanceの英語のお知らせ。同日、Binance Japanが2回お知らせ)
- 影響額
- 推定で約63億ドル(発表時点)
- 凍結
- 約30億ドル分をブロックチェーン上で凍結(発表時点)
- 秘密鍵
- 漏れた証拠は見つかっていない
- 補償
- 損失はすべてSAFU基金と会社の資金で補う。利用者の資金は安全としている
- 攻撃者
- 公表されていない(捜査機関と協力している)
- いまの状況
- 出金を一時停止。入金は影響なく通常どおり(更新で明記)
手口Binance Japanは、預かる暗号資産を日本の法令に従ってコールドウォレット(ネットから切り離した財布)で管理しています。今回の対象となったBinanceグローバルのホットウォレットとは別に管理しているため、影響は確認されていないとしています。
- 日本の利用者の資産
- 影響は確認されていない
- 暗号資産の出庫
- 予防のため一時停止。48時間以内の再開を見込む
- 暗号資産の入庫
- 通常どおり(1回目のお知らせでは入出庫とも止めていたが、2回目のお知らせで入庫は通常どおりとした)
- 暗号資産の売買
- 販売所・取引所とも通常どおり
- 日本円の入出金
- 通常どおり
- 補償
- 被害が確認された場合は全額補償する予定
- Binance Japan
利用者に、二要素認証やアンチフィッシングコードなどのセキュリティ設定の確認をお願い
- Binance
Binanceの取引システムでセキュリティ事案を確認(日本時間)
- Binance
「Security Incident Update」を公表。影響は推定約63億ドル、約30億ドルを凍結。損失は全額補う方針
- Binance Japan
1回目のお知らせ。グローバルの事案を知らせ、暗号資産の入出庫を一時停止。売買は続けられる
- Binance Japan
2回目のお知らせ。入庫・売買・日本円の入出金は通常どおり、出庫だけ停止し48時間以内の再開を見込む
出金の停止Binanceは出金を一時止め、影響を受けたアドレスの権限を取り消した
資金の追跡捜査機関やブロックチェーン分析の協力先と、資金を追跡・回収している
損失の補てん損失はSAFU基金と会社の資金ですべて補う
今後の報告事実を確かめたら技術的な事後報告を出し、対応後に準備金の証明(Proof of Reserves)を更新する
日本の利用者Binance Japanは出庫だけを止め、被害が確認されたら全額補償する予定