Adobe Commerce・Magentoのファイルアップロードの脆弱性が悪用の一覧入り。7月の修正版へ更新を
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- セキュリティ図鑑編集部
CVE-2026-48356のCVSS
Critical悪用の条件
利用者の操作は必要CISAがKEVに追加
悪用を確認SUMMARY
要点をまとめると
- 01
米CISAは2026年10月27日、ECサイトの仕組みAdobe CommerceとMagento Open Sourceの脆弱性(CVE-2026-48356、CVSS 9.6)を悪用確認済みの一覧(KEV)に加えました。
- 02
危険な種類のファイルを認証なしでアップロードされるおそれがあります。
- 03
アドビは7月14日のAPSB26-73で修正済みです。
この記事をスライドで理解する(6枚)
1 / 6ネットショップの仕組みとして使われるAdobe Commerce(有償版)とMagento Open Source(無償版)の脆弱性が、実際の攻撃に使われていると米CISAが判断しました。ECサイトが乗っ取られると、カード情報を盗む仕掛けを決済画面に埋め込まれるなど、お客様に直接の被害が出ます。
01発表されている事実
7月に直ったのに、なぜ今?
アドビは7月に修正しましたが、CISAが10月27日に実際の悪用を確認しました。更新していないサイトが狙われています。
アドビが修正版を公開。CVSS 9.6
CISAが悪用を確認
- アドビ
APSB26-73を公開。CVE-2026-48356など複数の脆弱性を修正。公開時点では「悪用は把握していない」
- CISA
CVE-2026-48356をKEVに追加
アドビによると、CVE-2026-48356は危険な種類のファイルのアップロードを制限できていない不具合(CWE-434)で、深刻度はCritical、CVSSは9.6です。悪用に認証は要りませんが、利用者側の操作が必要な条件(UI:R)がついています。影響は権限の昇格とされています。
02自社が対象か確かめる
うちのショップは対象?
管理画面の下部か bin/magento --version で版を見て、2.4.x-2026-jul より前なら対象です。
2.4.8-p5以前など。2.4.x-2026-julが修正版
2.4.8-p5以前など。2.4.x-2026-julが修正版
1.5.3、1.5.2-p5以前など
対象は次の版です。
- Adobe Commerce:2.4.9、2.4.8-p5以前、2.4.7-p10以前、2.4.6-p15以前、2.4.5-p17以前、2.4.4-p18以前
- Magento Open Source:2.4.9、2.4.8-p5以前、2.4.7-p10以前、2.4.6-p15以前
- Adobe Commerce B2B:1.5.3、1.5.2-p5以前など
修正版は、Adobe Commerceが2.4.9-2026-jul、2.4.8-2026-jul、2.4.7-2026-jul、2.4.6-2026-jul、2.4.5-2026-jul、2.4.4-2026-jul、Magento Open Sourceが2.4.9-2026-julから2.4.6-2026-julです。版は管理画面の下部に表示されるほか、サーバーで bin/magento --version でも確かめられます。制作会社に運用を任せている場合は、版とAPSB26-73の適用状況を問い合わせてください。
03今すぐやること
更新以外にやることは?
アップロード用のフォルダや決済画面に見覚えのないファイル・スクリプトがないかを確かめ、怪しければ鍵を入れ替えます。
テスト環境で確かめて本番へ
pub/mediaのファイル、決済画面のスクリプト
管理者・API・決済の認証情報
怪しいアップロードを止める
- 修正版へ更新する。アドビは個別の回避策を示していません。テスト環境で動作を確かめ、本番に当てます。
- 改ざんがないか調べる。アップロード用のフォルダ(pub/media など)に見覚えのないPHPなどのファイルがないか、決済画面に知らないスクリプトが入っていないかを確かめます。
- 管理者のパスワードと鍵を入れ替える。侵入が疑われるときは、管理者アカウント、APIの鍵、決済サービスの認証情報を変えます。
- WAFで守りを足す。更新までの間、WAFで怪しいアップロードを止めると被害を減らせます。
04同じことを防ぐには
ECサイトは、カード情報が狙われやすい場所です。月に1回の更新の確認、WAFの導入、年に1回の脆弱性診断を組み合わせると守りが厚くなります。カード情報の漏えいが疑われる場合は、カード会社や決済代行会社への連絡と、「事故対応・フォレンジック」の会社への相談を急いでください。
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出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.27に確認)開く
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- 2CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」 ↗www.cisa.gov

