Plex Media Serverに悪用が広がる脆弱性。NASで動かしている人は1.43.3.10861以降に手動更新を
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- 一次資料2件
- セキュリティ図鑑編集部
組み合わせて悪用される脆弱性
CISAがKEVに追加更新すべき版
1.43.2以前が影響実証コードが公開
悪用の公表は10月19日SUMMARY
要点をまとめると
- 01
Plexは2026年10月19日、Plex Media Server 1.43.2以前の脆弱性4件が組み合わされ、広く悪用されていると公表しました。
- 02
インターネットから接続できるサーバーが狙われ、仮想通貨の採掘などに使われています。
- 03
1.43.3.10861以降に更新し、NASではパッケージを手動で入れ替えてください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7自宅や小さな事務所で、写真や動画をNASやパソコンからスマホやテレビに配信するソフト「Plex Media Server」で、脆弱性の悪用が広がっています。開発元のPlexは2026年10月19日、公式フォーラムで「積極的かつ広く悪用されている」と公表しました。米CISAは翌20日、関係する4件を悪用確認済みの一覧(KEV)に加えています。
01発表されている事実
Plexって何が問題なの?
4つの脆弱性を組み合わせると、認証なしでプログラムを実行されます。実際に仮想通貨の採掘やプロキシのソフトを動かされています。
Plexが脆弱性を案内
更新していない公開サーバーが攻撃される
仮想通貨の採掘やプロキシのソフトを動かされる
関係する4件を悪用確認済みの一覧へ
| CVE | 内容 |
|---|---|
| CVE-2026-96652 | 認証なしのサーバーサイドリクエストフォージェリ(SSRF) |
| CVE-2026-96654 | 内部向けの機能にループバック経由で触れられる |
| CVE-2026-96655 | サーバー所有者の管理用トークンが漏れる |
| CVE-2026-96656 | 変換機能の設定を通じて、Codecsフォルダに任意のファイルを書き込める |
Plexによると、これらを組み合わせると、認証なしでPlex Media Serverの権限でプログラムを実行されます。最初のお知らせは9月1日で、10月16日に実証コードが公開されました。その後、更新していないインターネット公開のサーバーが攻撃され、仮想通貨の採掘やプロキシのソフトを動かされています。
02影響を受ける人
うちのNASに入れてても対象?
1.43.3.10861より前でネットにつながる版は対象です。NASのアプリ配信には修正版がまだ届いていないことがあります。
1.43.3.10861より前で外から接続できるものは影響
QNAPやSynologyなどは修正版が届いていないことがある
Plex Media Server 1.43.2以前を使っている人です。Plexは、1.43.3.10861より前の版でインターネットから接続できるものは影響を受けるとみなすよう求めています。QNAPやSynologyなどのNASのアプリとして入れている場合、NAS側のアプリ配信にまだ修正版が届いていないことがあります。
03今すぐやること
何をすればいいの?
1.43.3.10861以降に更新し、見覚えのないプロセスやCodecsフォルダの不審なファイルがないか確かめます。
Plex Webの[設定]→[全般]
NASはダウンロードページから手動で入れる
見覚えのないプロセス、高いCPU、proxystream.stへの通信
不要ならリモートアクセスを切り、32400の転送をやめる
- 版を確かめる。Plex Webの[設定]→[全般]に表示されます。
- 1.43.3.10861以降に更新する。WindowsとMacは自動更新を有効にするか、Plexのダウンロードページから最新版を入れます。NASは、ダウンロードページから自分の機種向けのパッケージを入手し、NASの手順で手動で入れます。
- 乗っ取られていないか確かめる。Plexは、Plexが起動した見覚えのないプロセス(myawesomeproxy、mylovelyminer、x12345 など)、Codecsフォルダの見慣れない .so や .dll ファイル、proxystream.st への通信、再生していないのにCPUが高い状態、を目安に挙げています。
- 疑わしい場合は作り直す。古いデータフォルダを使い回さずに入れ直し、Plexアカウントの全端末をサインアウトしてパスワードを変えます。Plexが読み書きできた共有フォルダや保存していた認証情報も、漏れたものとして扱います。
- 外からの接続を絞る。リモートアクセスが要らなければ[設定]→[リモートアクセス]で無効にし、ルーターのポート32400の転送もやめます。
04同じことを防ぐには
家のサーバーってどう守ればいい?
外から使う必要があるものだけを公開し、自動更新を有効にしておきましょう。
外から使う必要があるものだけ公開する
公開したまま更新を忘れがち
採掘ソフトなどの不審なプログラムに気づくきっかけ
家庭用のNASやサーバーは、インターネットに公開したまま更新を忘れがちです。外から使う必要があるものだけを公開し、自動更新を有効にしておきましょう。NASやパソコンに入れたセキュリティソフトが、採掘ソフトなどの不審なプログラムに気づくきっかけになることもあります。図鑑の「セキュリティソフト」の分類で比べられます。
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出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1
- 2CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」 ↗www.cisa.gov

