WordPress本体に悪用済みの脆弱性。7.1.2などで修正、自動更新が届いたか管理画面で確認を
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- 一次資料4件
- セキュリティ図鑑編集部
CVSS v4 基本値(Critical)
CVE-2026-87902修正版 7.1.2 の公開
4.7系まで修正米CISAがKEVに登録
悪用確認済み7.1.3のセキュリティ修正
10月6日公開SUMMARY
要点をまとめると
- 01
WordPressは2026年9月22日、本体の深刻な脆弱性(CVE-2026-87902)を直した7.1.2を公開し、4.7系まで修正を出しました。
- 02
米CISAは25日に悪用確認済みとして登録しています。
- 03
管理画面で自分の系列の修正版以上になっているか確かめてください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7WordPressは2026年9月22日、本体の「緊急」の脆弱性を直したWordPress 7.1.2を公開しました。ログインしていない第三者が、テーマのテンプレートを選ぶ仕組みを悪用し、サーバー上の別のPHPファイルを読み込ませられるものです。条件がそろうと、サイトを乗っ取られる(任意のコードを実行される)おそれがあります。米CISAは9月25日、この脆弱性を悪用が確認された脆弱性の一覧(KEV)に加えました。
01発表されている事実
WordPressの穴って、どれくらい危ないの?
CVSS 9.2のCriticalです。テーマ直下に「page-」で始まるフォルダがあるなどの条件で成り立ち、回避策は示されていません。
CVSS v4 基本値9.2(Critical)。回避策は示されず、更新だけが対策
7.1.2、7.0.6、6.9.9など。4.7系(4.7.37)まで修正
テーマ直下に「page-」で始まるフォルダと、読み込ませるPHPファイル
7.1.1で11件、7.1.3で7件のセキュリティ修正
| 項目 | 出典の記載 |
|---|---|
| CVE | CVE-2026-87902(CVSS v4 基本値9.2、Critical) |
| 修正版(主な系列) | 7.1.2、7.0.6、6.9.9、6.8.10、6.7.9、6.6.9、6.5.12、6.4.12 など。4.7系(4.7.37)まで修正を出しています |
| 攻撃が成り立つ条件 | 使っているテーマ(親・子)の直下に「page-」で始まるフォルダがあること。例として Twenty Twelve、Twenty Fourteen、Neve、Hestia、Sydney が挙がっています。あわせて、読み込ませる先のPHPファイルがサーバーにあること |
| サーバー側の例 | register_argc_argv が On のときのPEARの pearcmd.php。PHP公式のDockerイメージや、PHP 8.5より前のcPanelの初期設定が該当するとされています |
| 回避策 | 示されていません。更新だけが対策です |
WordPressは前後にも修正を出しています。9月17日の7.1.1では11件、10月6日の7.1.3では7件のセキュリティ修正がありました。7.1.3の修正は、4.7系までの各系列に順次届けるとしています。
02影響を受ける人
うちのサイトもWordPressだけど関係ある?
WordPressを使うすべての会社と個人が対象です。自動更新を止めている、古い系列のまま、といったサイトには届いていないことがあります。
自動バックグラウンド更新が有効なら自動で更新が始まる
自動更新を止めた、古い系列のまま、サーバー設定で失敗している
Twenty Twelve、Twenty Fourteen、Neve、Hestia、Sydney などは条件を満たす可能性が高い
WordPressでサイトを運営しているすべての会社と個人です。とくに上のテーマを使っているサイトは、条件を満たす可能性が高くなります。WordPressは、自動バックグラウンド更新が有効なサイトには自動で更新が始まるとしています。ただし、自動更新を止めている、古い系列のまま使っている、サーバーの設定で更新が失敗している、といったサイトには届いていないことがあります。
03今すぐやること
どこを見て、何をすればいいの?
[ダッシュボード]→[更新]でバージョンを確かめ、7.1系なら7.1.3にします。更新の前にバックアップを取ってください。
[ダッシュボード]→[更新]。7.1系なら7.1.3か
バックアップを取ってから「今すぐ更新」
[外観]→[テーマ]。挙がったテーマなら更新を最優先
レンタルサーバーや制作・保守会社にも確かめる
- バージョンを確かめる。管理画面の[ダッシュボード]→[更新]で、今のバージョンが分かります。7.1系なら7.1.3、ほかの系列でも、その系列の最新版になっているか確かめます。
- 届いていなければ更新する。同じ画面の「今すぐ更新」を押します。更新の前にバックアップを取ります。
- 使っているテーマを確かめる。[外観]→[テーマ]で有効なテーマを見ます。上に挙がったテーマを使っている場合は、更新を最優先にします。
- レンタルサーバーの「WordPress自動更新」を確かめる。サーバー会社の管理画面で、自動更新を止めていないかを見直します。
- サイトを人に任せている場合は、制作会社や保守会社に、更新した日とバージョンを確かめてください。
04同じことを防ぐには
次から慌てないためには?
本体の自動更新は少なくともマイナー更新を有効にし、使わないテーマやプラグインは削除します。WAFも更新までの時間を稼ぎます。
本体の自動更新は少なくともマイナー更新を有効にする
使っていないテーマやプラグインを消す
更新までの数日が危ない場面で、サイトの手前で攻撃を止める
自社で改修を重ねたサイトは定期的に検討
本体の自動更新は「少なくともマイナー更新は有効」にしておくのが基本です。使っていないテーマやプラグインは削除します。今回のように更新までの数日が危ない場面では、サイトの手前で攻撃を止めるWAFが時間を稼ぎます。図鑑の「WAF」の分類で、レンタルサーバーでも使えるものを比べられます。自社で改修を重ねたサイトは、定期的な「脆弱性診断」も検討してください。
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出典(一次資料)4件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1
- 2WordPress.org「WordPress 7.1.2 Release」 ↗wordpress.org
- 3
- 4CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」 ↗www.cisa.gov

