本文へ
無料診断

注意喚起更新 2026.10.30

F5 BIG-IP APM に悪用済みの脆弱性。OAuth認可サーバーとして使う構成が対象、修正版かHotfixを

  • 3分で読める
  • 一次資料2件
  • セキュリティ図鑑編集部
F5 BIG-IP APM に悪用済みの脆弱性。OAuth認可サーバーとして使う構成が対象、修正版かHotfixを
9.8

CVSS v3.1の深刻度(Critical)

悪用を確認済み
9月22日

F5がアドバイザリ K000162605 を公開

10回以上

ログで見るUserInfo要求の失敗

イベントID 01990004

SUMMARY

要点をまとめると

  1. 01

    F5は2026年9月22日、BIG-IP Access Policy Manager(APM)に、認証なしで任意のコードを実行される脆弱性(CVE-2026-94127)があり、悪用を確認したと公表しました。

  2. 02

    APMをOAuth認可サーバーとして使う構成が対象です。

  3. 03

    該当する会社は 17.5.1.10 などの修正版かHotfixを当て、ログで侵害の有無を確かめてください。

この記事をスライドで理解する(7枚)

1 / 7
発表されている事実影響を受ける会社今すぐやること同じことを防ぐには4つの見出し

この記事の流れ

F5 BIG-IP APM に悪用済みの脆弱性。OAuth認可サーバーとして使う構成が対象、修正版かHotfixを

F5の機器で何があったの?

BIG-IP APMの脆弱性で、F5が9月22日に悪用を確認しました。修正版は21.1.0.3、17.5.1.10、17.1.3.6です。

9.8CVSS v3.1の深刻度(Critical)
9月22日F5がアドバイザリ K000162605 を公開
10回以上ログで見るUserInfo要求の失敗

数字で見る

数字で見ると、こうなります

CVSS v3.1の深刻度(Critical):9.8/F5がアドバイザリ K000162605 を公開:9月22日

9月22日F5がアドバイザリ公開K000162605 を公開し、悪用を確認したとする
9月24日JPCERT/CCが注意喚起解析が公開されており、攻撃が広がるおそれがあると指摘
10月15日アドバイザリを更新F5がアドバイザリを更新

POINT 1

発表されている事実

F5の機器で何があったの?

BIG-IP APMの脆弱性で、F5が9月22日に悪用を確認しました。修正版は21.1.0.3、17.5.1.10、17.1.3.6です。

本文で読む
対象対象になるAPMをOAuth認可サーバーとして使う構成。社外接続やシングルサインオンの認証基盤
対象外対象にならない負荷分散やAdvanced WAFだけに使う場合。ただし同じ機器のAPMは要確認

POINT 2

影響を受ける会社

BIG-IPを使ってたら全部危ないの?

APMをOAuth認可サーバーとして使っている会社が対象です。負荷分散やWAFだけの使い方なら対象外ですが、設定は確かめてください。

本文で読む
STEP 1構成と版を確かめるアクセスポリシーとOAuthプロファイルが同じ仮想サーバーに付いているか
STEP 2修正版かHotfixを当てるすぐ当てられなければF5サポートにiRuleを依頼して緩和
STEP 3侵害の兆しを調べる/var/log/apm のUserInfo要求の失敗、TMMのコアファイルなど
STEP 4兆しがあれば専門家へ失敗の多発や不審なコマンドが続いたら詳しく調べる

POINT 3

今すぐやること

対象だったら何をすればいいの?

修正版かHotfixを当て、すぐ無理ならF5サポートにiRuleを頼みます。/var/log/apmにOAuthの失敗が多くないかも調べます。

本文で読む
考え方入口の機器は鍵認証の入口になる機器は、社内のあらゆるシステムへの鍵を握る
やること機能を台帳にするどの機能を有効にしているかを記録し、特定構成の発表にすぐ判断

POINT 4

同じことを防ぐには

次に備えてできることってある?

どの機能を有効にしているかを台帳にしておくことです。「特定の構成だけが対象」という発表のときに、すぐ判断できます。

本文で読む
1
構成と版を確かめる。
2
修正版かHotfixを当てる。
3
侵害の兆しを調べる。

まとめ

今すぐやること

くわしい手順と出典は、本文で確かめてください。

本文で読む

F5 の BIG-IP Access Policy Manager(APM)に、ヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2026-94127)が見つかりました。F5は2026年9月22日にアドバイザリ K000162605 を公開し、「この脆弱性が悪用されたことを把握した」としています。認証なしで外部から任意のコードを実行(RCE)されるおそれがあり、深刻度は CVSS v3.1 で9.8(Critical)です。JPCERT/CCも9月24日に注意喚起を出しました。

01発表されている事実

社長

F5の機器で何があったの?

BIG-IP APMの脆弱性で、F5が9月22日に悪用を確認しました。修正版は21.1.0.3、17.5.1.10、17.1.3.6です。

ハカセ
9月22日F5がアドバイザリ公開

K000162605 を公開し、悪用を確認したとする

9月24日JPCERT/CCが注意喚起

解析が公開されており、攻撃が広がるおそれがあると指摘

10月15日アドバイザリを更新

F5がアドバイザリを更新

  1. F5がアドバイザリ K000162605 を公開。悪用を確認

  2. JPCERT/CCが注意喚起。watchTowr Labs が詳しい解析を公開しており、攻撃コードが出回って攻撃が広がるおそれがあると指摘

  3. F5がアドバイザリを更新

項目 出典の記載
影響する条件 仮想サーバーに APM のアクセスポリシーと OAuth プロファイルを設定し、APM を OAuth 認可サーバーとして使っている場合。OAuth クライアント/リソースサーバーとしてだけ使う構成は影響なし。Appliance モードも影響あり
影響するバージョン BIG-IP APM 21.1.0、17.5.0〜17.5.1、17.1.0〜17.1.3
直したバージョン 21.1.0.3(Hotfix-BIGIP-21.1.0.2.0.30.22-ENG)、17.5.1.10(Hotfix-BIGIP-17.5.1.9.0.160.12-ENG)、17.1.3.6(Hotfix-BIGIP 17.1.3.5.0.41.14-ENG)
回避策 影響する仮想サーバーに iRule を当てて緩和できる(iRule は F5 サポートから入手)
悪用の有無 あり(F5が把握)

APM 以外の BIG-IP のモジュール、BIG-IQ、F5OS、NGINX、F5 Distributed Cloud は影響を受けないとされています。

02影響を受ける会社

社長

BIG-IPを使ってたら全部危ないの?

APMをOAuth認可サーバーとして使っている会社が対象です。負荷分散やWAFだけの使い方なら対象外ですが、設定は確かめてください。

ハカセ
対象対象になる

APMをOAuth認可サーバーとして使う構成。社外接続やシングルサインオンの認証基盤

対象外対象にならない

負荷分散やAdvanced WAFだけに使う場合。ただし同じ機器のAPMは要確認

BIG-IP APM を、社外からの接続やシングルサインオンの認証基盤として使い、OAuth 認可サーバーの機能を有効にしている会社です。BIG-IP を負荷分散やWAF(Advanced WAF)だけに使っている場合は、今回の対象に入りません。ただし同じ機器で APM を使っていないか、設定を確かめてください。

03今すぐやること

社長

対象だったら何をすればいいの?

修正版かHotfixを当て、すぐ無理ならF5サポートにiRuleを頼みます。/var/log/apmにOAuthの失敗が多くないかも調べます。

ハカセ
STEP 1構成と版を確かめる

アクセスポリシーとOAuthプロファイルが同じ仮想サーバーに付いているか

STEP 2修正版かHotfixを当てる

すぐ当てられなければF5サポートにiRuleを依頼して緩和

STEP 3侵害の兆しを調べる

/var/log/apm のUserInfo要求の失敗、TMMのコアファイルなど

STEP 4兆しがあれば専門家へ

失敗の多発や不審なコマンドが続いたら詳しく調べる

  1. 構成と版を確かめる。APM のアクセスポリシーと OAuth プロファイルが同じ仮想サーバーに付いているかを見ます。
  2. 修正版かHotfixを当てる。すぐに当てられない場合は、F5サポートに iRule を依頼して緩和します。
  3. 侵害の兆しを調べる。F5とJPCERT/CCは次を挙げています。修正後も確認してください。
    • /var/log/apm に、OAuth の UserInfo 要求の失敗(イベントID 01990004)が10回以上、特に同じIPアドレスから記録されていないか
    • 「tmctl global_oauth_stat -s total_requests,total_userinfo_requests,total_failed」で失敗数が説明のつかない形で増えていないか
    • 失敗が集中した時間帯の /var/log/audit
    • TMM のコアファイルの有無
  4. 兆しがあれば専門家へ。F5は、OAuth の失敗の多発、不審なコマンド、TMM の異常終了が短い間に続いた場合は詳しく調べるべきだとしています。

04同じことを防ぐには

社長

次に備えてできることってある?

どの機能を有効にしているかを台帳にしておくことです。「特定の構成だけが対象」という発表のときに、すぐ判断できます。

ハカセ
考え方入口の機器は鍵

認証の入口になる機器は、社内のあらゆるシステムへの鍵を握る

やること機能を台帳にする

どの機能を有効にしているかを記録し、特定構成の発表にすぐ判断

認証の入口になる機器は、社内のあらゆるシステムへの鍵を握っています。どの機能を有効にしているかを台帳にしておくと、今回のように「特定の構成だけが対象」という発表のときに、すぐ判断できます。

NEXT ・ 次に読む

この記事を送る・共有する

家族や同僚、乗っ取られた友だちにも、そのまま送れます

週1回・無料

「今週気をつけること」をメールで受け取るいま悪用されている脆弱性と、出回っている詐欺の手口を、毎週まとめてお届けします。いつでも解除できます。

SOLUTIONS同じ被害を防ぐ対策

この記事に関係する対策の種類から、評価の高いサービスを選んでいます。

ゼロトラスト・SASE

Soliton OneGate(ソリトンシステムズ)

株式会社ソリトンシステムズ
74
  • 証拠15/35
  • 透明さ35/35
  • 使いやすさ24/30
料金
月150円〜
無料
30日体験
返金
—
日本語窓口
フォーム

ソリトンシステムズが国内で開発するIDaaSで、ID管理、シングルサインオン、多要素認証、電子証明書の発行をまとめて提供します。ISMAPに…

法人VPN・リモートアクセス

NordLayer

Nord Security Inc.
43
  • 証拠15/35
  • 透明さ28/35
  • 使いやすさ0/30
料金
外貨建て
無料
—
返金
14日
日本語窓口
不明

NordVPNと同じNord Securityグループの法人向けネットワークセキュリティ。5ユーザーから契約でき、SSOや専用の固定IPゲートウェイで社内…

ゼロトラスト・SASE

Cloudflare One(Cloudflare Zero Trust)

Cloudflare, Inc.
68
  • 証拠10/35
  • 透明さ28/35
  • 使いやすさ30/30
料金
無料プランあり
無料
プランあり
返金
—
日本語窓口
電話

知っておくことが1件あります

CDN大手Cloudflareのゼロトラスト製品で、50ユーザーまで無料で使える。小規模な会社が費用をかけずにVPN置き換えやWebフィルタリングを始…

出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
  1. 1
  2. 2

何から始めればいいか分からないときは

ボタンを押すだけ、URLを貼るだけの無料診断

無料診断を見る →