使っていた人が、いますぐやること
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デスクトップクラウドを使っていた人つないでいない別の端末から、取引口座と取引ツールのパスワードを変え、全セッションを切り、二段階認証を設定する。取引履歴に覚えのない取引があれば取引会社に連絡する
- 2
infoQの会員同じか似たパスワードを使うほかのサービスで、パスワードを変える
- 3
FX・証券口座を持つ人取引用に借りたサーバーにパスワードを保存しているなら見直し、パスキーやログイン通知を設定する
- 4
全員攻撃者が公開したとされるサイトは開かない。GMOを名乗って、パスワードや「被害金を取り戻す費用」を求める連絡には応じない
被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報氏名、フリガナ、性別、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号、暗号化されたパスワード、会員ID、ニックネーム、保有ポイント数など
含まれていないものクレジットカード情報とマイナンバー(持っていないため)
いまの状況(続報中)10月3日からサービス全体を停止。10月7日に全会員のパスワードを無効化。10月14日の第2報のあと新しい発表はない
02HOW THEY WERE HACKED
どんなハッキングをされた?
ひとことで2026年10月、GMOインターネットグループの2つのサービスで不正アクセスが発表されました。アンケートサイト「infoQ」では会員の個人情報が持ち出され、FXの自動売買によく使われていた「お名前.com デスクトップクラウド」では、サーバーに保存されていた取引口座のログイン情報が盗まれ、約80億円を求める脅迫と情報の公開に発展しました。2件は別の会社の別のサービスで、同じ攻撃者によるものだという発表はありません。
1GMOリサーチ&AI ・ infoQ(インフォキュー)ソフトの弱点を突いた不正アクセス
脆弱性とは →
- STEP 1弱点から侵入
サイトで使っていたソフトウェアの脆弱性を突いて入り込んだ
- STEP 2会員情報を持ち出す
89万4,082件の個人情報が外へ持ち出された
- STEP 3ポイントを換金
611件・2,869,500円分のポイントが、Amazonギフトコードに勝手に交換された
くわしい内容を見る ↓
2GMOインターネット ・ お名前.com デスクトップクラウド不正なプログラムによるログイン情報の窃取と脅迫
マルウェアとは →
- STEP 1不正なプログラムを置く
一部の利用者のサーバーに、持ち主の知らないプログラムが置かれた
- STEP 2ログイン情報を盗む
サーバーに保存されていた取引口座のIDやパスワードが持ち出された
- STEP 3脅迫
約80億円を要求。応じなければ不正な注文や情報の公開をすると連絡
- STEP 4情報を公開
10月27日、攻撃者とみられる者が情報を公開。サイトは翌28日に停止
くわしい内容を見る ↓
1GMOリサーチ&AI
infoQ(インフォキュー)
手口第三者が、サイトで使っていたソフトウェアの脆弱性(作りの弱点)を突いて侵入しました。どのソフトの、どの弱点かは公表されていません。侵入のあと、会員のポイントがAmazonギフトコードに勝手に交換されました。
- 侵入
- 10月2日以降(後の調査で判明)
- 発覚
- 10月3日。会員の問い合わせから
- 公表
- 10月5日(第1報)。10月14日の第2報で件数を確定
- 持ち出された個人情報
- 894,082件(第1報では最大948,498件)
- 情報の種類
- 氏名、フリガナ、性別、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号、暗号化されたパスワード、会員ID、ニックネーム、保有ポイント数など
- 含まれないもの
- クレジットカード情報とマイナンバー(持っていないため)
- お金の被害
- 611件・2,869,500円分のポイントが、本人の意思によらず交換された
- いまの状況
- 10月3日からサービス全体を停止。10月7日に全会員のパスワードを無効化。10月14日の第2報のあと新しい発表はない
手口一部の利用者のサーバーに、第三者が「不正なプログラム」を置いていました。サーバーに保存されていた取引口座のIDやパスワードが盗まれ、使われた可能性があります。会社は第4報で「本サービスのシステムにセキュリティ上の問題が存在し」、情報の外部への持ち出しを確認したとしています。問題の中身は公表されていません。
- 発覚
- 10月19日に利用者の問い合わせで調査を始め、10月20日に不正なプログラムを確認
- 公表
- 10月21日(第1報)。10月29日の第16報、10月30日のご案内まで
- 影響の可能性があるサーバー
- 26,739件(全プラン)。不正アクセスが確認された件数ではない
- 影響の可能性がある情報
- サーバー内に保存されていた情報。取引口座のログイン情報、ブラウザに保存したパスワードやメールのログイン状態も含む
- 脅迫
- 10月21日に約80億円を要求するメールを受信。応じなければ不正な注文や情報の公開をすると連絡があった。GMOは「永久に応じません」とした
- 情報の公開
- 10月27日12時30分に、攻撃者とみられる者による情報の公開を確認。サイトのドメインは10月28日午前4時ごろに停止
- いまの状況
- 全プランのサーバーを停止。今の基盤のままでは再開しない。被害の総数・総額は未公表
- infoQ
第三者が侵入(後の調査で判明)
- infoQ
会員の問い合わせで発覚し、サービスを停止
- infoQ
個人情報保護委員会に報告し、公表。会員にメールで連絡
- infoQ
第2報。持ち出された件数を894,082件に確定
- デスクトップクラウド
一部のサーバーに不正なプログラムを確認。新規申し込みとコントロールパネルを停止
- デスクトップクラウド
全プランのサーバーを順に停止し、第1報。同日、約80億円を要求する脅迫メールを受信
- デスクトップクラウド
警察に相談。取引口座の不正な操作の報告を公表。証券・FX各社がお知らせを出し始める
- デスクトップクラウド
第4報で外部への持ち出しを確認。お見舞金・損失の補償・代替サービスを公表
- デスクトップクラウド
攻撃者とみられる者による情報の公開を確認。特別見舞金と懸賞金を公表
- デスクトップクラウド
犯人のサイトが停止。懸賞金の窓口(上限100万米ドル)を開設。親会社が対応方針を適時開示
- デスクトップクラウド
第16報。懸賞金の窓口に寄せられた情報は累計321件。刑事告訴を含む法的対応を表明
- デスクトップクラウド
お見舞金の受け取り手続きと代替サービスの案内を、契約者に直接始めた
お見舞金デスクトップクラウドの全利用者に一律5,000円。被害の有無を問わない
損失の補償会社が不正取引と認めた取引の実現損失(差損と手数料など)。相場の変動による損失や、得られたはずの利益は対象外
特別見舞金情報の公開が確認された人に、情報の種類に応じて1万〜2.5万円。1公開につき上限300万円
代替サービスWindows環境を使い続けたい人に、6か月無償で提供。本人の同意なく移行はしない
infoQのポイント不正に交換されたポイント(2,869,500円分)を全額補填し、再開時に本人のアカウントへ戻す
犯人への対応要求には応じない。懸賞金の窓口を開き、ホワイトハッカーチームの調査で得た情報を警察などに提出
07ABOUT THE COMPANY
どんな会社?
インターネットのインフラ(ドメイン・サーバーなど)、セキュリティ、広告・メディア、金融、暗号資産の5つの事業を持つ会社グループの持株会社です。今回の2件は、どちらもグループの会社が提供するサービスで起きました。
事業
- インターネットインフラ
- インターネットセキュリティ
- インターネット広告・メディア
- インターネット金融
- 暗号資産
今回の事故が起きたグループの会社
GMOリサーチ&AIアンケートサイト「infoQ」を運営する会社infoQ GMOインターネット「お名前.com」の名前でサービスを提供する会社お名前.com デスクトップクラウド
- 会社名
- GMOインターネットグループ株式会社
- 設立
- 1991年5月24日
- 本社
- 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
- 上場
- 東京証券取引所 プライム(証券コード 9449)
- 代表者
- 代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
- 従業員
- グループ 7,936名(2026年4月末)
- 資本金
- 50億円(2026年9月末)
出典:会社の公式サイト「会社概要」