本文へ
無料診断

HACKING CASE ・ 続報中 ・ 2026年10月30日15:30の公式発表時点

root@se-curity:~/hacking$ cat ./jirei/gmo-internet-group.md

GMOの不正アクセス(2026年10月公表)

GMOインターネットグループ ・ インターネット(ドメイン・サーバー・決済・金融など)

グループの2つのサービスで不正アクセス。アンケートサイトの会員情報89万件の持ち出しと、クラウドのパソコン環境からの取引口座のログイン情報の流出・脅迫

  • ソフトの弱点
  • 不正なプログラム(マルウェア)
  • 脅迫・情報の公開
  • 個人情報の漏えい
  • ログイン情報の流出
  • 不正な取引
  • 金銭の要求
  • 89万4,082件infoQで持ち出された個人情報
  • 26,739件影響の可能性があるサーバー(デスクトップクラウド)
  • 約80億円攻撃者とみられる者の要求額。GMOは拒否
  • 5,000円デスクトップクラウドの全利用者へのお見舞金
01
CHECK FIRST

まず、ここだけ確認

使っていた人が、いますぐやること

  1. 1
    デスクトップクラウドを使っていた人

    つないでいない別の端末から、取引口座と取引ツールのパスワードを変え、全セッションを切り、二段階認証を設定する。取引履歴に覚えのない取引があれば取引会社に連絡する

  2. 2
    infoQの会員

    同じか似たパスワードを使うほかのサービスで、パスワードを変える

  3. 3
    FX・証券口座を持つ人

    取引用に借りたサーバーにパスワードを保存しているなら見直し、パスキーやログイン通知を設定する

  4. 4
    全員

    攻撃者が公開したとされるサイトは開かない。GMOを名乗って、パスワードや「被害金を取り戻す費用」を求める連絡には応じない

被害にあっているときの手順を見る →
漏れた可能性がある情報

氏名、フリガナ、性別、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号、暗号化されたパスワード、会員ID、ニックネーム、保有ポイント数など

含まれていないもの

クレジットカード情報とマイナンバー(持っていないため)

いまの状況(続報中)

10月3日からサービス全体を停止。10月7日に全会員のパスワードを無効化。10月14日の第2報のあと新しい発表はない

02
HOW THEY WERE HACKED

どんなハッキングをされた?

ひとことで

2026年10月、GMOインターネットグループの2つのサービスで不正アクセスが発表されました。アンケートサイト「infoQ」では会員の個人情報が持ち出され、FXの自動売買によく使われていた「お名前.com デスクトップクラウド」では、サーバーに保存されていた取引口座のログイン情報が盗まれ、約80億円を求める脅迫と情報の公開に発展しました。2件は別の会社の別のサービスで、同じ攻撃者によるものだという発表はありません。

1
GMOリサーチ&AI ・ infoQ(インフォキュー)ソフトの弱点を突いた不正アクセス
脆弱性とは →
  1. STEP 1弱点から侵入

    サイトで使っていたソフトウェアの脆弱性を突いて入り込んだ

  2. STEP 2会員情報を持ち出す

    89万4,082件の個人情報が外へ持ち出された

  3. STEP 3ポイントを換金

    611件・2,869,500円分のポイントが、Amazonギフトコードに勝手に交換された

くわしい内容を見る ↓
2
GMOインターネット ・ お名前.com デスクトップクラウド不正なプログラムによるログイン情報の窃取と脅迫
マルウェアとは →
  1. STEP 1不正なプログラムを置く

    一部の利用者のサーバーに、持ち主の知らないプログラムが置かれた

  2. STEP 2ログイン情報を盗む

    サーバーに保存されていた取引口座のIDやパスワードが持ち出された

  3. STEP 3脅迫

    約80億円を要求。応じなければ不正な注文や情報の公開をすると連絡

  4. STEP 4情報を公開

    10月27日、攻撃者とみられる者が情報を公開。サイトは翌28日に停止

くわしい内容を見る ↓
03
DETAILS

くわしい内容

1
GMOリサーチ&AI

infoQ(インフォキュー)

手口第三者が、サイトで使っていたソフトウェアの脆弱性(作りの弱点)を突いて侵入しました。どのソフトの、どの弱点かは公表されていません。侵入のあと、会員のポイントがAmazonギフトコードに勝手に交換されました。

侵入
10月2日以降(後の調査で判明)
発覚
10月3日。会員の問い合わせから
公表
10月5日(第1報)。10月14日の第2報で件数を確定
持ち出された個人情報
894,082件(第1報では最大948,498件)
情報の種類
氏名、フリガナ、性別、生年月日、メールアドレス、住所、電話番号、暗号化されたパスワード、会員ID、ニックネーム、保有ポイント数など
含まれないもの
クレジットカード情報とマイナンバー(持っていないため)
お金の被害
611件・2,869,500円分のポイントが、本人の意思によらず交換された
いまの状況
10月3日からサービス全体を停止。10月7日に全会員のパスワードを無効化。10月14日の第2報のあと新しい発表はない
2
GMOインターネット

お名前.com デスクトップクラウド

手口一部の利用者のサーバーに、第三者が「不正なプログラム」を置いていました。サーバーに保存されていた取引口座のIDやパスワードが盗まれ、使われた可能性があります。会社は第4報で「本サービスのシステムにセキュリティ上の問題が存在し」、情報の外部への持ち出しを確認したとしています。問題の中身は公表されていません。

発覚
10月19日に利用者の問い合わせで調査を始め、10月20日に不正なプログラムを確認
公表
10月21日(第1報)。10月29日の第16報、10月30日のご案内まで
影響の可能性があるサーバー
26,739件(全プラン)。不正アクセスが確認された件数ではない
影響の可能性がある情報
サーバー内に保存されていた情報。取引口座のログイン情報、ブラウザに保存したパスワードやメールのログイン状態も含む
脅迫
10月21日に約80億円を要求するメールを受信。応じなければ不正な注文や情報の公開をすると連絡があった。GMOは「永久に応じません」とした
情報の公開
10月27日12時30分に、攻撃者とみられる者による情報の公開を確認。サイトのドメインは10月28日午前4時ごろに停止
いまの状況
全プランのサーバーを停止。今の基盤のままでは再開しない。被害の総数・総額は未公表
04
TIMELINE

時系列

  1. infoQ

    第三者が侵入(後の調査で判明)

  2. infoQ

    会員の問い合わせで発覚し、サービスを停止

  3. infoQ

    個人情報保護委員会に報告し、公表。会員にメールで連絡

  4. infoQ

    第2報。持ち出された件数を894,082件に確定

  5. デスクトップクラウド

    一部のサーバーに不正なプログラムを確認。新規申し込みとコントロールパネルを停止

  6. デスクトップクラウド

    全プランのサーバーを順に停止し、第1報。同日、約80億円を要求する脅迫メールを受信

  7. デスクトップクラウド

    警察に相談。取引口座の不正な操作の報告を公表。証券・FX各社がお知らせを出し始める

  8. デスクトップクラウド

    第4報で外部への持ち出しを確認。お見舞金・損失の補償・代替サービスを公表

  9. デスクトップクラウド

    攻撃者とみられる者による情報の公開を確認。特別見舞金と懸賞金を公表

  10. デスクトップクラウド

    犯人のサイトが停止。懸賞金の窓口(上限100万米ドル)を開設。親会社が対応方針を適時開示

  11. デスクトップクラウド

    第16報。懸賞金の窓口に寄せられた情報は累計321件。刑事告訴を含む法的対応を表明

  12. デスクトップクラウド

    お見舞金の受け取り手続きと代替サービスの案内を、契約者に直接始めた

05
RESPONSE

会社の対応と補償

お見舞金

デスクトップクラウドの全利用者に一律5,000円。被害の有無を問わない

損失の補償

会社が不正取引と認めた取引の実現損失(差損と手数料など)。相場の変動による損失や、得られたはずの利益は対象外

特別見舞金

情報の公開が確認された人に、情報の種類に応じて1万〜2.5万円。1公開につき上限300万円

代替サービス

Windows環境を使い続けたい人に、6か月無償で提供。本人の同意なく移行はしない

infoQのポイント

不正に交換されたポイント(2,869,500円分)を全額補填し、再開時に本人のアカウントへ戻す

犯人への対応

要求には応じない。懸賞金の窓口を開き、ホワイトハッカーチームの調査で得た情報を警察などに提出

06
PROTECT YOUR COMPANY

同じことを自社で防ぐには

自社のセキュリティレベルを無料で診断する(18問・3分)
07
ABOUT THE COMPANY

どんな会社?

インターネットのインフラ(ドメイン・サーバーなど)、セキュリティ、広告・メディア、金融、暗号資産の5つの事業を持つ会社グループの持株会社です。今回の2件は、どちらもグループの会社が提供するサービスで起きました。

事業

  • インターネットインフラ
  • インターネットセキュリティ
  • インターネット広告・メディア
  • インターネット金融
  • 暗号資産

今回の事故が起きたグループの会社

GMOリサーチ&AIアンケートサイト「infoQ」を運営する会社infoQ
GMOインターネット「お名前.com」の名前でサービスを提供する会社お名前.com デスクトップクラウド
会社名
GMOインターネットグループ株式会社
設立
1991年5月24日
本社
東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
上場
東京証券取引所 プライム(証券コード 9449)
代表者
代表取締役グループ代表 熊谷 正寿
従業員
グループ 7,936名(2026年4月末)
資本金
50億円(2026年9月末)

出典:会社の公式サイト「会社概要」

+
READ MORE

くわしい記事

08
SOURCES

出典

  1. GMOインターネットグループ「会社概要」
  2. GMOリサーチ&AI「当社が運営するアンケートサイト『infoQ』への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月5日)
  3. GMOリサーチ&AI「同(第2報)」(2026年10月14日)
  4. お名前.com「[お名前.com デスクトップクラウド]第三者による不正アクセスに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月21日)
  5. GMOインターネットグループ「連結子会社の提供サービスへの不正アクセスに関するお知らせ」(適時開示、2026年10月23日)
  6. GMOインターネットグループ「お名前.com デスクトップクラウドサービスに対するサイバー攻撃について(第4報)」(2026年10月24日)
  7. GMOインターネットグループ「お見舞金のお支払いおよび不正取引による損失の補償に関するお知らせ」(適時開示、2026年10月24日)
  8. GMOインターネットグループ「現在の対応について(第12報)」(2026年10月27日、特別見舞金と懸賞金)
  9. GMOインターネットグループ「現在の対応について(第13報)」(2026年10月28日、犯人サイトの停止)
  10. GMOインターネットグループ「不正アクセスへの対応方針に関するお知らせ」(適時開示、2026年10月28日)
  11. GMOインターネットグループ「現在の対応について(第16報)」(2026年10月29日)
  12. GMOインターネットグループ「お客様へのご案内(お見舞金のお受け取り手続きおよび代替サービスのご提供について)」(2026年10月30日)

このページは、会社の公式発表と適時開示だけをもとに作っています(2026年10月30日15:30の公式発表時点、2026年11月4日更新)。被害を受けた会社を責めるものではありません。誤りに気づいたらお問い合わせからお知らせください。

← ハッキング事例図鑑の一覧へ

何から始めればいいか分からないときは

ボタンを押すだけ、URLを貼るだけの無料診断

無料診断を見る →