チケット購入サービス「GETTIIS」に不正アクセス。会員約31万件の氏名や電話番号、カード情報の一部が漏えい
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- 一次資料2件
- セキュリティ図鑑編集部
漏えいした会員ID
項目ごとの件数ハッシュ化パスワード
平文ではないカード関連情報(一部)
単独では決済不可不正取得が続いた時間
10月18日0時〜7時ごろSUMMARY
要点をまとめると
- 01
リンクステーションは2026年10月19日、主催者向けの「Gettii-Lite」の脆弱性を悪用され、チケット購入サービス「GETTIIS」の会員情報が漏えいしたと発表しました。
- 02
10月20日の第2報で、会員ID 317,971件、ハッシュ化パスワード311,451件、カード関連情報29,515件などと公表。
- 03
会員はパスワードを変えてください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7株式会社リンクステーションは2026年10月19日、同社のチケット販売サービス「Gettii-Lite」のサーバーに第三者による不正アクセスがあり、チケット購入サービス「GETTIIS」の会員情報が外部に流出したと発表しました。Gettii-Liteは主催者が公演を登録するためのサービスで、そのプログラムの脆弱性が悪用されました。「Gettii」「Gettii-EC」は別のシステムで動いており、影響は確認されていないとしています。
01発表されている事実
どうやって入られたの?
主催者向けの「Gettii-Lite」のプログラムの脆弱性が悪用され、10月18日の未明に会員情報が取られました。
午前0時〜7時ごろ、脆弱性を悪用
調査を開始
会員情報の流出を公表
項目ごとの件数を公表
同社は10月18日に不審なアクセスを確認して調査を始め、同日の午前0時ごろから午前7時ごろにかけて、第三者がGettii-Liteの脆弱性を悪用して会員情報を不正に取得していたことが分かりました。10月19日に第一報、20日に第二報で件数を公表しています。
| 漏えいした情報 | 件数 |
|---|---|
| 会員ID | 317,971件 |
| メールアドレス | 311,426件 |
| ハッシュ化されたパスワード | 311,451件 |
| 氏名 | 309,759件 |
| 電話番号 | 309,668件 |
| クレジットカード関連情報 | 29,515件 |
| 性別 | 5,900件 |
| 生年月日 | 5,192件 |
| 郵便番号 | 489件 |
件数は項目ごとの数で、合計の人数ではありません。カード関連情報は、カード番号の先頭4桁・末尾4桁、名義、有効期限を暗号化したものです。完全なカード番号とセキュリティコードは保存しておらず、漏えいした情報だけでは決済できないとしています。パスワードはハッシュ化して保存しており、そのままの文字列が漏れたわけではありません。対象サーバーの切り替えと脆弱性への対策は完了し、対象者にはメールで個別に連絡済みです。
02読者への影響
カードは使われる?
漏れたのは番号の先頭・末尾4桁などを暗号化したもので、それだけでは決済できないとされています。
使い回しだとほかで不正ログインのおそれ
先頭・末尾4桁など。単独では決済不可
ライブや演劇、スポーツのチケットをGETTIISで買った人が対象です。メールアドレスとハッシュ化されたパスワードがそろって漏れているため、単純なパスワードだと元の文字列を割り出され、同じ組み合わせを使うほかのサービスで不正ログインされるおそれがあります。「公演中止の払い戻し」「当選のお知らせ」など、チケットらしい偽メールにも注意が必要です。
03今すぐやること
まずやることは?
GETTIISのパスワードを変え、同じパスワードをほかで使っていればそちらも変えてください。
使い回し先も別々に
MENU→登録情報編集
払い戻し・当選をうたうもの
カード登録者は特に
- GETTIISのパスワードを変える。同じパスワードをほかで使っていれば、そちらも別々のものに変える
- マイページの「MENU」→「登録情報編集」で、自分が登録している項目(=漏えいの対象になった項目)を確かめる
- 払い戻しや当選をうたうメール・SMSのリンクは開かない。同社はメールや電話でパスワード、カード番号、暗証番号を尋ねることはないとしています
- カードを登録していた人は、利用明細を確かめる
04同じことを防ぐには(会社の方へ)
会社として学べることは?
取引先向けの管理画面も含めて、公開しているシステムを全部、脆弱性診断の対象に入れることです。
利用者向けでない管理側の脆弱性
利用者が少ない画面の更新・診断
すべてを診断の対象に
今回は、利用者向けの画面ではなく、主催者向けのサービスの脆弱性が入口でした。取引先が使う管理画面は利用者が少ないぶん、更新や診断が後回しになりがちです。外部に公開しているシステムを一覧にして、すべてを脆弱性診断の対象に入れておくことが基本になります。
05今後の発表
問い合わせ先は?
pms@linkst.jp です。24時間受け付け、順に対応するとしています。
原因と影響範囲
pms@linkst.jp(24時間受付)
同社は原因と影響範囲の調査を続け、追加で分かったことはGETTIISのお知らせで知らせるとしています。問い合わせは pms@linkst.jp(24時間受付・順次対応)です。
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