東京科学大学の情報基盤に不正アクセス。旧東工大・旧医科歯科大の在籍者を含む氏名・住所などが漏えいの疑い
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- 一次資料3件
- セキュリティ図鑑編集部
対策本部を設置
全学体制漏えいの疑いがある主な情報
氏名・住所・メールアドレス対象の人数
9月7日時点病院の患者情報の漏えい
9月7日時点SUMMARY
要点をまとめると
- 01
東京科学大学(Science Tokyo)は2026年9月7日、大学の情報基盤が第三者の不正アクセスを受け、在学生・教職員と、統合当時に旧東京工業大学・旧東京医科歯科大学に在籍していた人の氏名・住所・メールアドレスを含む個人情報が漏えいした疑いがあると発表しました。
- 02
大学を名乗るメールのリンクを開かず、パスワードや認証コードを入力しないでください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7東京科学大学(Science Tokyo)は2026年9月7日、同大学の情報基盤が第三者による不正アクセスを受け、個人情報が漏えいした疑いがあることが分かったと発表しました。対象は、現在の構成員に加え、大学統合当時に旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学に在籍していた学生・教職員などです。氏名・住所・メールアドレスを含む個人情報が漏えいした疑いがあるとしています。
01発表されている事実
何が漏れたかもしれないの?
氏名・住所・メールアドレスを含む個人情報です。人数や原因はまだ調査中です。
全学体制で対応、被害拡大を防ぐ措置
氏名・住所・メールアドレスなどの漏えいの疑い
海外の関係者にも周知
「情報セキュリティインシデント対策本部」を設置し、全学体制で対応を開始。被害の拡大を防ぐ措置
第一報を公表。在学生・教職員には学内の連絡手段(Slack)でも周知
英語版の第一報を公表
影響の範囲や情報の詳細は調査中で、判明しだい改めて知らせるとしています。対象の人数、侵入の経路や原因は、第一報では公表されていません。大学は関係機関と協力して対応しているとしています。なお、発表時点で、大学病院の患者に関する情報の漏えいは確認されていません。
02読者への影響
旧東工大を卒業したけど関係ある?
統合当時に旧東京工業大学や旧東京医科歯科大学に在籍していた学生・教職員なども対象です。不審なメールに注意してください。
現在の構成員の情報
統合当時の学生・教職員など。卒業・退職した人も含まれうる
影響を受けうるのは、東京科学大学の在学生・教職員と、統合当時に旧東京工業大学・旧東京医科歯科大学にいた学生・教職員などです。統合当時に在籍していた人が対象なので、その後に卒業・退職した人も含まれる可能性があります。住所が対象に含まれるため、メールだけでなく、自宅に届く郵便物にも注意してください。
大学は、漏えいした情報が悪用され、大学の組織などをかたって急な対応を求める不審なメールや連絡が来るおそれがあるとしています。氏名と住所、メールアドレスがそろうと、本人の名前で呼びかける本物らしいメールや郵便物を作りやすくなります。「アカウントの確認」「学籍の手続き」などを口実に、大学のアカウントのパスワードや認証コードを聞き出す手口に注意が必要です。大学は、とくに氏名など個人を特定した形で届くメールや、そうした連絡が急に増えた場合は、問い合わせ窓口に連絡するよう求めています。
03今すぐやること
大学からのメールが来たら?
リンクを開かず、パスワードや認証コードは入力しないでください。不審なら大学の問い合わせフォームへ。
パスワードや認証コードは入力しない
大学の問い合わせフォームへ
大学のパスワードと別々に
使えるサービスで有効に
- 大学を名乗るメールのリンクは開かず、パスワードや認証コードを入力しない。大学のポータルにはブックマークから入る
- 氏名入りで届いた不審なメールや、詐欺と思われる連絡が急に増えたときは、大学の問い合わせフォーム(対策本部)に連絡する
- 大学のアカウントと同じパスワードをほかのサービスで使っていたら、別々のものに変える
- 使えるサービスでは二段階認証(多要素認証)を有効にしておく
04大学や研究機関が同じことを防ぐには
組織として何を見直せばいい?
使っていないアカウントとデータの棚卸し、管理者の二段階認証、外部の機器の更新です。
使っていないアカウントとデータを減らす
管理者アカウントを守る
外からつながる機器の更新を確かめる
大学は、学生・教職員・卒業生など多くの人の情報を長く持ち、アカウントの数も多い組織です。統合や組織の変更で古いシステムやデータが残りやすい点にも注意が必要です。使っていないアカウントやデータの棚卸し、管理者アカウントの二段階認証、外部からつながる機器の更新を定期的に確かめることが基本です。図鑑の「標的型メール」の入口では、なりすましメールへの備えをまとめています。
05今後の発表
大学は、影響の範囲や情報の詳細が分かりしだい改めて知らせるとしています。
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出典(一次資料)3件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.09.07に確認)開く
- 1東京科学大学「情報基盤への不正アクセスによる個人情報漏えいの疑いについて(第一報)」(2026年9月7日) ↗www.isct.ac.jp
- 2
- 3警察庁「フィッシング対策」 ↗www.npa.go.jp

