全日空商事の法人向けデジタルギフト「選べるe-GIFT」に不正アクセス。ギフトが第三者に交換される
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- 一次資料3件
- セキュリティ図鑑編集部
管理運用システムへの不正アクセス
原因を修正しサービス再開
14時に再開最終報(第3報)
二次被害の報告なしSUMMARY
要点をまとめると
- 01
全日空商事は2026年8月24日、法人向けデジタルギフト「選べるe-GIFT」の管理運用システムに8月11日〜12日に不正アクセスがあり、契約企業の担当者情報の漏えいの可能性と、ギフトの不正交換を公表しました。
- 02
9月4日に原因を修正して再開し、10月16日に最終報を出しています。
- 03
ギフトやポイントを扱う企業は、交換の監視を見直してください。
この記事をスライドで理解する(6枚)
1 / 6全日空商事は2026年8月24日、企業がキャンペーンや謝礼に使うデジタルギフト「選べるe-GIFT」の管理運用システムに、第三者からの不正アクセスがあったと発表しました。契約企業の担当者の情報が漏えいした可能性があるほか、一部のギフトが第三者に不正に交換されていました。
01発表されている事実
ギフトのサービスで何があったの?
8月11日〜12日に管理システムへの不正アクセスがあり、ギフトの不正交換も起きました。カード情報とパスワードは含まれません。
担当者の氏名やメールアドレスの一部が表示されるページを数分間閲覧
サービスの一部を停止し侵入経路を遮断。個人情報保護委員会と警察に報告
ギフトの不正交換も今回の不正アクセスが原因と確認
再開後、新たな漏えいや不正交換はなく二次被害の報告もない
管理運用システムへの不正アクセス。担当者の氏名やメールアドレスの一部が表示されるページが数分間閲覧された
公表。サービスの一部を停止し、侵入経路を遮断。個人情報保護委員会と警察に報告。対象企業と担当者への個別連絡を開始
ギフトの不正交換も今回の不正アクセスが原因と確認。原因箇所をすべて修正し、14時にサービスを再開
個人情報保護委員会への確報を完了
再開後、新たな漏えいや不正交換はなく、二次被害の報告もない
漏えいの可能性がある情報は、契約企業の担当者の氏名(個人名を登録した場合)、企業名、企業ID、ログインID、メールアドレスの一部(先頭3文字とドメイン)です。カードなどの金融情報とパスワードは含まれません。ギフトを受け取った一般の人の個人情報は、同社がもともと持っていないため、漏えいの可能性はないとしています。不正交換の件数や金額は公表されていません。第2報では、契約企業に納品済みのギフトや、受け取った人がまだ交換していないギフトには、不正交換のおそれはないと説明しています。
02読者への影響
もらったギフト、使っても平気?
受け取った人は手元のギフトをそのまま使えます。全日空商事やe-GIFTを装う不審なメールや電話は、開かずに破棄してください。
手元のギフトをそのまま使える
ログインIDと名前の一部が知られた可能性。不審なメールや電話は開かずに破棄
ギフトを受け取った人は、手元のギフトをそのまま使えます。契約企業の担当者は、ログインIDと名前の一部が知られた可能性があります。全日空商事やe-GIFTを装う不審なメールや電話が来たら、URLや添付ファイルを開かずに破棄してください。
03同じことを防ぐには(ギフト・ポイント・クーポンを扱う企業)
ギフトを配る会社は何に気をつければいい?
管理画面を決まった接続元に絞り多要素認証をかけること、大量交換などの異常を検知して止める仕組みを用意することです。
管理運用システムは社内や決まった接続元からだけ。多要素認証も
短時間の大量交換や普段と違う時間帯の交換を検知して止める
ギフトコードや交換URLを推測しにくくし、脆弱性診断で確かめる
誰が止めるか、利用企業への連絡をどう出すかを平時に決める
デジタルギフトやポイントは、交換されればすぐに現金同様の価値になります。管理画面や交換の仕組みは、個人情報と同じかそれ以上に狙われます。
- 管理運用システムは社内や決まった接続元からしか開けないようにし、多要素認証をかける
- 短時間に大量の交換、普段と違う時間帯の交換など、異常な動きを検知して止める仕組みを用意する
- ギフトコードや交換URLを推測しにくい作りにし、脆弱性診断で確かめる
今回、全日空商事は不正アクセスを把握した後、サービスの一部を止めて経路を遮断し、原因の修正を確かめてから再開しています。交換が止まると利用者に不便が出ますが、被害の拡大を防ぐには早めの停止が有効です。停止の判断を誰がするか、利用企業への連絡をどう出すかを、平時に決めておいてください。
キャンペーンでギフトを配る側の企業も、委託先の運営会社に、不正交換が起きたときの連絡と補償の取り決めを確認しておくと安心です。図鑑では、Webサイトへの攻撃への備えとして脆弱性診断のサービスを比べられます。
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出典(一次資料)3件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1全日空商事「『選べるe-GIFT』に対する不正アクセスについて(第1報)」(2026年8月24日) ↗www.anatc.com
- 2全日空商事「同(第2報)」(2026年9月4日) ↗www.anatc.com
- 3全日空商事「同(第3報・最終報)」(2026年10月16日) ↗www.anatc.com

