学研メディカルサポートが管理するWordPressの78サイトに不正アクセス。不正アカウントの作成とパスワード書き換え
- 2分で読める
- 一次資料2件
- セキュリティ図鑑編集部
SUMMARY
要点をまとめると
- 01
学研メディカルサポートは2026年8月4日、同社Web制作事業部が管理するWordPressのサイトで、脆弱性を狙った不正アクセスがあったと発表しました。
- 02
対象はバージョンアップ予定だった78サイトで、不正なアカウントの作成と既存アカウントのパスワード書き換えが確認されています。
- 03
WordPressのサイトを持つ会社は、本体の更新と管理者アカウントの点検をしてください。
株式会社学研メディカルサポートは2026年8月4日、同社のWeb制作事業部が管理するWebサイトで、サイト作成ツール「WordPress」の脆弱性を狙った不正アクセスが起きたと発表しました。対象は、WordPressのバージョンアップを実施する予定だった78サイトです。WordPressの中で不正なアカウントが作られ、既存アカウントのパスワードが書き換えられていました。
01発表されている事実
同社が不正アクセスを確認
WordPressの管理画面を表示するための追加認証を設定
WordPressの緊急バージョンアップと、アカウント情報の復旧を完了
公表。対象サイトの管理者には順次個別に連絡
発表時点で、各サイトの閲覧障害は確認されておらず、個人情報や問い合わせ情報の流出・不正利用も確認されていないとしています。同社は継続して監視するとしています。悪用された脆弱性の名前やWordPressのバージョンは公表されていません。
02読者への影響
同社に制作・保守を頼んでいるサイトの管理者には、同社から個別に連絡が届きます。サイトの訪問者に被害が出たという発表はありません。
この件で目を向けたいのは、「バージョンアップを予定していた」サイトが狙われた点です。WordPressは世界中で使われているため、脆弱性が公表されると、更新の済んでいないサイトを探す攻撃がすぐに始まります。管理者アカウントを勝手に作られると、サイトの改ざんや、偽ページ・不正なプログラムの設置に使われるおそれがあります。
03WordPressのサイトを持つ会社が今すぐやること
- WordPress本体・テーマ・プラグインが最新か、管理画面の「更新」で確かめる。自動更新が止まっていないかも見る
- ユーザー一覧に、知らない管理者アカウントがないか確かめる。あれば削除し、ほかの管理者のパスワードも変える
- 管理画面(wp-admin)に、IPアドレスの制限や追加の認証をかける。今回の同社の対応も同じ考え方です
- 制作会社に保守を任せている場合は、更新の頻度と、脆弱性が出たときの連絡の決まりを確認しておく
04同じことを防ぐには
WordPress.orgは、運用の安全のために、本体やプラグインを常に最新にすること、強いパスワード、管理画面の保護、不要なプラグインの削除などを案内しています。更新がすぐにできないサイトでは、WAFで既知の攻撃を止める方法もあります。改ざんに気づいたときの手順は、図鑑の「Webサイトへの攻撃」の入口にまとめています。
自社で更新作業を担う人がいない小さな会社ほど、更新が遅れがちです。月に1度でも管理画面を開いて更新とユーザー一覧を見る日を決めておくと、今回のような被害に気づきやすくなります。
05今後の発表
同社は、新たな事実や変更が出た場合は速やかに知らせるとしています。
NEXT ・ 次に読む
週1回・無料
「今週気をつけること」をメールで受け取るいま悪用されている脆弱性と、出回っている詐欺の手口を、毎週まとめてお届けします。いつでも解除できます。SOLUTIONS同じ被害を防ぐ対策
この記事に関係する対策の種類から、評価の高いサービスを選んでいます。
- 証拠15/35
- 透明さ35/35
- 使いやすさ30/30
- 料金
- 月21,000円〜
- 無料
- 90日体験
- 返金
- —
- 日本語窓口
- 電話
Webサーバに組み込んで使うホスト型の国産WAF。自社でサーバを管理しており、外部サービスに通信を通さずにWAFを入れたい企業に向く。
- 証拠15/35
- 透明さ35/35
- 使いやすさ24/30
- 料金
- 月16,500円〜
- 無料
- 7日体験
- 返金
- —
- 日本語窓口
- フォーム
開発者が自分でWebアプリを検査するクラウド型の診断ツール。月単位で契約でき、リリース前だけ使うといった使い方がしやすく、小規模な開…
- 証拠15/35
- 透明さ35/35
- 使いやすさ24/30
- 料金
- 月25,000円〜
- 無料
- 7日体験
- 返金
- —
- 日本語窓口
- フォーム
国産WAF「SiteGuard」シリーズのクラウド版で、シグネチャの更新や設定を事業者側が行うマネージド型。複数サイトをまとめて守りたい企業…
出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.08.04に確認)開く
- 1
- 2WordPress.org「Hardening WordPress」 ↗wordpress.org

