第一生命の従業員向け人事システムに不正アクセス。従業員と退職者約12万名の住所や所属が流出の可能性
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- セキュリティ図鑑編集部
流出の可能性
従業員と退職者退職された方
1967年以降の退職者従業員
内勤1.3万・営業3.7万不正アクセスを検知
公表は10月2日SUMMARY
要点をまとめると
- 01
第一ライフグループと第一生命保険は2026年10月2日、従業員向け人事システムへの不正アクセスで、従業員と退職者約12万名の氏名・住所・電話番号・所属などが外部へ流出した可能性があると発表しました。
- 02
お客さま情報への不正アクセスは確認されていません。
- 03
人事部などを名乗る電話や請求には応じないでください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7株式会社第一ライフグループと第一生命保険株式会社は2026年10月2日、両社が使う従業員向けの人事システムに不正アクセスがあり、従業員と退職者の個人情報が第三者に閲覧され、外部へ流出した可能性があると発表しました。対象は約12万名です。両社は、現時点でお客さま情報への不正アクセスは確認されていないとしています。
01発表されている事実
保険の契約者の情報も漏れたの?
両社によると、現時点でお客さま情報への不正アクセスは確認されていません。対象は従業員と退職者約12万名です。
従業員向け人事システム
約12万名の情報が流出した可能性
0120-523-003(平日9時〜17時)
両社によると、2026年9月24日に人事システムへの不正アクセスを検知しました。原因は「第三者による不正アクセスを受けたため」とだけ書かれており、侵入の経路や手口は公表されていません。
| 項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| 対象者 | 第一ライフグループと第一生命の従業員、両社を1967年以降に退職した方。グループ会社への出向者や、在籍型出向で勤務した方を含む |
| 対象者数 | 約12万名(従業員 約5万名〈内勤職員 約1.3万名、営業職員 約3.7万名〉、退職された方 約7万名) |
| 項目 | 従業員番号、氏名、住所、電話番号、性別、所属、職位(資格)、職務、管理職上司氏名 |
| 二次被害 | 退職された方に関する本件に起因する二次被害は確認されていない |
| 問い合わせ | 専用コールセンター 0120-523-003(平日9時〜17時) |
02読者への影響
住所や所属が漏れると何が困るの?
「人事部です」「元の上司から」など、本人しか知らない話を交えた電話や郵便を作られやすくなります。
所属や上司の名前を交えた電話や郵便
グループを装ったフィッシングや送金させる詐欺
今回の対象は保険の契約者ではなく、働いている人と辞めた人です。ただし、住所と電話番号に加えて所属や上司の名前まで含まれるため、「人事部です」「元の上司から頼まれて」といった、本人しか知らないはずの話を交えた電話や郵便が作れます。両社は、不審な電話、郵便物、身に覚えのない請求に注意するよう呼びかけています。
第一生命は別のお知らせで、同社やグループの名前を装ったフィッシングメール・SMS・偽サイトや、保険料の「請求」や「支払期限」を装って外部の決済サービスへ誘導し、送金させる詐欺が出ていると注意を呼びかけています。保険の営業職員として働いた人は、元のお客さまの名前を出した連絡にも気をつけてください。
03今すぐやること
働いていたことがある人は何をすれば?
問い合わせは発表にある専用コールセンターへ自分からかけ、電話で口座番号や暗証番号は答えないでください。
問い合わせは専用コールセンターへ自分から
口座番号・暗証番号・マイナンバー
書かれた番号やQRコードから払わない
本人の名前と勤務先を出した電話もありうる
- 第一生命や第一ライフグループで働いている人、働いていた人は、両社からの案内を確かめる。問い合わせは発表にある専用コールセンター(0120-523-003)へ自分からかける
- 「人事部」「総務」を名乗る電話で、口座番号や暗証番号、マイナンバーを聞かれても答えない。いったん切って、公式の番号にかけ直す
- 身に覚えのない請求書や支払いの案内が届いたら、書かれた番号やQRコードからは払わない
- 家族にも、本人の名前と勤務先を出した電話がありうることを伝えておく
04社内向けシステムを守るには
社内のシステムでも狙われるの?
狙われます。外から入れる経路を洗い出し、管理者に多要素認証を付け、退職者の古い情報は消しておきましょう。
外から人事や給与のシステムに入れる道
管理者のログインを守る
対象の半分以上が退職者だった
人事システムのような社内向けのシステムは、「社員しか使わない」と考えて守りが薄くなりがちです。辞めた人の情報を長く残していると、漏れたときの対象が大きく広がります。今回も対象の半分以上が退職者でした。会社は、外から人事や給与のシステムに入れる経路を洗い出し、管理者のログインに多要素認証を設定し、保存期間を過ぎた退職者の情報を消す手順を決めておくことが大切です。図鑑では、社員のパソコンやサーバーの異常を見張るサービス(EDR・SOC)を比べられます。
05今後の発表
続報はあるの?
両社は、新たにお知らせすべきことが分かった場合は速やかに知らせるとしています。
両社が知らせるとしている
両社は、新たにお知らせすべきことが分かった場合は速やかに知らせるとしています。
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出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.02に確認)開く
- 1第一ライフグループ・第一生命保険「退職された皆さまへのお知らせ 当社の従業員向け人事システムへの不正アクセスについて」(2026年10月2日) ↗www.dai-ichi-life.co.jp
- 2第一生命保険「【重要】当社および当社グループを偽装した不審サイト・不審メールにご注意ください」 ↗www.dai-ichi-life.co.jp

