MikroTikのルーターRouterOSにSSH経由で悪用される脆弱性。7.24.3・7.23.6以降へ更新を
- 3分で読める
- 一次資料2件
- セキュリティ図鑑編集部
CISAのKEVに入ったRouterOSの脆弱性
9月10日・25日stableの修正版
7.24.2は再更新MikroTikが公表した脆弱性
10月6日に更新SUMMARY
要点をまとめると
- 01
MikroTikは2026年9月3日、ルーターのOS「RouterOS」の脆弱性を公表しました。
- 02
米CISAは9月10日と25日に計3件を悪用確認済みの一覧へ加え、MikroTikもSSHで認証なしに命令を実行されるCVE-2026-67279の悪用を確認しています。
- 03
7.24.3、7.23.6、6.49.21以降へ更新し、SSHとWebFigをインターネットに出さないでください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7ラトビアのMikroTik(マイクロティック)が作るルーターのOS「RouterOS」に、複数の脆弱性が見つかりました。MikroTikは2026年9月3日に情報を公開し、10月6日に6件すべてを載せる形に更新しています。米国のサイバーセキュリティ機関CISAは、9月10日に2件、9月25日に1件を「悪用が確認された脆弱性」の一覧(KEV)に加えました。MikroTik自身も、SSHを経由する CVE-2026-67279 について「悪用されているのを確認した」としています。
01発表されている事実
MikroTikのルーターで何があったの?
RouterOSの脆弱性6件が公表され、うち3件がCISAの一覧に入りました。SSHでログインせずに命令を実行される CVE-2026-67279 は、MikroTikも悪用を確認しています。
MikroTikが脆弱性の情報を公開
CVE-2026-86060、CVE-2026-67277
SSHで認証なしに命令実行のCVE-2026-67279
6件すべてを掲載、修正版を訂正
| CVE | 場所 | 内容 | KEV追加 |
|---|---|---|---|
| CVE-2026-67279 | SSH | SSHに届く攻撃者が、ログインせずに命令を実行できる。MikroTikが悪用を確認 | 9月25日 |
| CVE-2026-86060 | SSH | 細工したユーザー名で、本来より強い権限を得られる | 9月10日 |
| CVE-2026-67277 | 帯域テスト(btest) | 細工した要求で、ルーターを止めたり、メモリの一部を読まれたりする | 9月10日 |
CISAによると、CVE-2026-67279 と CVE-2026-86060 は組み合わせて使えます。ほかに、SSHの公開鍵認証の不備(CVE-2026-67276)、Web管理画面「WebFig」から認証なしでファイルを読まれる問題(CVE-2026-67281、7.20以降が対象)、偽の証明書を受け入れてしまう問題(CVE-2026-67278、RouterOS 7が対象)も公表されています。
02影響を受ける人
初期設定のままでも危ない?
MikroTikは初期設定ではSSHやWebFigがインターネットから遮断されているとしています。自分で開けている場合が危険ですが、全員に更新を勧めています。
SSHやWebFigをインターネットに開けているルーター
インターネットから遮断。ただし更新は勧められている
MikroTikのルーターは、価格の安さから小さな事務所や店舗、Wi-Fi設備の業者などでも使われています。MikroTikは「ほとんどの設定では危険はない」とし、初期設定ではSSHやWebFigの通信がインターネットから遮断されているとしています。危険が大きいのは、遠隔で保守するためにSSHやWebFigを自分でインターネットに開けているルーターです。家庭の利用者にもすぐの危険はないとしつつ、全員に更新を勧めています。
03今すぐやること
9月に一度更新したけど大丈夫?
7.24.2や7.23.4に上げた場合は、修正が不十分な件があるため、もう一度7.24.3か7.23.6に上げてください。
WinBox、WebFig、/system resource print
7.24.3、7.23.6、6.49.21 以降
SSHとWebFigは信頼できるIPだけ、またはVPN
ログの「Flagged」、見覚えのない設定
- 版を確かめる。WinBoxやWebFigの画面、またはコマンドの「/system resource print」で表示されます。
- 修正版へ更新する。「Check for updates」から 7.24.3(stable)、7.23.6(long-term)、6.49.21 以降に上げます。9月に 7.24.2 や 7.23.4 へ上げた場合も、CVE-2026-67278 の修正が不十分だったため、もう一度 7.24.3 か 7.23.6 に上げます。
- 管理の入口を閉じる。SSHとWebFigをインターネットに開けているなら、信頼できるIPアドレスだけに絞ります。MikroTikは、WireGuardなどのVPNを使い、管理用のポートを開けないことを勧めています。
- 乗っ取りの痕跡を見る。RouterOSは侵害を見つけると、機器を「Flagged」の状態にしてログに書きます。ログにこの記録がないか確かめます。記録がなくても、見覚えのないスクリプトやユーザー、設定がないか見直します。
04同じことを防ぐには
ルーターの管理で気をつけることは?
管理画面やSSHをインターネットに出さないことと、誰がいつ更新するかを決めておくことです。
SSHやWebFigをインターネットに開けない
設置業者には遠隔保守と更新の予定を聞く
ルーターやUTMは、会社のネットワークの入口です。管理画面やSSHをインターネットに出さないこと、更新を誰がいつ行うかを決めておくことが基本です。設置業者に任せている場合は、遠隔保守の方法と更新の予定を聞いておきます。社外から社内に入る仕組みは、図鑑の「法人VPN・リモートアクセス」で比べられます。
NEXT ・ 次に読む
週1回・無料
「今週気をつけること」をメールで受け取るいま悪用されている脆弱性と、出回っている詐欺の手口を、毎週まとめてお届けします。いつでも解除できます。SOLUTIONS同じ被害を防ぐ対策
この記事に関係する対策の種類から、評価の高いサービスを選んでいます。
- 証拠15/35
- 透明さ35/35
- 使いやすさ24/30
- 料金
- 月150円〜
- 無料
- 30日体験
- 返金
- —
- 日本語窓口
- フォーム
ソリトンシステムズが国内で開発するIDaaSで、ID管理、シングルサインオン、多要素認証、電子証明書の発行をまとめて提供します。ISMAPに…
- 証拠19/35
- 透明さ30/35
- 使いやすさ20/30
- 料金
- 月2,000円〜
- 無料
- —
- 返金
- —
- 日本語窓口
- 電話
静岡市の鈴与システムテクノロジーが提供する、IPAの「サイバーセキュリティお助け隊サービス」です。社内にUTMを置くネットワーク監視と…
- 証拠15/35
- 透明さ28/35
- 使いやすさ0/30
- 料金
- 外貨建て
- 無料
- —
- 返金
- 14日
- 日本語窓口
- 不明
NordVPNと同じNord Securityグループの法人向けネットワークセキュリティ。5ユーザーから契約でき、SSOや専用の固定IPゲートウェイで社内…
出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.09.10に確認)開く
- 1
- 2CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」 ↗www.cisa.gov

