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注意喚起更新 2026.10.30

国内で相次ぐ不正アクセスにJPCERT/CCが注意喚起。スマホアプリのAPIや社内向けBIツールが狙われています

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  • 一次資料4件
  • セキュリティ図鑑編集部
国内で相次ぐ不正アクセスにJPCERT/CCが注意喚起。スマホアプリのAPIや社内向けBIツールが狙われています
5つ

JPCERT/CCが示した手口の区分

A〜E
10月8日

注意喚起を公開

9日と23日に更新
x.63.5

Metabase 63.xの修正版

CVE-2026-72898

SUMMARY

要点をまとめると

  1. 01

    JPCERT/CCは2026年10月8日、2026年9月ごろから国内組織で相次ぐ不正アクセスと個人情報の漏えいについて注意喚起を出し、10月23日まで更新しています。

  2. 02

    公開アプリのAPIの悪用、BIツール Metabase の脆弱性(CVE-2026-72898)の悪用などが挙がっています。

  3. 03

    Webサービスを持つ会社は、APIの権限とMetabaseの版を確かめてください。

この記事をスライドで理解する(7枚)

1 / 7
発表されている事実Metabase の脆…影響を受ける会社今すぐやること同じことを防ぐには5つの見出し

この記事の流れ

国内で相次ぐ不正アクセスにJPCERT/CCが注意喚起。スマホアプリのAPIや社内向けBIツールが狙われています

国内でどんな攻撃が起きてるの?

JPCERT/CCは手口を5つに分けています。アプリを解析した内部APIの悪用や、AIを使った攻撃道具による攻撃も確認されています。

5つJPCERT/CCが示した手口の区分
10月8日注意喚起を公開
x.63.5Metabase 63.xの修正版

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数字で見ると、こうなります

JPCERT/CCが示した手口の区分:5つ/注意喚起を公開:10月8日

区分AA スキャンと窃取既知の脆弱性を探し、設定ファイルやバックアップを盗む
区分BB アプリのAPI悪用アプリを解析し内部APIで権限変更や不正アカウント作成
区分C・DC・D 製品とサーバーMetabaseの脆弱性悪用、Webシェル入りWARファイルの設置
区分EE AIの道具で攻撃AIを使った侵入テストの道具。WSUSサーバーも狙われる

POINT 1

発表されている事実

国内でどんな攻撃が起きてるの?

JPCERT/CCは手口を5つに分けています。アプリを解析した内部APIの悪用や、AIを使った攻撃道具による攻撃も確認されています。

本文で読む
内容SQLインジェクションCVE-2026-72898。悪用あり、被害報告が複数
直した版修正版x.58.24、x.59.21、x.60.17、x.61.11、x.62.9、x.63.5
回避策回避策/api/session/reset_password へのアクセスを遮断

POINT 2

Metabase の脆弱性(区分C)

Metabaseってのが危ないの?

BIツールMetabaseのSQLインジェクションが悪用され、被害報告が複数あります。すぐ更新できなければreset_passwordへの通信を遮断します。

本文で読む
対象アプリ・WebサービススマホアプリやWebサービスを提供している会社
対象BIツールを使う会社社内でMetabaseなどのBIツールを使っている会社
注意出したままの管理画面社員しか使わないツールも狙われている

POINT 3

影響を受ける会社

うちはアプリなんて作ってないけど?

社内でMetabaseなどのBIツールを使う会社も対象です。「社員しか使わない」と外に出したままの管理画面も狙われています。

本文で読む
やること1Metabaseを更新ネットから届く状態なら侵害の調査も
やること2APIの守りを見直す回数制限、すべての入口で権限確認、トークンに期限
やること3鍵を埋め込まない認証と権限の確認はサーバー側で行う
やること4出さない・消す不要な管理画面は閉じ、期限切れの個人データを消す

POINT 4

今すぐやること

まず何から見直せばいいの?

Metabaseの版を確かめて更新し、管理画面やBIツールなど外に出す必要のないものを閉じます。アプリに秘密の鍵を埋め込まないことも大切です。

本文で読む
1
Metabase の版を確かめ、更新する。
2
APIの守りを見直す。
3
アプリに秘密の鍵を埋め込まない。

まとめ

今すぐやること

くわしい手順と出典は、本文で確かめてください。

本文で読む

JPCERT/CCは2026年10月8日、「直近で相次いでいる国内組織における不正アクセスに関する注意喚起」を出しました。2026年9月ごろから、国内の組織で不正アクセスによる個人情報の漏えいが相次いでいるためです。ふだんのランサムウェアの侵入とは別に、大きな漏えいにつながる攻撃が増えている可能性があるとしています。一般の利用者が触れない社員向けの管理システムやBIツールも被害に遭っています。注意喚起は10月9日と10月23日に更新されました。

01発表されている事実

社長

国内でどんな攻撃が起きてるの?

JPCERT/CCは手口を5つに分けています。アプリを解析した内部APIの悪用や、AIを使った攻撃道具による攻撃も確認されています。

ハカセ
区分AA スキャンと窃取

既知の脆弱性を探し、設定ファイルやバックアップを盗む

区分BB アプリのAPI悪用

アプリを解析し内部APIで権限変更や不正アカウント作成

区分C・DC・D 製品とサーバー

Metabaseの脆弱性悪用、Webシェル入りWARファイルの設置

区分EE AIの道具で攻撃

AIを使った侵入テストの道具。WSUSサーバーも狙われる

JPCERT/CCは、確認された手口を5つに分けて示しています。

区分 手口
A 既知の脆弱性を探すスキャンと、設定の不備を突いた設定ファイル・バックアップファイルの窃取
B 公開しているスマホアプリを解析してAPIの場所や鍵を探し出し、画面からは使えない内部APIで権限の変更や不正なアカウントの作成を行う。ほかで盗んだAPIキーの悪用も
C BIツール Metabase の SQLインジェクション(CVE-2026-72898)の悪用
D 公開Webサーバーから届くアプリケーションサーバーに、Webシェル入りのWARファイルを置く
E AIを使った侵入テストの道具(Cairn、CyberStrikeAI、ARTEX)による攻撃。インターネットに出ているWSUSサーバーも狙われる

JPCERT/CCは10月15日のブログで、攻撃に使われた可能性のあるサーバーを調べた結果、攻撃者がAIを使って既知の脆弱性のスキャンやAPI経由の攻撃をしていたことを確認したと報告しています。

02Metabase の脆弱性(区分C)

社長

Metabaseってのが危ないの?

BIツールMetabaseのSQLインジェクションが悪用され、被害報告が複数あります。すぐ更新できなければreset_passwordへの通信を遮断します。

ハカセ
内容SQLインジェクション

CVE-2026-72898。悪用あり、被害報告が複数

直した版修正版

x.58.24、x.59.21、x.60.17、x.61.11、x.62.9、x.63.5

回避策回避策

/api/session/reset_password へのアクセスを遮断

項目 出典の記載
影響するバージョン JPCERT/CCの記載:63.x は x.63.5 より前、62.x は x.62.9 より前、61.x は x.61.11 より前、60.x は x.60.17 より前、59.x は x.59.21 より前、58.x は x.58.24 より前。58 より前は影響なし。Metabase Cloud は対応済み
直したバージョン x.58.24、x.59.21、x.60.17、x.61.11、x.62.9、x.63.5
回避策 すぐに更新できない場合、/api/session/reset_password へのアクセスを遮断
悪用の有無 あり(Metabaseが確認。JPCERT/CCによると被害報告が複数)

区分A・B・D・Eについては、特定の製品やバージョンは示されていません。

03影響を受ける会社

社長

うちはアプリなんて作ってないけど?

社内でMetabaseなどのBIツールを使う会社も対象です。「社員しか使わない」と外に出したままの管理画面も狙われています。

ハカセ
対象アプリ・Webサービス

スマホアプリやWebサービスを提供している会社

対象BIツールを使う会社

社内でMetabaseなどのBIツールを使っている会社

注意出したままの管理画面

社員しか使わないツールも狙われている

スマホアプリやWebサービスを提供している会社、社内で Metabase などのBIツールを使っている会社です。「社員しか使わないから」とインターネットに出したままの管理画面やツールも狙われています。

04今すぐやること

社長

まず何から見直せばいいの?

Metabaseの版を確かめて更新し、管理画面やBIツールなど外に出す必要のないものを閉じます。アプリに秘密の鍵を埋め込まないことも大切です。

ハカセ
やること1Metabaseを更新

ネットから届く状態なら侵害の調査も

やること2APIの守りを見直す

回数制限、すべての入口で権限確認、トークンに期限

やること3鍵を埋め込まない

認証と権限の確認はサーバー側で行う

やること4出さない・消す

不要な管理画面は閉じ、期限切れの個人データを消す

  1. Metabase の版を確かめ、更新する。インターネットから届く状態だった場合は、更新だけでなく侵害の調査も行います。JPCERT/CCは、POST /api/session/reset_password が400を返し、その後に GET /api/user/current が200を返す記録が続いていれば、侵害の可能性があるとしています。
  2. APIの守りを見直す。JPCERT/CCは、APIの回数制限(ログイン・パスワード再設定・SMS送信・検索は特に厳しく)、内部APIを含むすべての入口での権限確認、トークンの権限を最小にし有効期限を付けることを勧めています。
  3. アプリに秘密の鍵を埋め込まない。アプリの中の共通の鍵は抜き出されるおそれがあります。認証と権限の確認はサーバー側で行います。
  4. 出さなくてよいものを出さない。管理画面、BIツール、WSUSなど、インターネットに出す必要のないものは閉じます。
  5. 不要な個人データを消す。保存期間を過ぎたデータを消しておくと、漏れたときの被害を小さくできます。

05同じことを防ぐには

社長

APIの穴って、どう見つけるの?

ふつうの脆弱性スキャンでは見つかりにくいので、アプリとAPIを含めた脆弱性診断やペネトレーションテストを外部に頼む方法があります。

ハカセ
ポイント1APIまで含めて診断

脆弱性診断やペネトレーションテストを専門会社に

ポイント2WAFを使う

回数制限や既知の攻撃の遮断に役立つ

APIの設計の穴は、ふつうの脆弱性スキャンでは見つかりにくいものです。アプリとAPIを含めた脆弱性診断やペネトレーションテストを、外部の専門会社に頼む方法があります。WAFは回数制限や既知の攻撃の遮断に役立ちます。図鑑の「脆弱性診断」「WAF」の分類で比べられます。

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出典(一次資料)4件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
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