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注意喚起更新 2026.10.30

Cisco Secure Email Gateway に悪用済みの脆弱性。細工メール1通でroot権限を奪われるおそれ

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  • 一次資料2件
  • セキュリティ図鑑編集部
Cisco Secure Email Gateway に悪用済みの脆弱性。細工メール1通でroot権限を奪われるおそれ
9.8

CVSSの深刻度(Critical)

CVE-2026-76461
16.5.0-780

シスコが移行を勧める修正版

クラウド版は更新済み
9月15日

JPCERT/CCが注意喚起

日本時間の公開日
なし

回避策(シスコ)

修正版への更新を

SUMMARY

要点をまとめると

  1. 01

    シスコは2026年9月15日(日本時間)、メール対策装置 Cisco Secure Email Gateway に、細工したメールを受け取るだけでroot権限でコマンドを実行される脆弱性(CVE-2026-76461)があり、悪用を確認したと公表しました。

  2. 02

    回避策はありません。

  3. 03

    使っている会社は 16.5.0-780 などの修正版に更新し、ログで侵害の有無を確かめてください。

この記事をスライドで理解する(7枚)

1 / 7
発表されている事実影響を受ける人今すぐやること同じことを防ぐには4つの見出し

この記事の流れ

Cisco Secure Email Gateway に悪用済みの脆弱性。細工メール1通でroot権限を奪われるおそれ

シスコのメール装置で何があったの?

Cisco Secure Email Gatewayの脆弱性が2026年9月に悪用され、シスコは回避策なしとしています。修正版は16.5.0-780などです。

9.8CVSSの深刻度(Critical)
16.5.0-780シスコが移行を勧める修正版
9月15日JPCERT/CCが注意喚起
なし回避策(シスコ)

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数字で見ると、こうなります

CVSSの深刻度(Critical):9.8/シスコが移行を勧める修正版:16.5.0-780

2026年9月悪用を把握PSIRTがTACへのサポート依頼の対応中に発見
9月14日アドバイザリ公開日本時間9月15日。JPCERT/CCも同日に注意喚起
9月17日Version 1.1に更新シスコがアドバイザリを更新

POINT 1

発表されている事実

シスコのメール装置で何があったの?

Cisco Secure Email Gatewayの脆弱性が2026年9月に悪用され、シスコは回避策なしとしています。修正版は16.5.0-780などです。

本文で読む
対象Gateway利用の会社社外とのメールを通している会社。旧称Email Security Appliance
攻撃メール1通で成立インターネットからメールを受ける装置はすべて対象
追加の注意クラスタ構成メンバー間で使うSSHの秘密鍵が漏れるおそれ

POINT 2

影響を受ける人

うちもこの装置を使ってたら対象?

社外とのメールをこの装置に通している会社が対象です。攻撃はメール1通で成り立つため、メールを受ける装置はすべて対象と考えてください。

本文で読む
STEP 1修正版に更新保守会社任せでも、更新済みか確認する
STEP 2mail_logsを調べる「COPY.*TO PROGRAM」を大文字小文字区別せず検索
STEP 3周りのログと突き合わせログは消される可能性。外部への想定外の通信を確認
STEP 4痕跡なら専門家へフォレンジック会社やJPCERT/CCへの情報提供

POINT 3

今すぐやること

まず何から手をつければいいの?

版を確かめて修正版に更新し、mail_logsで「COPY.*TO PROGRAM」を検索して侵害がないか調べます。保守会社任せでも確認してください。

本文で読む
自社で運用装置の更新を回す最初に受け取る場所。乗っ取られると盗み見や足がかりに
選択肢クラウド型に任せる更新を事業者が受け持つクラウド型のメールセキュリティ

POINT 4

同じことを防ぐには

更新が追いつかない会社はどうするの?

メール対策装置は外から届くものを最初に受ける場所です。更新を回す体制がなければ、事業者が更新するクラウド型も選択肢です。

本文で読む
1
版を確かめて修正版に更新する。
2
ログで侵害の有無を調べる。
3
周りの機器のログと突き合わせる。

まとめ

今すぐやること

くわしい手順と出典は、本文で確かめてください。

本文で読む

シスコのメール対策装置「Cisco Secure Email Gateway」に、認証なしで外部から攻撃できる脆弱性(CVE-2026-76461)が見つかりました。細工したSQL文を含むメールが装置を通るだけで、内部のOS上でroot権限のコマンドを実行されるおそれがあります。シスコは2026年9月に悪用を把握したとしており、深刻度は CVSS 9.8(Critical)です。JPCERT/CCも2026年9月15日に注意喚起を出しました。

01発表されている事実

社長

シスコのメール装置で何があったの?

Cisco Secure Email Gatewayの脆弱性が2026年9月に悪用され、シスコは回避策なしとしています。修正版は16.5.0-780などです。

ハカセ
2026年9月悪用を把握

PSIRTがTACへのサポート依頼の対応中に発見

9月14日アドバイザリ公開

日本時間9月15日。JPCERT/CCも同日に注意喚起

9月17日Version 1.1に更新

シスコがアドバイザリを更新

  1. シスコのPSIRT(製品セキュリティ対応チーム)が悪用を把握。TACへのサポート依頼の対応中に見つかった

  2. シスコがアドバイザリを公開(日本時間9月15日)

  3. JPCERT/CCが注意喚起

  4. シスコがアドバイザリを更新(Version 1.1)

項目 出典の記載
影響する製品 Cisco Secure Email Gateway(物理・仮想とも。設定によらず影響)。Secure Email and Web Manager と Secure Web Appliance は影響なし
影響するバージョン AsyncOS 15.5 以前:15.5.5-014 より前/16.0:16.0.4-302 より前/16.5:16.5.0-780 より前
直したバージョン 15.5.5-014、16.0.4-302、16.5.0-780。シスコは 16.5 より前の版の利用者に 16.5.0-780 への移行を強く勧めています
回避策 なし(シスコ)
悪用の有無 あり(2026年9月にシスコが把握)

クラウド版の Cisco Secure Email Cloud については、シスコがすべての装置を 16.5.0-780 に更新済みとしています。不審な動きを検知した顧客には、シスコから連絡しているとのことです。

JPCERT/CCは、同じ製品の以前の脆弱性(CVE-2025-20393)で国内の被害事例があったことにも触れています。

02影響を受ける人

社長

うちもこの装置を使ってたら対象?

社外とのメールをこの装置に通している会社が対象です。攻撃はメール1通で成り立つため、メールを受ける装置はすべて対象と考えてください。

ハカセ
対象Gateway利用の会社

社外とのメールを通している会社。旧称Email Security Appliance

攻撃メール1通で成立

インターネットからメールを受ける装置はすべて対象

追加の注意クラスタ構成

メンバー間で使うSSHの秘密鍵が漏れるおそれ

社外とのメールを Cisco Secure Email Gateway(旧称 Email Security Appliance)に通している会社です。攻撃はメールを1通送るだけで成り立つため、インターネットからメールを受けている装置はすべて対象と考えてください。クラスタ構成では、メンバー間で使うSSHの秘密鍵が漏れるおそれもあるとされています。

03今すぐやること

社長

まず何から手をつければいいの?

版を確かめて修正版に更新し、mail_logsで「COPY.*TO PROGRAM」を検索して侵害がないか調べます。保守会社任せでも確認してください。

ハカセ
STEP 1修正版に更新

保守会社任せでも、更新済みか確認する

STEP 2mail_logsを調べる

「COPY.*TO PROGRAM」を大文字小文字区別せず検索

STEP 3周りのログと突き合わせ

ログは消される可能性。外部への想定外の通信を確認

STEP 4痕跡なら専門家へ

フォレンジック会社やJPCERT/CCへの情報提供

  1. 版を確かめて修正版に更新する。保守会社に任せている場合も、更新が済んだか確認してください。
  2. ログで侵害の有無を調べる。シスコは、mail_logs に不審なSQL文がないか調べる例として、大文字小文字を区別せずに「COPY.*TO PROGRAM」を検索する方法を示しています。クラスタでは各メンバーのログを見ます。
  3. 周りの機器のログと突き合わせる。root権限を取られるとログを消される可能性があります。ファイアウォールなどのログで、外部への想定外のアップロードや、不審なIPアドレスからのダウンロードがないか確かめます。
  4. 痕跡が見つかったら専門家に相談する。事故対応・フォレンジックの会社や、JPCERT/CCへの情報提供(ew-info@jpcert.or.jp)を検討してください。

04同じことを防ぐには

社長

更新が追いつかない会社はどうするの?

メール対策装置は外から届くものを最初に受ける場所です。更新を回す体制がなければ、事業者が更新するクラウド型も選択肢です。

ハカセ
自社で運用装置の更新を回す

最初に受け取る場所。乗っ取られると盗み見や足がかりに

選択肢クラウド型に任せる

更新を事業者が受け持つクラウド型のメールセキュリティ

メール対策装置は、外から届くものを最初に受け取る場所です。ここが乗っ取られると、社内向けのメールを盗み見られたり、社内の別の機器への足がかりにされたりします。装置の更新を確実に回せる体制がなければ、更新を事業者が受け持つクラウド型のメールセキュリティも選択肢です。図鑑の「メールセキュリティ・訓練」の分類で比べられます。

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