ひとことで言うと
ウイルス付きのメールや詐欺メールを、社員に届く前に止めるための対策
EXAMPLE
たとえば
クラウドのメールでも、追加のメールセキュリティを入れると、怪しい添付ファイルを安全な場所で開いて確かめてから届けられます。
01メールセキュリティでできること・できないこと
メールセキュリティは、ウイルス付きのメールや詐欺メールを、社員に届く前に止めるための対策です。メールサービスに最初から付いている機能と、追加で入れる製品やサービスがあります。
主な機能は次のとおりです。
- 迷惑メールやフィッシングメールを見分けて、迷惑メールのフォルダに入れたり、隔離したりします。
- 添付ファイルや本文のウイルスを調べます。
- 添付ファイルを安全な仮の環境で実際に開き、怪しい動きをしないかを確かめてから届けます(サンドボックス)。
- 送り主のアドレスがなりすましでないかを、送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)の結果で確かめます。
- 届いたあとで危ないと分かったメールを、受信箱から自動で取り除きます。
たとえばMicrosoft 365のクラウドのメールには、ウイルス対策、迷惑メール対策、なりすまし対策が最初から入っていて、無効にはできません。添付ファイルを仮の環境で開いて確かめる機能は、追加の「Microsoft Defender for Office 365」で使えます。Microsoftによると、この確認はふつう15分以内に終わります。確認中は本文だけ先に届け、添付ファイルは確認が済んでから開けるようにする設定もあります。
できないこともあります。パスワード付きのZIPなど暗号化された添付ファイルは、パスワードが分からないと中身を調べられません。また総務省は、特定の会社を狙う標的型攻撃で使われるウイルスは市販の製品で見つからないことも多く、フィルターと対策ソフトだけでは十分ではないとしています。最後に開くかどうかを決めるのは人なので、社員の教育と組み合わせる必要があります。
02どんな会社に必要か
メールを使うすべての会社に必要です。とくに、取引先とのやり取りで添付ファイルを多く受け取る会社、経理で振込の依頼をメールで受ける会社、自社の名前をかたった偽メールが出回っている会社は、追加の対策を考える価値があります。
03選ぶとき・導入するときに見ること
- 今のメールサービスに最初から付いている機能で何ができるかを確かめ、足りない部分を追加の製品で補います。
- 添付ファイルを仮の環境で確かめる機能があるか。確かめる間にメールが遅れるのをどう扱うか。
- パスワード付きのファイルを受け取ったときの扱いを決めます。止めるのか、受け取る人に確かめさせるのか。
- 自社のドメインに送信ドメイン認証を設定します。自社をかたる偽メールを減らせます。
- 怪しいメールを社員が報告できるしくみと、訓練メールで慣れてもらうしくみがあるか(セキュリティ教育)。
製品や訓練サービスはメールセキュリティ・訓練で比べられます。