ひとことで言うと
自社の名前をかたったなりすましメールを、受け取る側で止めてもらうための設定
EXAMPLE
たとえば
SPF・DKIMとあわせて設定すると、「自社のドメインから来たが本物ではないメール」を、受け取る側が迷惑メールにしたり捨てたりできます。
01DMARCでできること・できないこと
DMARC(ディーマーク)は、自社のドメイン(@以下の部分)をかたったなりすましメールを、受け取る側で見分けて扱いを決めてもらうための設定です。DNS(ドメインの設定)に1行書いて使います。
DMARCは、次の2つの確認の結果を使います。
- SPF:決められたサーバーから送られたか
- DKIM:メールに付けた電子署名が正しいか。総務省の用語集では、電子署名を使った送信ドメイン認証の技術とされています。
どちらかに合格し、しかもそのドメインが、受け取った人が見る送り主(From)のドメインと一致していれば「本物」とします。そうでないメールをどう扱ってほしいかを、送る側が宣言します。宣言は3段階あります。
| 宣言 | 意味 |
|---|---|
| none | 何もしない(結果の報告だけ受け取る) |
| quarantine | 迷惑メールのフォルダなどに入れる |
| reject | 受け取らない |
できないこともあります。DMARCが守るのは、自社のドメインそのものを名乗るメールです。よく似た別のドメイン(1文字違いなど)や、送り主の表示名だけをまねたメールは防げません。受け取る側がDMARCを見ていなければ効きません。
02どんな会社・人に必要か
自社のドメインでメールを送るすべての会社に必要です。警察庁も、フィッシング対策として、事業者にSPF・DKIM・DMARCの導入を検討するよう呼びかけています。
Gmailあてに送る会社にも関わります。Googleの送信者ガイドラインでは、2024年2月1日から、Gmailへ1日5,000通を超えて送る送信者に、SPFとDKIMの両方と、DMARCの設定を求めています(宣言はnoneでもよい)。
03導入するときに見ること
- 先にSPFとDKIMを設定します。自社のメールサーバーのほか、メール配信サービスや請求書の送信サービスなど、自社のドメインで送っているものを洗い出します。
- 最初はnoneで始め、届く報告を見て、本物のメールが不合格になっていないかを確かめます。
- 問題がなければ、quarantine、rejectへと段階的に強めます。
メールの守り全体はメールセキュリティ・訓練で比べられます。
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