エムスリーの製薬企業向け「MR君」に不正アクセス。医師など2万5,775人と製薬企業の担当者2,260人の情報が漏えい
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- 一次資料2件
- セキュリティ図鑑編集部
m3.com会員様等の情報が漏えい
うち6名はメールを含む製薬企業の担当者
うち264名はメールを含む不正アクセスを確認
同日に経路を遮断パスワード・m3ポイントの漏えい
含まれていないSUMMARY
要点をまとめると
- 01
エムスリーは2026年10月15日、製薬企業向けサービス「MR君」への不正アクセスで個人情報が漏えいしたと発表しました。
- 02
10月23日の第2報で、m3.com会員など25,775名、製薬企業の担当者2,260名の氏名・勤務先などの漏えいを確認。
- 03
医療機関や製薬企業の方は、エムスリーを装う連絡に注意してください。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7エムスリー株式会社は2026年10月15日、同社が運営する製薬企業向けサービス「MR君」のシステムに第三者による不正アクセスがあり、同社が保有する個人情報の一部が外部に漏えいしたと発表しました。MR君は、製薬企業が医師に医薬品の情報を届けるためのサービスです。10月23日の第2報で、m3.com会員など25,775名と、製薬企業の担当者2,260名の情報の漏えいを確認したと公表しました。
01発表されている事実
だれの情報が漏れたの?
m3.com会員など25,775名と、製薬企業の担当者2,260名です。氏名や勤務先、担当関係などが含まれます。
漏えいを確認し、経路を遮断
医師会員の1割未満など
登録メールアドレスあてに順次
人数を公表
MR君のシステムへの不正アクセスを確認。同日、一部の会員と製薬企業の担当者の情報の漏えいを確認し、判明した経路を遮断
公表。対象は医師会員全体の1割未満と、製薬企業の担当者数百名規模とした
対象の会員に、登録メールアドレスあてで順次個別に連絡
第2報。人数を公表
| 対象 | 人数 | 漏えいした情報に含まれるもの |
|---|---|---|
| m3.com会員様等 | 25,775名(うち6名はメールアドレスを含む) | 氏名、勤務先、一部の方のメールアドレス、一部の同社サービスの利用に関する情報等、取引先の製薬企業が登録していた情報(担当関係等) |
| 製薬企業の担当者 | 2,260名(うち264名はメールアドレスを含む) | 氏名、勤務先、一部の方のメールアドレス等 |
ログインパスワードや保有するm3ポイントは含まれていません。クレジットカード番号などは同社で持っていません。会員様等には、m3.com会員以外の、製薬企業から預かっている医師の情報も一部含まれます。現時点で、漏えいした情報が不特定多数に公開された事実や、不正に使われた事実は確認されていないとしています。原因の詳しい説明はまだありません。
02読者への影響
メールアドレスが少ないなら平気?
勤務先や担当者名がわかると、電話や郵送でも本物らしい連絡ができます。標的型メールにも使われやすい情報です。
氏名・勤務先・担当関係など
氏名・勤務先・一部メール
漏れたのは主に「どの医師が、どこに勤めていて、どの製薬企業のだれが担当か」という仕事上のつながりの情報です。メールアドレスが含まれる人は限られますが、勤務先がわかると、病院の代表電話や郵送で、製薬企業やエムスリーを名乗る連絡が届くおそれがあります。担当者の名前を出されると信じやすく、標的型メールや、偽のログイン画面への誘導に使われやすい種類の情報です。
03今すぐやること
怪しい連絡が来たら?
パスワードや口座情報は答えず、担当者本人に前から知っている連絡先で確かめてください。
同社は個別連絡で求めない
MRの名前を出すメールは既知の連絡先で
受付や医局に注意を
cs-security@m3.com
- 医療機関の方は、エムスリーや製薬企業を名乗るメール・SMS・電話で、パスワードやカード情報、口座情報を求められても応じない。同社は個別連絡でこれらの入力や提供を求めることはないとしています
- MRの名前を出して資料のダウンロードやログインを求めるメールは、前から知っている連絡先で担当者本人に確かめる
- 病院・診療所では、受付や医局に「製薬企業を名乗る不審な連絡」に気をつけるよう共有する
- 問い合わせは m3.com カスタマーサポート(cs-security@m3.com)へ
04同じことを防ぐには(会社の方へ)
会社でできることは?
DMARCなどで送信元を確かめる仕組みと、社員の訓練をあわせて進めることです。
自社の顧客情報と同じ重さで守る
DMARCなどでなりすましを防ぐ
見分けにくいメールに備える
取引先から預かった名簿は、自社の顧客情報と同じ重さで守る必要があります。業務でつながりの深い相手を装うメールは見分けにくいため、メールの送信元を確かめる仕組み(DMARCなど)と、社員の訓練をあわせて進めるのが効果的です。図鑑の「メールセキュリティ・訓練」の分類で、サービスを比べられます。
05今後の発表
まだ続いているの?
判明した経路の封じ込めは終わり、新たな不正取得は確認されていないとしています。
新たな不正取得は確認されず
新事実は速やかに公表
同社は判明した不正取得の経路の封じ込めを終え、新たな不正取得は確認されていないとしています。調査を続け、新たな事実が分かれば知らせるとしています。
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出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.15に確認)開く
- 1エムスリー「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月15日) ↗corporate.m3.com
- 2エムスリー「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第2報)」(2026年10月23日) ↗corporate.m3.com

