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事件・被害更新 2026.10.30

日本経済新聞社で不正アクセスが3件判明。開発用クラウドから約183万件、社員メールの乗っ取りも

  • 2分で読める
  • 一次資料3件
  • セキュリティ図鑑編集部
日本経済新聞社で不正アクセスが3件判明。開発用クラウドから約183万件、社員メールの乗っ取りも
約183万件

開発用クラウドから漏えい

10月16日公表
約15万件

うち個人情報を含むもの

1,646人分

Google Workspaceの件で漏えい

約9,000件

Microsoft 365から送られたなりすましメール

SUMMARY

要点をまとめると

  1. 01

    日本経済新聞社は2026年10月、不正アクセスによる情報漏えいを3件公表しました。

  2. 02

    10月4日に社員のGoogle WorkspaceとMicrosoft 365への不正ログインを、10月16日には開発用クラウドの認証情報が盗まれ約183万件が漏えいしたことを発表しています。

  3. 03

    日経や関係者を名乗る不審なメールに注意してください。

この記事をスライドで理解する(6枚)

1 / 6
発表されている事実読者への影響同じことを防ぐには3つの見出し

この記事の流れ

日本経済新聞社で不正アクセスが3件判明。開発用クラウドから約183万件、社員メールの乗っ取りも

日経で何が起きたの?

不正アクセスが3件です。Google Workspaceで1,646人分、開発用クラウドで約183万件が漏えいし、なりすましメールも約9,000件送られました。

約183万件開発用クラウドから漏えい
約15万件うち個人情報を含むもの
1,646人分Google Workspaceの件で漏えい
約9,000件Microsoft 365から送られたなりすましメール

数字で見る

数字で見ると、こうなります

開発用クラウドから漏えい:約183万件/うち個人情報を含むもの:約15万件

10月4日公表Google Workspace7月下旬から不正アクセス。1,646人分のメールアドレスと氏名
10月4日公表Microsoft 3659月30日に悪性サイトへ誘導するメール約9,000件が送られる
10月16日公表開発用クラウド認証情報が盗まれ約183万件。個人情報は約15万件

POINT 1

発表されている事実

日経で何が起きたの?

不正アクセスが3件です。Google Workspaceで1,646人分、開発用クラウドで約183万件が漏えいし、なりすましメールも約9,000件送られました。

本文で読む
注意なりすましメール日経やグループ会社の社員をかたるメールが増えるおそれ
やること別の手段で確かめる添付やログインのリンクは開かず、電話などで送り主に確認
対象者個別の連絡開発用クラウドの件の対象者には同社から届く

POINT 2

読者への影響

日経を名乗るメールが来たらどうする?

身に覚えのない添付やログインを求めるリンクは開かず、電話など別の手段で送り主に確かめてください。

本文で読む
対策1多要素認証メールとクラウドのアカウントに、社員全員で徹底
対策2ログイン通知海外ログインや大量送信の通知が来たら当日中に確認
対策3本番データを置かない開発用のクラウドの試験には架空のデータを使う
対策4認証情報は期限付き使う人と権限を絞り、コードや共有フォルダに書かない

POINT 3

同じことを防ぐには

うちはどう防げばいい?

メールとクラウドに多要素認証をかけ、ログインの通知が来たら当日中に確かめることです。開発用クラウドに本番の個人データを置かないことも挙げられています。

本文で読む
1
メールとクラウドのアカウントに多要素認証をかけ、社員全員に徹底する
2
海外からのログインや大量送信の通知を有効にし、通知が来たら当日中に確かめる。
3
開発用のクラウドに本番の個人データを置かない。

まとめ

今すぐやること

くわしい手順と出典は、本文で確かめてください。

本文で読む
ハッキング事例図鑑日経の不正アクセス:漏れた情報・やること・時系列をまとめて見る→

日本経済新聞社は2026年10月4日と16日に、不正アクセスによる情報漏えいを合わせて3件公表しました。社員の業務用アカウントの乗っ取りが2件と、システム開発に使うクラウドサービスへの不正アクセスが1件です。入口はいずれも、アカウントや認証情報を他人に使われたことでした。

01発表されている事実

社長

日経で何が起きたの?

不正アクセスが3件です。Google Workspaceで1,646人分、開発用クラウドで約183万件が漏えいし、なりすましメールも約9,000件送られました。

ハカセ
10月4日公表Google Workspace

7月下旬から不正アクセス。1,646人分のメールアドレスと氏名

10月4日公表Microsoft 365

9月30日に悪性サイトへ誘導するメール約9,000件が送られる

10月16日公表開発用クラウド

認証情報が盗まれ約183万件。個人情報は約15万件

項目 Google Workspace(10月4日公表) Microsoft 365(10月4日公表) 開発用クラウド(10月16日公表)
経緯 7月下旬から社員のアカウントに不正アクセス。8月上旬にGoogleからの通知で把握 9月30日、社員のアカウントから悪性サイトへ誘導するメールが社内外に送られる 10月7日未明から朝にかけて不正アクセス。クラウドに入るための認証情報が何らかの手段で盗まれた
規模 1,646人分 なりすましメール約9,000件。漏えいした人数は調査中 約183万件
情報 社員と取引先などのメールアドレスと氏名。読者や取材先は含まない 受信者のメールアドレスと氏名、メール本文の一部 氏名・メールアドレス・住所・電話番号・生年月日のいずれかを含む個人情報が約15万件(うちメールアドレスを含むもの約12万件)。残る約168万件は単体で個人を特定できない識別子。カード情報は含まない
対応 パスワードを変更 パスワードを変更し、受信者に削除を依頼 認証情報を無効化。10月11日に個人情報保護委員会へ報告

開発用クラウドの件では、10月16日の時点で、漏えいした情報の悪用やシステムの停止、データの改ざんは確認されていないとしています。漏えいが確認された人には個別に連絡するとしています。乗っ取り2件も、個人情報保護委員会に報告済みです。

02読者への影響

社長

日経を名乗るメールが来たらどうする?

身に覚えのない添付やログインを求めるリンクは開かず、電話など別の手段で送り主に確かめてください。

ハカセ
注意なりすましメール

日経やグループ会社の社員をかたるメールが増えるおそれ

やること別の手段で確かめる

添付やログインのリンクは開かず、電話などで送り主に確認

対象者個別の連絡

開発用クラウドの件の対象者には同社から届く

日経の社員を名乗るメールは、取材先や取引先にとって開きやすいものです。同社は、日経やグループ会社の社員をかたるなりすましメールが増えるおそれがあるとして、不審なメールは問い合わせフォームから知らせるよう求めています。身に覚えのない添付ファイルや、ログインを求めるリンクは開かず、電話など別の手段で送り主に確かめてください。開発用クラウドの件で対象になった人には、同社から個別の連絡が届きます。

03同じことを防ぐには

社長

うちはどう防げばいい?

メールとクラウドに多要素認証をかけ、ログインの通知が来たら当日中に確かめることです。開発用クラウドに本番の個人データを置かないことも挙げられています。

ハカセ
対策1多要素認証

メールとクラウドのアカウントに、社員全員で徹底

対策2ログイン通知

海外ログインや大量送信の通知が来たら当日中に確認

対策3本番データを置かない

開発用のクラウドの試験には架空のデータを使う

対策4認証情報は期限付き

使う人と権限を絞り、コードや共有フォルダに書かない

  1. メールとクラウドのアカウントに多要素認証をかけ、社員全員に徹底する
  2. 海外からのログインや大量送信の通知を有効にし、通知が来たら当日中に確かめる。Google Workspaceの件は、Googleからの通知で発覚しています
  3. 開発用のクラウドに本番の個人データを置かない。試験には架空のデータを使う
  4. クラウドの認証情報(アクセスキーなど)は期限付きにし、使う人と権限を絞る。ソースコードや共有フォルダに書き込まない

開発環境は本番より管理が甘くなりがちです。クラウドの設定や権限を外部に点検してもらう「クラウド設定診断」も選択肢になります。図鑑では、メールセキュリティと訓練、クラウド設定診断のサービスを比べられます。

ハッキングの手口と、防ぐ対策の一覧を見る →

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出典(一次資料)3件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
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