RIZAPの「APORITOオンラインストア」に不正なスクリプト。5〜8月に入力したカード情報が流出の可能性
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- 一次資料2件
- セキュリティ図鑑編集部
この期間に注文・入力した人が対象
3か月余り不審なプログラムを発見
15時30分に非公開調査完了とストア再開の見込み
第3報SUMMARY
要点をまとめると
- 01
RIZAPは2026年8月10日、「APORITOオンラインストア」に第三者が不正なスクリプトを設置し、個人情報とクレジットカード情報(セキュリティコードを含む)が外部に流出した可能性があると発表しました。
- 02
対象は2026年5月1日〜8月5日に注文や入力をした人です。
- 03
該当する人はカードの利用明細を確かめてください。
この記事をスライドで理解する(6枚)
1 / 6RIZAPは2026年8月10日、同社の「APORITOオンラインストア」に第三者が不正なスクリプト(プログラム)を設置し、利用者の個人情報とクレジットカード情報が外部に流出した可能性があると発表しました。ネットショップの画面に不正なプログラムを埋め込み、入力されたカード情報を外部へ送らせる手口は、国内の中小のネットショップで繰り返し起きています。
01発表されている事実
RIZAPのストアで何があったの?
外部へ情報を送る不審なプログラムが見つかりました。5月1日〜8月5日の利用者のカード番号やセキュリティコードが流出した可能性があります。
15時30分にストアを非公開に
カード情報漏えいの可能性がある人に個別連絡
個人情報保護委員会へ速報を提出済み
調査完了とストア再開は2027年1月下旬の見込み
ストアのシステムで、外部へ情報を送る不審なプログラムを発見。同日15時30分にストアを非公開にする
カード情報が漏えいした可能性がある利用者に、メールで個別に連絡
公表。個人情報保護委員会へ速報を提出済み
第2報
第3報。調査の完了は2027年1月下旬の見込みで、ストアの再開も同じ時期を予定
対象は、2026年5月1日から8月5日までにストアで注文や情報の入力をした人です。流出した可能性がある情報は、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、カード番号、有効期限、セキュリティコードです。人数は公表されていません。8月10日の時点で、情報の不正利用などの二次被害は確認されていないとしています。外部のフォレンジック調査会社が範囲と原因を調べています。
02読者への影響と今すぐやること
そこで買い物してたらどうすればいい?
カードの利用明細を確かめ、身に覚えのない請求があればカード会社へ連絡してください。RIZAPが暗証番号を尋ねることはありません。
覚えのない請求はカード裏面の番号からカード会社へ
カード会社と相談して自分で判断する
RIZAPが暗証番号を尋ねることはない
セキュリティコードまで含まれているため、ネットでの買い物に悪用されるおそれがあります。
- 期間中にストアを使った人は、カードの利用明細を確かめる。身に覚えのない請求があれば、カード裏面の番号からカード会社へ連絡する
- カードの利用停止や再発行は、カード会社と相談して自分で判断する(RIZAPから求めてはいない)
- RIZAP、警察、カード会社を名乗り、暗証番号や個人情報を尋ねる電話・メール・SMSに注意する。RIZAPが暗証番号を尋ねることはない
03同じことを防ぐには(ネットショップを運営する企業)
うちのネットショップはどう守るの?
カード番号を自社サイトで入力させない方式、改ざん検知、ECソフトの更新と管理画面の多要素認証、年1回の脆弱性診断が挙げられています。
決済代行会社の画面に移す方式などを選ぶ
サイトのファイルが書き換えられたら気づく
ECソフト・プラグインを最新に。管理画面を制限
年に1回は脆弱性診断。既知の攻撃はWAFで
RIZAPは侵入の経路をまだ公表していません。一般に決済画面の改ざんは、ECソフトやプラグインの脆弱性、管理画面のパスワードの弱さを突いて行われます。発見が遅れるほど対象期間が長くなり、今回の対象期間も3か月余りに及びました。
- カード番号を自社サイトで入力させず、決済代行会社の画面に移す方式や、カード情報を自社に通さない方式を選ぶ
- サイトのファイルが書き換えられたら気づく仕組み(改ざん検知)を入れる
- 使っているECソフトやプラグインを最新にし、管理画面には多要素認証とアクセス元の制限をかける
- 年に1回は脆弱性診断を受け、WAFで既知の攻撃を止める
不審なプログラムを見つけたら、RIZAPのようにまずストアを止めて被害の広がりを抑え、カード会社と連携して対象者へ早めに知らせることが大切です。返金や補償、カードの再発行手数料の扱いは、同社も8月10日の時点で検討中としていました。事前にサイバー保険の補償範囲を確かめておくと、いざというときの判断が早くなります。図鑑では、Webサイトへの攻撃への備えとして、脆弱性診断とWAFのサービスを比べられます。
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