Amazonの偽メールに引っかかった!カード情報を入れてしまったときの対処と、本物の見分け方
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- 一次資料26件
- セキュリティ図鑑編集部
2026年9月の報告のうちAmazonをかたるフィッシング
フィッシング対策協議会の月次報告書本当にAmazonからの連絡か検証する転送先
Amazonの「連絡を検証する」フォームも可Amazonのアカウントがない人の報告先
受信専用Amazonのヘルプが案内する相談窓口
警察相談専用電話と消費者ホットラインSUMMARY
要点をまとめると
- 01
Amazonの偽メールで入力してしまったら、カード番号ならすぐカード会社に連絡して止め、パスワードならAmazonの公式アプリから変更して2段階認証をオンにしてください。
- 02
本物かどうかはアカウント内のメッセージセンターで確かめられます(2026年10月30日時点)。
そもそもフィッシングとは?
本物そっくりの偽のサイトやメールでだまして、IDやパスワード、カード番号を入力させる詐欺です。
たとえるなら魚つりのように、本物そっくりの「エサ(偽のログイン画面)」で、入力するのを待っている罠。
- 1偽の連絡が届く宅配・銀行・Amazonなどをかたる
- 2偽サイトに誘う本物そっくりのログイン画面
- 3入力させて盗むID・パスワード・カード番号
警察庁「フィッシング対策」の説明をもとに、やさしく言い換えています。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7「Amazonのアカウントが停止されます」「お支払い方法を更新してください」。そんなメールのリンクを押して、カード番号やパスワードを入れてしまった。この記事は、そんなときにAmazonの画面で何を、どの順番で確かめればいいかをまとめたものです。
中身は、Amazon.co.jpのヘルプ、フィッシング対策協議会、国民生活センター、警察庁の公式ページを2026年10月30日時点で確かめたものです。どのメールにも共通の対処は変なメールを開いてしまったときの記事に、リンク先のサイトを開いてしまったときは怪しいサイトを開いてしまったときの記事にまとめています。ここではAmazonのことに絞ります。
1. 偽メールのリンク先で、何を入れましたか?
当てはまるものを選んでください(ぜんぶ)
2. いま、Amazonにログインできますか?
3. 注文・支払い方法・住所などに、覚えのない動きはありましたか?
01この記事でわかること(3行まとめ)
Amazonの偽メールに引っかかっちゃった。もうダメなの?
まず何を入れたかを確かめます。カード番号ならカード会社へ、パスワードなら変更と2段階認証。順にやれば被害を止められます。
カードはカード会社、パスワードは変更と2段階認証
Amazonが送ったメールはアカウント内で確認できる
2026年9月の報告の約33.2%がAmazonをかたるもの
- 入れてしまったものごとに対処が違います。カード番号ならカード会社へ、パスワードならAmazonのパスワード変更と2段階認証です。
- 本物かどうかはメッセージセンターで確かめられます。Amazonが送ったメールは、Amazonのアカウントの中のメッセージセンターに残ります。
- Amazonの偽メールは、いま特に多い状態です。フィッシング対策協議会によると、2026年9月の報告のうち約33.2%がAmazonをかたるものでした。
02まず確かめる:偽メールのリンク先で何を入れたか
何から確かめればいいの?
偽サイトで何を入れたかです。Amazonは、パスワードなら変更、カード番号ならカード会社へ連絡するよう案内しています。
入れたならすぐカード会社に連絡して止める
公式アプリから変更し、2段階認証をオンに
Amazonに報告して削除すればよい
やることは、偽のサイト(フィッシングサイト)で何を入力したかで決まります。フィッシングとは、実在する会社のふりをしてIDやカード番号をだまし取る手口のことです(くわしくはフィッシングの解説)。
Amazonのヘルプ「詐欺の被害から身を守る」は、Amazonを名乗る外部サイトに入力してしまった場合について、次のように案内しています。
- Amazonのメールアドレス・パスワード・IDを入れた:メールアドレスやパスワード、IDを変更する
- クレジットカード番号を入れた:カード会社に連絡し、利用停止などカード会社の指示に従う
両方入れた人は両方やります。何も入力していなければ、下の「報告」の節を見て報告だけしておきましょう。
フィッシング対策協議会の注意喚起によると、Amazonをかたる偽サイトは、ログインID、パスワード、氏名、生年月日、住所、電話番号、カード番号、有効期限、セキュリティコード、3-Dセキュア(ネット決済用の本人確認)の情報まで入力させようとします。どこまで入れたかメモしておくと、カード会社やAmazonに説明するときに役立ちます。
03カード番号を入れてしまったとき
カード番号入れちゃった!どうするの?
すぐカード会社に電話して、利用停止など指示に従います。新しいカードが届いたらAmazonの登録カードも入れ替えます。
カード裏面の番号へ。利用停止など指示に従う
身に覚えのない決済がないか確認する
古いカードをウォレットから削除し新カードを登録
いちばん急ぐのはカード会社への連絡です。カードの裏面にある電話番号にかけ、「Amazonを名乗る偽サイトにカード番号を入れた」と伝えてください。Amazonのヘルプも、カード会社に連絡して利用停止の手続きを行うなど、カード会社の指示に従うよう案内しています。
国民生活センターは、通販サイトから「支払い方法に問題がある」というSMSが届き、カード番号と住所を入れたあと、合計約4万円の身に覚えのない決済があったという相談を紹介しています。そのうえで、入力したまま放置するとカードやキャリア決済(携帯料金と一緒に払う決済)を不正利用される状態が続くとして、すぐにID・パスワードなどを変え、カード会社や携帯電話会社にも連絡するよう呼びかけています。
カードを止めて新しいカードになったら、Amazonに登録しているカードも入れ替えます。Amazonのヘルプ「お支払い方法の管理」によると、手順は次のとおりです。
- アカウントサービスで「お客様の支払い方法」を選ぶ
- 削除したいカードを選び、「Amazonウォレットから削除する」を選ぶ
- 「支払い方法の追加」から新しいカードを登録する
同じページには、カード会社が再発行時に新しいカード情報をAmazonに伝える場合がある、とも書かれています。一覧に見覚えのないカードがないかも確かめてください。カード以外の情報(銀行口座など)を入れた場合の一般的な対処は、変なメールを開いてしまったときの記事の「入力してしまったとき」の節を見てください。
04Amazonのパスワードを入れてしまったとき:変更と2段階認証
パスワード変えるだけでいいの?
変えたら2段階認証もオンにします。「ログインとセキュリティ」から設定できます。同じパスワードの他サービスも変えましょう。
メールのリンクは使わない
ログインとセキュリティの編集から
2段階認証の設定の編集→はじめる
同じパスワードの全サービスで変更
パスワードを入れたら、犯人はあなたのアカウントにログインできます。メールのリンクではなく、Amazonのアプリか自分で開いた公式サイトから手続きしてください。
パスワードを変える
Amazonのヘルプ「アカウント設定の変更」によると、アカウントサービスの「ログインとセキュリティ」で、変えたい項目の横の「編集」を選び、画面の指示に従って保存します。ログインできないときは「パスワードアシスタント」で、登録しているメールアドレスか携帯電話番号を入れ、届いたワンタイムパスワード(1回だけ使える確認コード)を入力して新しいパスワードを作ります。新しいパスワードはすぐ有効になり、同じメールアドレスにひもづくAmazon関連のアカウントすべてに適用されます。
同じパスワードをほかのサービスでも使っているなら、そちらもすべて変えます。警察庁も、IDやパスワードを入力してしまった場合は、同じものを使っているすべてのサービスで変更するよう呼びかけています。
2段階認証をオンにする
2段階認証は、パスワードに加えて、スマホに届く1回限りのコードがないとログインできないようにする仕組みです(多要素認証の解説)。Amazonのヘルプ「2段階認証について」の手順は次のとおりです。
- アカウントサービスで「ログインとセキュリティ」を選ぶ
- 「2段階認証(2SV)の設定」の横の「編集」を選ぶ
- 「はじめる」を選び、画面の指示に従う
コードはSMSか認証アプリで受け取れます。Amazonのヘルプ「アカウントを安全に保つには」は、パスキー(顔や指紋、端末のPINでログインする方法)の設定と、携帯電話番号とメールアドレスの両方の登録もすすめています。メールだけのアカウントは攻撃を受けやすいためです。
05勝手に使われていないか確かめる5つの画面
勝手に買い物されてないか心配…
注文履歴、取引履歴、支払い方法、アドレス帳、プライム会員情報の5つを見ます。Amazonも取引履歴の確認をすすめています。
自分がしていない注文がないか
知らない支払いやカードの追加がないか
知らないお届け先が増えていないか
会員の状態と会費の支払い方法
パスワードを入れてしまった人は、変更したあとに、犯人が何かしていないかを確かめます。Amazonのヘルプ「不審なログインに関する通知が来ました」は、心当たりのないログイン通知があった場合、第三者がなりすましてログインしている危険があるとして、まず取引履歴を確認するよう案内しています。次の5つをAmazonのアプリか公式サイトで開いてください。
| 画面 | 見るところ |
|---|---|
| 注文履歴 | 自分がしていない注文がないか |
| 取引履歴(お客様の支払い方法の中) | 心当たりのない支払いがないか |
| お客様の支払い方法 | 知らないカードが追加されていないか、既定の支払い方法が変わっていないか |
| アドレス帳 | 知らないお届け先が追加・変更されていないか |
| プライム会員情報 | 会員の状態と、会費の支払い方法がいつもどおりか |
アドレス帳は、各住所の下の「変更」「削除」で直せます。Amazonのヘルプ「アドレスの追加と管理」によると、新しい住所で初めて注文するときはカード番号の再確認を求められます。また、アドレス帳を直しても未発送の注文のお届け先は変わりません。注文ごとに「注文内容の確認・変更」から直す必要があります。
プライム会費は、Amazonのヘルプ「Amazonプライム会費」によると、月額プランが600円(税込)、年額プランが5,900円(税込)です(2026年10月30日時点)。カードの明細では「Amazonプライム会費」などと表示されます。会費について連絡がきても、本当の状態はこのページで確かめられます。
見覚えのない注文や支払いがあれば、Amazonのカスタマーサービスと、カード払いならカード会社にも連絡してください。
06乗っ取られたかもしれないとき・ログインできないとき
頼んでないコードが届いたんだけど?
パスワードを知られている可能性があります。Amazonはすぐ再設定するよう案内しています。Amazonがコードを聞くことはありません。
パスワードを知られた可能性。すぐ再設定
通知の「私ではありません」から再設定
アクセスの回復をカスタマーサービスへ
アカウント乗っ取り(他人にログインされて勝手に使われること)が心配なときは、Amazonの次の案内に従います。
- 頼んでいない確認コードやログイン通知が届いた:Amazonのヘルプ「多要素認証について」は、ほかの人がパスワードを知っている可能性があるとして、すぐにパスワードを再設定するよう案内しています。メールなどほかのアカウントに怪しい動きがないかも確かめ、アカウントごとに別の安全なパスワードにするよう書かれています。
- 覚えのないセキュリティアラートが届いた:Amazonのヘルプ「セキュリティアラートについて」によると、通知の「私ではありません」を選ぶと、すぐパスワードを再設定できます。
- メールアドレスや電話番号を変えられてログインできない:同じページは、サインインの確認に使うメールや携帯電話にアクセスできないときは、アクセスの回復についてカスタマーサービスに問い合わせるよう案内しています。
覚えておきたいのは、Amazonが自分からパスワードや確認コード、秘密の質問の答えを聞いてくることはないという点です。Amazonのヘルプにそう明記されています。電話やメールでコードを聞かれたら、それは偽物です。
なお、本物のAmazonも、通常と違う支払いの動きを見つけるとアカウントを一時的に「保留」にすることがあります。Amazonのヘルプ「保留中のアカウントへのアクセスを復活させる」によると、その場合はAmazonからメールかSMSが届き、自分でアカウントにサインインして、フォームに記入し必要な書類を添付します。メールのリンクから手続きせず、アプリか公式サイトから自分でサインインして、保留の表示が本当に出るか確かめてください。
07本物のAmazonのメールか確かめる2つの方法
本物のAmazonのメールってどう見分けるの?
アカウントの中のメッセージセンターで確かめるのが確実です。メール一覧のAmazonのロゴも目安になりますが、出ない場合もあります。
Amazonが送ったメールはアカウント内で確認できる
GmailやAppleメールなどで本物にロゴ。出ない場合も
Amazonのヘルプ「詐欺目的の連絡を見分ける」が挙げる確かめ方は2つです。
1. メッセージセンターに同じ内容があるか見る
Amazon.co.jpが送ったメールは、アカウントの中の「メッセージセンター」で確認できます。Amazonのヘルプは、ここでAmazonが送ったメッセージかどうかを確認できると案内しています。メールのリンクからではなく、Amazonのアプリか、自分で開いた公式サイトのアカウントサービスから開いてください。
2. メール一覧にAmazonのロゴが出るか見る
Amazonはメールサービス各社と連携していて、Gmail、Appleメール、Yahoo!メール、ドコモメールでは、正式なメールの一覧画面にAmazonのロゴや公式アカウントのマークが表示されます。ただし、ロゴが出るのはウェブブラウザやスマホアプリで一覧を見たときで、Outlookなどのメールソフトでは表示されません。また、Amazonはいくつものドメイン(メールアドレスの@より右側)から送っているため、本物でもロゴが出ない場合があると書かれています。ロゴがないから偽物、とは言い切れないので、迷ったらメッセージセンターで確かめるのが確実です。
どちらでも判断できないときは、Amazonの「連絡を検証する」フォームから送るか、メールをverify@amazon.co.jpに転送すると、本当にAmazonからの連絡か検証できる、とAmazonは案内しています。判断が難しい場合はカスタマーサービスに連絡するよう、ヘルプにも書かれています。
08Amazon自身が挙げている偽メール・偽SMSの手口
偽メールってどんなことが書いてあるの?
急がせる、支払い情報の更新を求める、ギフトカードで払わせる、などです。Amazon自身がヘルプでこうした手口を挙げています。
切迫感をあおって言うとおりに動かそうとする
本物ならお支払いオプションに手順が出る
未払いのプライム会費などを口実に要求
本物はhttps://××.amazon.co.jpで始まる
Amazonのヘルプは、なりすましの危険信号として次の4つを挙げています。
- 急がせる:切迫感をあおって、言うとおりに動かそうとする
- 個人情報を求める:住所、支払い情報、ログイン情報などを求める
- Amazonの外で払わせる:Amazonのサイトやアプリ以外のサイトや、振り込みでの送金を求める
- ギフトカードで払わせる:ギフトカード番号や暗証番号の入力を求める
Amazonのヘルプ「Amazon.co.jpからの電話かどうかを見分ける」には、偽SMSの主な手口と確かめ方が表になっています。
| 偽の内容 | Amazonが案内する確かめ方 |
|---|---|
| 未納料金の請求 | 注文履歴の内容と合っているか確かめる。法的手続きを促すメッセージは詐欺 |
| 支払い情報などの更新依頼 | 「お支払いオプションを管理」を開く。更新の手順が出ていなければAmazonのSMSではない |
| 偽サイトへのリンク | Amazon.co.jpのURLは「https://××.amazon.co.jp」で始まる |
| その他 | ソフトのインストールを求める、誤字や文法の誤りが多い |
同じページには、AmazonがSMSの送信に使う番号の一覧もあります(例:0005950158〜0005950162)。ただし「これ以外を使う場合もある」とされ、偽の番号から送られるケースもあると書かれているため、番号だけで本物と判断しないでください。
ほかにも、Amazonのヘルプ「詐欺の被害から身を守る」は、電話やSMSで「未払いのAmazonプライムの会員費がある」としてAmazonギフトカードを買って払わせる手口と、Amazonでは代金引換が使えないため、代引きで届いたAmazonの荷物は受け取りを拒否するよう案内しています。
フィッシング対策協議会がこれまでに出したAmazonをかたるフィッシングの注意喚起では、「不正アクセスの疑い」「アカウント認証を行ってください」「アカウントのセキュリティ」(2020年5月)、「アマゾンセキュリティアラート:…サインインが検出されました」「アカウント管理確認コード」(2020年4月)、「プライムの自動更新設定を解除いたしました」(2023年1月、QRコードで偽サイトに誘導)といった件名が紹介されています。協議会は、QRコードを載せたメールは一般的に不正メールの可能性が高いとしています。
09Amazonの偽メールはどこに報告する?
偽メールはどこに報告すればいいの?
Amazonの報告ページか、verify@amazon.co.jpへの転送です。アカウントがない人はreportascam@amazon.comに送ります。
どう対応したかを5つから選んで報告
verify@amazon.co.jpに転送すると本物か検証できる
reportascam@amazon.com(受信専用)に転送
info@antiphishing.jpにも報告できる
Amazonのヘルプ「不審な連絡について報告する」では、どう対応したかを選んで報告します。選択肢は「一切情報を伝えていない」「Amazonのアカウント情報を伝えた」「銀行口座情報を伝えた」「自分のパソコンやデバイスへのリモートアクセスを許可した」「その他」の5つです。入力してしまった人も、正直に選んで報告してください。
- Amazonのアカウントがある人:上の報告ページから送るか、verify@amazon.co.jpに転送します。
- Amazonのアカウントがない人:reportascam@amazon.com(受信専用)に転送します。
- 頼んでいない荷物が届いた人:「不要な荷物の報告フォーム」から報告します。
あわせて、フィッシング対策協議会(info@antiphishing.jp)にも報告できます。協議会への送り方は変なメールを開いてしまったときの記事の「報告」の節にまとめています。Amazonのヘルプは、トラブルが解決しない場合の相談先として、警察相談専用窓口(#9110)と消費者ホットライン(188)を挙げています。
10なぜAmazonの偽メールはこんなに多いのか
なんでAmazonの偽メールばっかり来るの?
利用者が多いブランドほど狙われるためです。2026年9月は協議会への報告の約33.2%がAmazonをかたるものでした。
2026年9月はAmazonをかたるものが約33.2%
利用者が多いブランドが狙われる傾向
大量に届くなら漏えいの可能性
数字で見ても、Amazonをかたるフィッシングは特に多い状態です。フィッシング対策協議会の月次報告書によると、協議会に寄せられた報告のうちAmazonをかたるものの割合は次のとおりです。
| 月 | 報告件数(全体) | うちAmazonをかたるもの |
|---|---|---|
| 2026年7月 | 66,119件 | 約37.0%(急増) |
| 2026年8月 | 82,338件 | 約26.1%(減少傾向) |
| 2026年9月 | 94,661件 | 約33.2%(増加傾向) |
3か月とも、報告書の総評でAmazonの割合が取り上げられています。9月は分野別でもEC系(通販)が全体の約47.9%を占めました。理由について、協議会の「フィッシングレポート2025」は、カード情報をだまし取る目的のフィッシングが多く、利用者が多いブランドが狙われる傾向は変わっていないとしています。利用者が多い会社の名前ほど、適当に送っても「本当に使っている人」に当たりやすい、ということです。
また協議会は、大量のフィッシングメールが届く場合は、そのメールアドレスが漏えいし、犯罪者の間で出回っている可能性があり、完全に消すのは難しいとしています。2026年9月の報告書では、メールの本文に受信者の氏名が書かれたフィッシングメールも確認されています。名前が合っていても本物とは限りません。
11Amazonの偽メールを減らす・引っかからないための設定
偽メールを減らす方法ってあるの?
迷惑メールフィルターと、ロゴが出るメールサービスの利用です。届いても2段階認証とパスキーがあれば被害になりにくいです。
メールもSMSもブロック機能を有効に
正規メールが見分けやすいサービスへ
メールのリンクからログインしない
盗まれてもログインされにくい
偽メールをゼロにはできませんが、届く数を減らし、届いても被害にならない形にはできます。
- 迷惑メールフィルターをオンにする:フィッシング対策協議会は、ほとんどのメールサービスで使えるので、大量に届く場合は設定が有効か確かめるよう呼びかけています。SMSには、携帯電話会社の迷惑メッセージブロック機能を使います(警察庁)。
- ロゴ表示に対応したメールを使う:協議会は、正規メールにアイコンが出るなど対策が強いメールサービスで新しいアドレスを作り、登録アドレスを切り替えることも検討するよう書いています。Amazonのロゴが出るのは前の節のとおりGmail、Appleメール、Yahoo!メール、ドコモメールなどです。
- メールのリンクからログインしない:Amazonも協議会も、メールやSMSのURLではなく、公式アプリやブックマークからアクセスするよう案内しています。
- 2段階認証とパスキー:パスワードを盗まれても、ログインされにくくなります。協議会は、正規サイトにだけIDとパスワードを入れるパスワードマネージャーの利用もすすめています。選び方はパスワード管理ツールの比較にまとめています。
12よくある質問
QAmazonの偽メールを開いただけでも危ないですか?
Amazonは、不審なメールやSMSは開かず、URLを押さないよう案内しています。何も入力していなければ、報告して削除してください。開いただけのときの考え方は変なメールを開いてしまったときの記事にあります。
Qパスワードを入れたけど、すぐ変えました。ほかに何をすればいいですか?
2段階認証をオンにし、上の「5つの画面」を確認してください。同じパスワードのほかのサービスも変えます。
Q「アカウントが停止されました」というメールは全部偽物ですか?
全部ではありません。Amazonは、通常と違う支払いの動きがあるとアカウントを一時的に保留にすることがあります。メールのリンクは使わず、アプリか公式サイトから自分でサインインし、メッセージセンターに同じ連絡があるか確かめてください。
Qプライム会費が払えていないと連絡がきました。
アプリか公式サイトの「プライム会員情報」で、会員の状態と支払い方法を確かめてください。Amazonは、未払いのプライム会費があるとしてギフトカードで払わせる手口に注意するよう呼びかけています。
Qギフトカードの番号を教えてしまいました。
Amazonの「不審な連絡について報告する」から報告し、カスタマーサービスに連絡してください。解決しないときは、Amazonのヘルプが案内する#9110(警察相談専用電話)や188(消費者ホットライン)に相談できます。
Q本物かどうかAmazonに聞けますか?
はい。Amazonの「連絡を検証する」フォームから送るか、verify@amazon.co.jpに転送すると、本当にAmazonからの連絡か検証できるとAmazonは案内しています。
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出典(一次資料)26件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1Amazon.co.jp ヘルプ「詐欺目的の連絡を見分ける」 ↗www.amazon.co.jp
- 2Amazon.co.jp ヘルプ「Amazonからのメールの見分け方」 ↗www.amazon.co.jp
- 3Amazon.co.jp ヘルプ「不審な連絡について報告する」 ↗www.amazon.co.jp
- 4Amazon.co.jp ヘルプ「詐欺の被害から身を守る」 ↗www.amazon.co.jp
- 5Amazon.co.jp ヘルプ「Amazon.co.jpからの電話かどうかを見分ける」 ↗www.amazon.co.jp
- 6Amazon.co.jp ヘルプ「アカウント設定の変更」 ↗www.amazon.co.jp
- 7Amazon.co.jp ヘルプ「パスワードの再設定」 ↗www.amazon.co.jp
- 8Amazon.co.jp ヘルプ「2段階認証について」 ↗www.amazon.co.jp
- 9Amazon.co.jp ヘルプ「アカウントを安全に保つには」 ↗www.amazon.co.jp
- 10Amazon.co.jp ヘルプ「多要素認証について」 ↗www.amazon.co.jp
- 11Amazon.co.jp ヘルプ「セキュリティアラートについて」 ↗www.amazon.co.jp
- 12Amazon.co.jp ヘルプ「【Q】不審なログインに関する通知が来ました」 ↗www.amazon.co.jp
- 13Amazon.co.jp ヘルプ「保留中のアカウントへのアクセスを復活させる」 ↗www.amazon.co.jp
- 14Amazon.co.jp ヘルプ「お支払い方法の管理」 ↗www.amazon.co.jp
- 15Amazon.co.jp ヘルプ「アドレスの追加と管理」 ↗www.amazon.co.jp
- 16Amazon.co.jp ヘルプ「Amazonプライム会費」 ↗www.amazon.co.jp
- 17Amazon.co.jp ヘルプ「注文した覚えがない荷物についての報告」 ↗www.amazon.co.jp
- 18フィッシング対策協議会「2026/09 フィッシング報告状況」(2026年10月19日) ↗www.antiphishing.jp
- 19フィッシング対策協議会「2026/08 フィッシング報告状況」(2026年9月18日) ↗www.antiphishing.jp
- 20フィッシング対策協議会「2026/07 フィッシング報告状況」(2026年8月17日) ↗www.antiphishing.jp
- 21フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2025」 ↗www.antiphishing.jp
- 22フィッシング対策協議会 緊急情報「Amazon をかたるフィッシング」(2023年1月5日) ↗www.antiphishing.jp
- 23フィッシング対策協議会 緊急情報「Amazon をかたるフィッシング」(2020年5月29日) ↗www.antiphishing.jp
- 24フィッシング対策協議会 緊急情報「Amazon をかたるフィッシング」(2020年4月14日) ↗www.antiphishing.jp
- 25国民生活センター 相談情報ピックアップ「通販サイトなどをかたるフィッシングの手口にご注意!」(国民生活 2023年7月号) ↗www.kokusen.go.jp
- 26警察庁「フィッシング対策」 ↗www.npa.go.jp

