Check PointのVPNと管理サーバーに悪用済みの脆弱性2件。Sparkも対象、Jumbo HFAで修正を
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- セキュリティ図鑑編集部
2件のCVSS
認証なしで攻撃できるSparkで悪用が確認された時点
CVE-2026-85102CISAがKEVに追加
2件同時SUMMARY
要点をまとめると
- 01
米CISAは2026年9月22日、Check Pointの脆弱性2件を悪用確認済みの一覧に加えました。
- 02
VPN接続時の証明書の確認不備(CVE-2026-85102)はSpark Firewallで9月12日時点で悪用、管理サーバーの脆弱性(CVE-2026-93616)も悪用をCheck Pointが確認しています。
- 03
どちらもCVSS 9.8です。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7ファイアウォールやVPNで使われるCheck Point(チェック・ポイント)の製品で、悪用の確認が続きました。米国のサイバーセキュリティ機関CISAは2026年9月22日、Check Pointの脆弱性2件を「悪用が確認された脆弱性」の一覧(KEV)に加えました。1件はVPNの接続口、もう1件は機器をまとめて管理するサーバーの脆弱性です。どちらも深刻度はCVSS 9.8で、認証なしで攻撃できます。
01発表されている事実
Check Pointで何が狙われてるの?
VPNの証明書確認の不備(CVE-2026-85102)と、管理サーバーの脆弱性(CVE-2026-93616)です。どちらもCheck Pointが悪用を確認しています。
VPNの証明書確認の不備。9月12日時点でSparkで悪用
管理サーバーで認証なしにスクリプト実行。悪用あり
| 項目 | CVE-2026-85102(sk1000117) | CVE-2026-93616(sk1000171) |
|---|---|---|
| 場所 | Security Gateway、Spark Firewall のVPN | Security Management Server、Multi-Domain、Log Server、SmartEvent |
| 内容 | VPNの交渉時の証明書データの確認不備。認証なしでゲートウェイ上でコードを実行されるおそれ | ディレクトリトラバーサルとファイルアップロード。認証なしで管理サーバー上でスクリプトを実行されるおそれ |
| 悪用(Check Pointの記載) | 2026年9月12日時点でSpark Firewallで悪用 | 悪用あり。攻撃された顧客が少数 |
| Check Pointの記事の作成日 | 2026年9月7日 | 2026年9月20日 |
02影響を受ける会社
小さな事務所でも関係ある?
小規模向けのSpark Firewallも、証明書を使うVPNなら対象です。保守会社に製品と版を確かめてください。
Security GatewayとSpark。証明書を使うVPN。R82.20は対象外
Security Management Serverなど。機器本体とSparkは対象外
CVE-2026-85102:Security Gateway と Spark Firewall で、サイト間VPNかリモートアクセスVPNを使っている場合です。版は R82.10、R82、R81.20、R81.10.x、R82.00.x と、サポートが終わった R80〜R81.10 です。R82.20 は対象外です。サイト間VPNでも、事前共有鍵(Pre-Shared Key)だけを使っている場合は対象外です。
CVE-2026-93616:管理サーバー側の脆弱性です。R82.20 の全版、R82.10 Jumbo Take 44 以下、R82 Take 126 以下、R81.20 Take 166 以下などが対象です。ファイアウォール機器本体、Spark Firewall、Smart-1 Cloud は対象外です。
Spark Firewall(Quantum Spark)は小規模な事務所向けの製品です。保守会社が設置している場合は、自社で気づきにくいので確認が必要です。
03今すぐやること
LivePatchを入れれば全部直る?
VPN側は直りますが、管理サーバー側はLivePatchでは直りません。Jumbo HFAかSecurity Hotfixが必要です。
保守会社に聞く。VPNの認証方式も
LivePatch Take 26かJumbo HFA
Jumbo HFAかSecurity Hotfix。LivePatchでは直らない
UDP/500・4500やTCP/19009を絞る
9月12日以降の証明書ログイン
- 使っている製品と版を保守会社に聞く。VPNの使い方(証明書か事前共有鍵か)も確かめます。
- VPN側を直す。R82.10、R82、R81.20 は LivePatch Take 26(自動適用が有効なら自動で入る)か、Jumbo HFA(R82.10 Take 44、R82 Take 126、R81.20 Take 166、R81.10 Take 190 以降)を入れます。Spark は R82.00.10 Build 2325、R81.10.17 Build 4968 以降です。
- 管理サーバー側を直す。Jumbo HFA の R82.20 Take 10、R82.10 Take 45、R82 Take 127、R81.20 Take 170、R81.10 Take 192 以降か、R82.20 の Security Hotfix を入れます。LivePatch では直りません。
- すぐ直せないときの回避策。VPNは、暗黙のルールを止め、UDP/500・4500 などを決まった相手だけに許します(ローカル管理のSparkには使えません)。管理サーバーは、TCP/19009 への接続を信頼できるIPアドレスに絞ります。
- 痕跡を調べる。Check Pointは、9月12日以降のログで証明書を使ったログインを探し、見覚えのない利用者や接続元を調べるよう案内しています。「CN=vpn,OU=users,O=global」などの不審な証明書も挙げています。
04同じことを防ぐには
こういう穴、どう備えればいい?
自動更新を有効にし、管理用の通信を信頼できる相手に絞ることを保守契約で決めておきます。
LivePatchの自動適用を有効に
信頼できる相手だけに
VPNやファイアウォールの穴は、社内に入る近道として狙われます。自動更新の設定を有効にしておく、管理用の通信を信頼できる相手に絞る、の2つを保守契約で決めておきます。図鑑の「UTM・ファイアウォール」と「法人VPN・リモートアクセス」で、ほかの製品も比べられます。
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出典(一次資料)3件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.09.22に確認)開く
- 1Check Point「sk1000117 CVE-2026-85102」 ↗support.checkpoint.com
- 2Check Point「sk1000171 CVE-2026-93616」 ↗support.checkpoint.com
- 3CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」 ↗www.cisa.gov

