VMware vCenterの脆弱性CVE-2026-59310に悪用、ランサムウェアでも。8.0 U3kなどへ更新を
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- セキュリティ図鑑編集部
CVE-2026-59310のCVSSv3
回避策なしCISAによるランサムウェアでの利用
8月18日KEV追加vCenter 8.0の修正版
8.0 U2fも可SUMMARY
要点をまとめると
- 01
米CISAは2026年8月18日、VMware vCenterの脆弱性CVE-2026-59310を悪用確認済みの一覧に加え、ランサムウェアでの利用も「確認」としました。
- 02
vCenterに届く攻撃者が任意のコードを実行できるおそれがあり、回避策はありません。
- 03
Broadcomは7月29日に修正版を出しています。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7社内の仮想サーバーをまとめて管理する「VMware vCenter」の脆弱性が、実際の攻撃に使われていることが分かりました。米国のサイバーセキュリティ機関CISAは2026年8月18日、CVE-2026-59310 を「悪用が確認された脆弱性」の一覧(KEV)に加えました。CISAはこの脆弱性について、ランサムウェアの攻撃での利用も「Known(確認済み)」としています。
01発表されている事実
vCenterで何が起きてるの?
CVE-2026-59310 が8月18日にCISAの悪用確認済みの一覧に入り、ランサムウェアでの利用も確認とされました。修正版は7月29日に出ています。
VMSA-2026-0006。vCenterなど5件
CISAが悪用確認済みに。ランサムウェアでも確認
VMSA-2026-0006.2
Broadcomがセキュリティ情報 VMSA-2026-0006 を公開。vCenter、ESX、Workstation、Fusion の脆弱性5件
ESX と vCenter の 8.0 U2f 向けの修正を追加(VMSA-2026-0006.1)
CISAが CVE-2026-59310 をKEVに追加
7.0 向けの案内を追加(VMSA-2026-0006.2)
| 項目 | 出典の記載 |
|---|---|
| 内容 | vCenter のSyslogサーバーのディレクトリトラバーサル。vCenterにネットワークで届く攻撃者が任意のコードを実行できるおそれ |
| 深刻度 | CVSSv3 9.8(緊急) |
| 回避策 | なし |
| 同時に直った脆弱性 | CVE-2026-59309(VMware Directory Service の認証回避、9.8)など |
Broadcomのセキュリティ情報には、悪用についての記載はありません。悪用とランサムウェアでの利用の確認は、CISAの登録によるものです。
02影響を受ける会社
うちみたいな中小企業も関係ある?
仮想サーバーをvCenterで管理していれば対象です。保守会社が入れている場合もあるので確認してください。
vSphereの仮想サーバーをvCenterで管理している会社
すべての仮想サーバーをまとめて止められる・暗号化される
VMware vSphere で社内の仮想サーバーを動かし、vCenter で管理している会社です。中小企業でも、販売管理やファイルサーバーを仮想サーバーにまとめ、保守会社が vCenter を入れている例があります。vCenter を乗っ取られると、その下のすべての仮想サーバーをまとめて止めたり、暗号化したりされるおそれがあります。
03今すぐやること
回避策はないの?
ありません。修正版に更新し、それまでは管理画面に届く範囲をネットワークで絞ってください。
vSphere Clientで確認、保守会社に問い合わせ
9.1.0.0300、9.0.2.0100、8.0 U3k
管理画面を一般のネットワークから分ける
CVE-2026-47876なども同時に修正
vCenterとは別の場所に、書き換えられない形で
- 版を確かめる。vSphere Client の「バージョン情報」などで vCenter の版を見ます。保守会社に任せている場合は、版と更新の予定を問い合わせます。
- 修正版へ更新する。Broadcomが示す修正版は次のとおりです。
- 9.1.x:9.1.0.0300
- 9.0.x:9.0.2.0100
- 8.0:8.0 U3k(8.0 U2f も可)
- 7.0:延長サポート契約がある場合は Broadcom のサポートに問い合わせ
- vCenter に届く範囲を絞る。回避策はありません。更新までの間も、vCenter の管理画面にインターネットや一般の社員のパソコンから届かないよう、ネットワークを分けます。
- ESX も更新する。同じセキュリティ情報で、ESX の脆弱性(CVE-2026-47876、9.3)なども直っています。同じ公表に入っていた ESX の CVE-2026-41709 も、10月に悪用の一覧に入りました(10月の記事)。
- バックアップを確かめる。仮想サーバーのバックアップが、vCenter とは別の場所に、書き換えられない形で残っているか見ます。
04同じことを防ぐには
仮想化の基盤を守るには?
管理用のネットワークを分ける、管理者に二段階認証、バックアップを切り離す、の3つを保守会社と確かめておきます。
管理画面を一般の通信と分ける
管理者アカウントにかける
攻撃者に消されない場所に持つ
仮想化の基盤は、ランサムウェアの攻撃者が最後に狙う場所です。管理用のネットワークを分ける、管理者のアカウントに二段階認証をかける、バックアップを切り離して持つ、の3つを保守会社と確かめておきます。不審な動きを見張るには、図鑑の「SOC・MDR・SIEM」も比べてください。
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出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.08.18に確認)開く
- 1
- 2CISA「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」 ↗www.cisa.gov

