パソコンが遠隔操作されてるか調べる方法|Windows・Macの確認手順と、AnyDeskなど正規ソフトの悪用、された時の対処
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- 一次資料31件
- セキュリティ図鑑編集部
遠隔操作ソフトが動くのに必要な条件
IPAクイック アシストの接続コード
Microsoftクイック アシストはパソコンに記録を作らない
Microsoft遠隔操作中の不正送金の事例
IPAが確認SUMMARY
要点をまとめると
- 01
パソコンの遠隔操作は、Windowsなら「インストール済みアプリ」「スタートアップ」「リモート デスクトップ」、Macなら「共有」設定を見て確かめます。
- 02
AnyDeskなど正規のソフトが悪用されるので、入れた覚えがあるかが決め手です。
- 03
触っていないのに画面が動くなら、すぐネットから切ります。
そもそも遠隔操作とは?
離れた場所にあるパソコンの画面を映して、ネットワーク越しに操作することです。
たとえるならIPAのたとえでは、見知らぬ訪問者を家に招き入れるようなものです。
- 1ソフトが動く入れるか、ファイルを開くと起動する
- 2ネットでつながるパソコンが通信できる状態になる
- 3許可すると始まる番号を入れると相手が操作できる
IPAの説明をもとに、やさしく言い換えています。
この記事をスライドで理解する(5枚)
1 / 5マウスが勝手に動いた気がする。知らない画面が開いた。電話で言われるままにソフトを入れてしまった。そんなとき、「このパソコン、誰かに操作されているのでは」と不安になります。ただ、動きが遅いだけなら原因はほかにもあります。この記事では、WindowsとMacで遠隔操作のソフトや設定を自分で確かめる順番と、操作されていたときの止め方をまとめました。
中身は、IPA(情報処理推進機構)、警察庁、Microsoft、Apple、TeamViewer、AnyDeskの公式ページを2026年11月1日時点で確かめたものです。画面の名前は、更新によって変わることがあります。いま偽の警告画面が消えずに困っている人は、先に「ウイルスに感染しています」の警告の消し方へ進んでください。
01この記事でわかること(3行まとめ)
マウスが勝手に動いた気がします。もう乗っ取られていますか?
本当に動いたなら、調べる前にネットから切ってください。止めてから、落ち着いて確かめれば間に合います。
調べる前にネットから切り離す
入ったソフト、動くもの、受け入れる設定
自分で消さず、すぐ連絡する
- 自分が触っていないのに画面が動くなら、調べる前にネットから切ります。IPAは、すぐにネットワークを切断して遠隔操作を止めるよう案内しています。
- 確かめる場所は決まっています。Windowsは「インストール済みアプリ」「スタートアップ」「リモート デスクトップ」、Macは「共有」設定と「ログイン項目と機能拡張」です。
- 会社のパソコンは自分で消さず、担当者へ連絡します。管理用のソフトかもしれませんし、調査に端末が必要になることもあります。
02遠隔操作はどんなときに起きる?
遠隔操作とは、離れた場所にあるパソコンの画面を自分のパソコンに映して操作することです。IPAによると、本来はパソコンを監視・操作するためのソフトで、たとえばパソコンメーカーがサポートに使うことがあります。つまり、ソフトそのものが悪いわけではありません。問題は、知らない相手に使われることです。
IPAは、遠隔操作のソフトで第三者が操作するには、次の3つがすべてそろう必要があると説明しています。
- 操作される側のパソコンに遠隔操作のソフトが入っていて、パソコンとソフトが起動し、操作できる状態になっている。
- 操作される側のパソコンがネットワークにつながっている。
- 操作される側が、外から操作されることを許可している。
IPAに多い相談は、偽のウイルス警告を見て電話をかけ、相手の指示どおりに入力したら、自分では気づかないうちに条件がそろっていた、というものです。IPAはこれを「見知らぬ訪問者を家に招き入れる行為と同じようなもの」とたとえています。
この3つは、市販の遠隔操作ソフトの話です。ウイルスのような不正なプログラムが入った場合は、また別です。Microsoftは、詐欺師にリモート アクセスを許すと、マルウェア(悪意のあるソフト)やランサムウェアを入れられることが多いとしています。ソフトの一覧を見て何もなかったとしても、それだけで安心とは言い切れない理由がここにあります。
操作された場合に起きることとして、IPAは、不審なソフトを入れられる、パソコンをロックされる、データを消される、画面に出したメールや写真、購入履歴を知られる、を挙げています。警察庁は、セキュリティソフトを装った遠隔操作ソフトを入れてしまうと、アカウントの乗っ取りや不正送金の被害に遭うおそれがあるとしています。Microsoftも、クイック アシストの相手は場合によってパソコンの持ち主と同じ権限を持つと説明しています。相手に見られ、動かされるのは画面の中だけではないと考えて、早めに止めることが大切です。
03すぐに止めるべきサインと、様子を見てよいこと
IPAは、「自分が操作していないのに勝手に画面を開かれた場合、パソコンが遠隔操作されています」と書いています。遠隔操作の動きは、マウスのポインターの移動やファイルのクリックまで、目の前の画面にそのまま映ります。
| 起きていること | 考えられること | 次の行動 |
|---|---|---|
| ポインターが勝手に動く、ファイルや画面が勝手に開く | いま操作されている | すぐネットから切る |
| 電話で指示されてソフトを入れた、番号を伝えた | 相手が操作できる状態かもしれない | 電話を切ってネットから切り、ソフトを確かめる |
| デスクトップのアイコンが消えた、サインインできないパスワードが付いた | 支払いを断った後に設定を変えられた例(IPA) | かけ直さず、IPAの窓口やパソコンメーカーに相談する |
| パソコンがロックされた、再起動しなくなった | 遠隔操作後に確認されている悪質な例(IPA) | かけ直さず、相談する |
| 動きが遅い | これだけでは分からない | 次の順番で確かめる |
電話で話しただけで何もインストールしていない場合、IPAは、パソコンに影響はないと考えられるとしています。話しただけなら、慌てて初期化する必要はありません。
04まず確認する順番
電話の指示や番号の入力
インストール日で並べる
プロセスとスタートアップ
リモート デスクトップ・共有
- 心当たりを思い出す:知らない相手の指示でソフトを入れた、番号を伝えた、「Windowsキー+Rキー」を押してURLを入力した、といったことがなかったか。
- 入っているソフトを見る:Windowsは「インストール済みアプリ」、Macはアプリとログイン項目です。
- 動いているものを見る:Windowsはタスク マネージャー、Macは「ログイン項目と機能拡張」です。
- 受け入れる設定を見る:Windowsは「リモート デスクトップ」、Macは「共有」です。
- ソフトの履歴を見る:TeamViewerのように記録が残るものなら、接続の記録を確かめます。
- アカウントを別の端末から見る:パソコンの外の被害を確かめます。やり方はハッキングされたか確認する方法にまとめました。
IPAが相談例で挙げる手口では、相手はキー操作を指示して遠隔操作のソフトをダウンロードさせ、承認番号を入力させて操作を始めます。この流れに覚えがあるなら、あとの「された時にやること」まで進んでください。
05Windows:入れた覚えのないソフトを探す
Microsoftの案内では、一覧は次の場所で見られます。
- [スタート] > [設定] > [アプリ] > [インストール済みアプリ] を選びます。
- 並べ替えをインストール日付の順にします。IPAの手順書も、最近入れたものから順に表示すると探しやすいとしています。
- 心当たりの日に入ったものと、次の表の名前がないかを見ます。
IPAが、悪用される遠隔操作ソフトとして名前を挙げているのは、AnyDesk、LogMeIn(LogMeIn Rescue)、TeamViewer、UltraViewerです。どれも既製の正規ソフトです。名前があったからといって、すぐに悪用とは決まりません。自分や家族、パソコンの設定を頼んだ業者が入れたものかを確かめます。
注意点が1つあります。IPAによると、遠隔操作ソフトの中にはインストールが要らず、アプリの一覧に出ないものがあります。そのため、「一覧にない=使われていない」とは言えません。電話の指示でファイルを開いた覚えがあるなら、一覧になくても操作された前提で動きます。
06Windows:いま動いているものと、自動で起動するものを見る
次は、いま動いているものを確かめます。Microsoftの案内どおり、「Ctrl」「Shift」「Esc」を同時に押すとタスク マネージャーが開きます。
- [プロセス] タブ:動いているアプリの一覧です。先ほどの名前がないかを見ます。
- [スタートアップ アプリ]:サインインしたときに自動で動くアプリの一覧です。設定では [スタート] > [設定] > [アプリ] > [スタートアップ] から同じものを確かめられます。
知らない名前があっても、それだけで不正とは判断しないでください。Windowsの部品や、パソコンメーカーのソフトも並びます。名前を確かめるときは、そのパソコンではなく別の端末で調べると安全です。Microsoftによると、スタートアップの設定に出ないアプリもあるので、この一覧もすべてではありません。
タスク マネージャーそのものが開かないときは、別の問題の可能性があります。Microsoftは、タスク マネージャーなどのシステム ツールが起動できないことをマルウェアの現象の1つに挙げています。その場合の進め方はウイルスに感染したらどうなるかを見てください。
07Windows:リモート デスクトップの設定を見る
リモート デスクトップは、Windowsに付いている機能です。別の端末からこのパソコンに接続して操作できるようにします。Microsoftによると、接続先になれるのはWindowsのProエディションです。Homeエディションのパソコンは、接続先にはなりません。
- [スタート] > [設定] > [システム] > [バージョン情報] でエディションを確かめます。
- Proなら、[スタート] > [設定] > [システム] > [リモート デスクトップ] を開きます。
- 使っていないのにオンになっていたら、自分や会社が設定したものかを確かめ、家庭のパソコンならオフにします。
会社のサーバーやパソコンをネットから狙われる話は、リモートデスクトップへの不正アクセスで扱っています。
08クイック アシスト・AnyDesk・TeamViewer:正規ツールが悪用される場合
AnyDeskって名前があったんですが、ウイルスですか?
正規のソフトです。ただ、知らない相手に使われることがあります。自分や家族が入れた覚えがなければ、操作された前提で進めます。
どのツールも正規のものです。違いは「確かめ方」です。公式の説明で確かめられた範囲を表にしました。
| ツール | 公式の説明 | 確かめること |
|---|---|---|
| クイック アシスト(Quick Assist) | Microsoftのアプリ。6桁のコードを入れて [許可] を押すと画面を共有する。相手がフル コントロールを求めることもある | 知らない相手にコードを入れた覚えがないか |
| TeamViewer | 成功した接続は、TeamViewerのフォルダーにある Connections_incoming.txt に記録される | 覚えのない接続が記録されていないか |
| AnyDesk | IPAが悪用例に挙げるソフト。Mac版は公式ヘルプに削除の手順がある | 入れた覚えがあるか。覚えがなければ削除する |
クイック アシストは履歴から調べにくい
Microsoftは、クイック アシストについて「ヘルパーまたは共有者のデバイスにログは作成されません」と説明しています。つまり、自分のパソコンを見ても過去の接続の記録で確かめることはできません。頼りになるのは、コードを入れた、[許可] を押したという自分の記憶です。
Microsoftは、Microsoft サポートに自分から連絡して始めた場合にだけ、相手の接続を許可するよう呼びかけています。信頼できる人とだけ使うアプリです。操作されている最中なら、[コントロールのキャンセル] でフル コントロールを止め、[退出] で終わらせられます。迷ったらネットから切ってください。
頼んだサポートで使うときの決まり
パソコンメーカーなどのサポートを正しく受けるときも、IPAは次のことを勧めています。
- 担当者の企業名、所属、名前、連絡先を確かめる。
- 作業の内容と目的を先に確かめる。
- ソフトの名前、開発元、ダウンロード先を確かめる。
- 作業中はパソコンから目を離さない。
- 終わったら、ソフトを確実にアンインストールする。
Macの人は、クイック アシストの案内にも注意してください。Microsoftによると、macOS用のクイック アシストは、Microsoft サポートとのやり取り以外では利用できません。知らない相手から「Macに入れて」と言われたら、自分でMicrosoftの公式サイトから確かめます。
Microsoftは、頼んでいないのにサポートの電話をかけることはないとしています。Microsoftを名乗る知らない電話は、すぐ切ってかまいません。
09Mac:「共有」設定を見る
Macでは、外から入るための機能が「共有」設定にまとまっています。アップルメニュー > 「システム設定」と選び、サイドバーの「一般」をクリックしてから「共有」をクリックします。
| 項目 | Appleの説明 | 覚えがないとき |
|---|---|---|
| 画面共有 | ほかのユーザーが画面を見て、ファイルを開く、アプリを開く、再起動するなどの操作ができる | オフにする |
| リモートマネージメント | ほかのユーザーがApple Remote Desktopでアクセスできる | オフにする |
| リモートログイン | SSHを使って別の場所からログインできる | オフにする |
| リモートアプリケーションスクリプティング | ほかのコンピュータからのApple Eventsでアプリを制御できる | オフにする |
| ファイル共有 | ほかのユーザーが共有フォルダにアクセスできる | 使っていなければオフにする |
オンになっていた項目があれば、横のボタンから「アクセスを許可」の相手も見ておきます。「画面共有」がオフなら、Appleの説明では、ネットワーク上のほかのコンピュータからそのMacの画面に接続することはできません。
Macがデバイス管理サービスに登録されている場合、一部の共有設定は使えないことがあります。会社や学校のMacなら、変更する前に管理者へ確かめてください。
10Mac:アプリと権限を見る
共有の次は、自動で動くものと、強い権限を持つアプリを確かめます。
- ログイン項目:「システム設定」>「一般」>「ログイン項目と機能拡張」。ログインのたびに開くものと、バックグラウンドでの実行を許可したアプリが分かります。
- アクセシビリティ:「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「アクセシビリティ」。Appleは、アプリがこの機能を介してMacを制御できることがあるとして、信頼できるものに限るよう注意しています。
- 画面収録:「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「画面収録とシステムオーディオ録音」。画面を記録できるアプリの一覧です。
- デバイス管理:macOS 13以降は「システム設定」>「一般」>「デバイス管理」。Appleは、あるはずのない構成プロファイルがあれば削除できる可能性があるとしています。
AnyDeskが入っていた場合、公式ヘルプでは、アプリケーションフォルダからゴミ箱へ移し、~/.anydesk/ などのフォルダーを削除する手順が案内されています。削除の前に、後で相談するときのために画面の写真を撮っておくと役立ちます。
Appleは、ウェブサイトやメールでターミナルへの貼り付けを求める悪意のあるコマンドにも注意するよう呼びかけています。指示されて貼り付けた覚えがある人も、相談してください。
11された時にやること
無線・ケーブル・ルーター
会社は担当者へ
影響が分からないため
別の端末から
- ネットから切る:IPAの案内は、無線LANをオフにする、ネットワークケーブルを抜く、ルーターの電源を落とす、のどれかです。これで遠隔操作を強制的に中断できます。
- 電話を切る:相手の指示には従わず、かけ直しません。
- 会社のパソコンなら担当者に連絡する:ここから先は自分で進めず、次の節を見てください。
- 画面を残す:入れたソフトが分かる画面を写真に撮ります。警察庁は、資料を持って相談するよう案内しています。
- ソフトを消す:家庭のパソコンなら、一覧にあればアンインストールします。Windowsは [インストール済みアプリ] で、対象の [その他] > [アンインストール] です。
- Windowsを元に戻す:IPAは、遠隔操作の影響を判断できないため、安全な対処として「システムの復元」を勧めています。一覧になかったソフトの場合も、復元は行います。
- 復元できなければ初期化する:復元ポイントがないと復元はできません。その場合、IPAは初期化を勧めています。Microsoftも、相手にアクセスを許したならリセットを考えるよう案内しています。
- 検査して更新する:Microsoftは、Windows セキュリティのフル スキャンと更新プログラムの適用を挙げています。
- パスワードを変える:別の安全な端末から変えます。IPAは、目を離していた間に見られた可能性があるときや、パスワード、カード番号を見えやすい場所に保存していたときは、念のため変えるよう案内しています。
Macの場合、IPAの手順書はWindows向けです。Macでは共有をオフにして入れられたアプリを消し、最新のmacOSに更新して再起動します。Appleは、macOSには再起動のときに既知のマルウェアを削除するツールが入っていると説明しています。それでも不安ならAppleのサポートに相談してください。
操作中に見られた範囲について、IPAは、動きを見ていて不審でなければ問題はないと言える一方、コンビニへ行くなどで目を離していた間は見られた可能性があるとしています。
遠隔操作中にネットバンキングへログインさせられた場合は、送金前ならパスワードを変えて取引を確かめ、銀行に相談します。送金してしまったら、すぐ振込先の銀行へ連絡します。IPAは、198万円が不正に送金された事例を確認しています。お金を払ったときの支払い方法別の連絡先は、偽の警告の記事にまとめました。
12会社のパソコンのときは担当者へ
会社や学校のパソコンは、まずシステム担当者か上司に連絡します。IPAは、対処を自分一人で判断せず、会社のルールに従って連絡するよう呼びかけています。
- ソフトを勝手に消さない:IPAは、情報漏えいの調査をする場合、調査の後に復元や初期化を行い、調査が終わるまで端末を保存するよう勧めています。
- 管理用のソフトかもしれない:会社が管理やサポートのために入れていることがあります。Appleも、学校や企業の機器はプロファイルを消す前に管理者へ確かめるよう案内しています。
- ネットの切り方はルールに従う:総務省は、会社のルールに従うことを前提に、一般的にはLANケーブルを抜く、無線LANを切るなどの方法で切り離すよう説明しています。IPAの手引きは、電源を切るなどの不用意な操作で記録を消さないよう注意しています。
IPAによると、会社のパソコンを遠隔操作された場合、情報漏えい事故としての調査や発表が必要になることがあります。隠さずに早く伝えることが、結局は自分を守ります。調査を外に頼むなら事故対応・フォレンジックの会社を比べられます。
13何も見つからなかったときの考え方
ここまで確かめて何もなければ、市販の遠隔操作ソフトで今も操作されている可能性は下がります。ただし「絶対にない」とは言えません。理由は3つです。
- インストールが要らず、一覧に出ないソフトがあります(IPA)。
- クイック アシストは、パソコンにログを作りません(Microsoft)。
- 不正なプログラムは、遠隔操作ソフトの一覧では分かりません。
気になるときは、Windows セキュリティの検査と、別の端末からのログイン履歴の確認を組み合わせます。誰かに監視されている不安があるときは、ひとりで抱えず、IPAの窓口や警察に相談してください。
14次に操作されないための対策
- 画面に出た番号へ電話しない:IPAは、電話をかけなければ被害にあうことはないとしています。Microsoftのエラー メッセージに電話番号が書かれていることはありません。
- 言われるままにソフトを入れない:相手の指示で入れない。承認番号や6桁のコードを、知らない相手に使わない。
- 使わなくなったら消す:サポートが終わった遠隔操作ソフトはアンインストールします(IPA)。
- OSとソフトを最新にする:警察庁は、更新とウイルス対策ソフトの導入を基本に挙げています。個人向けはセキュリティソフトで比べられます。
- Windowsにサインインのパスワードを付ける:パスワードがないパソコンに、相手が勝手に設定して入れなくする手口があります(IPA)。
- 詐欺の電話に備える:家族のパソコンも含めて、詐欺・迷惑電話の対策も役立ちます。
15困ったときの相談先
| 窓口 | 連絡先 | こんなときに |
|---|---|---|
| IPA 情報セキュリティ安心相談窓口 | 電話 03-5978-7509(10時〜12時、13時30分〜17時。土日祝日・年末年始を除く)/メール anshin@ipa.go.jp | 個人で、ソフトの消し方や遠隔操作の不安を相談したい |
| IPA 企業・組織向けの相談窓口 | IPAのサイトから | 会社・組織で相談したい |
| 警察 | 最寄りの警察署、またはサイバー事案のオンライン受付窓口 | 被害を相談・通報したい。資料を持って行く |
| 消費者ホットライン | 188 | サポート契約を取り消したい |
| パソコンメーカー | メーカーの公式サイト | 復元や初期化の操作が分からない |
IPAの窓口に相談するときは、次のことを整理しておくと話が早く進みます。端末の種類とOS、入れているセキュリティソフトの名前、時系列を含めた具体的な出来事、遠隔操作と判断した根拠、ほかに相談した窓口です。電話は1回30分以内で、相談は無料ですが通話料はかかります。
16よくある質問
Qパソコンのカメラやマイクまで見られていますか?
遠隔操作の間は、画面に表示したものが相手に伝わります。カメラやマイクの利用まで確かめる簡単な方法は、公式の案内では確かめられませんでした。Macなら「プライバシーとセキュリティ」で画面収録などの許可を見られます。不安が強いときはネットから切り、相談してください。
Qソフトを消せば、もう遠隔操作されませんか?
入れたソフトによる操作は止められます。ただ、操作の間に別の設定を変えられたかどうかは分かりません。そのためIPAは、アンインストールに加えて「システムの復元」を勧めています。
Qネットにつながっていなければ操作されませんか?
IPAが挙げる遠隔操作ソフトの3条件には、ネットワークへの接続が含まれます。そのため、ネットから切れば、それ以上の操作を強制的に止められます。つなぎ直す前に、この記事の手順を済ませてください。
Q家族が設定で入れたソフトも消すべきですか?
入れた人に確かめて、今も使うなら残してかまいません。使っていないなら消します。IPAも、作業が終わったらアンインストールするよう勧めています。
Q無料の診断サイトで調べられますか?
おすすめしません。検索で見つけたサイトやソフトは、偽物のことがあります(総務省の事例)。まず、この記事の一覧と、Windows セキュリティのような最初から入っている機能で確かめてください。
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出典(一次資料)31件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.11.01に確認)開く
- 1IPA 安心相談窓口だより「遠隔操作を他人に安易に許可しないで」(2020年11月25日) ↗www.ipa.go.jp
- 2
- 3
- 4IPA「『システムの復元』の実施手順書」(2024年6月24日更新) ↗www.ipa.go.jp
- 5
- 6IPA「中小企業のためのセキュリティインシデント対応の手引き」 ↗www.ipa.go.jp
- 7IPA「情報セキュリティに関する技術的なご相談」 ↗www.ipa.go.jp
- 8警察庁「サポート詐欺対策」 ↗www.npa.go.jp
- 9警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」 ↗www.npa.go.jp
- 10総務省「マルウェア(ウイルス等)対策」(国民のためのサイバーセキュリティサイト) ↗www.soumu.go.jp
- 11総務省「有名サイトからダウンロードしたはずなのに・・・」(同) ↗www.soumu.go.jp
- 12Microsoft サポート「クイック アシストを使用して PC の問題をリモートで解決する」 ↗support.microsoft.com
- 13Microsoft Learn「クイック アシストを使用してユーザーを支援する」 ↗learn.microsoft.com
- 14Microsoft サポート「テクニカル サポート詐欺から身を守る」 ↗support.microsoft.com
- 15Microsoft サポート「アプリまたはプログラムが Windows にインストールされているかどうかをチェックする方法」 ↗support.microsoft.com
- 16Microsoft サポート「Windows でアプリとプログラムをアンインストールまたは削除する」 ↗support.microsoft.com
- 17Microsoft サポート「Windows でスタートアップ アプリケーションを構成する」 ↗support.microsoft.com
- 18Microsoft サポート「Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」 ↗support.microsoft.com
- 19Microsoft サポート「リモート デスクトップの使い方」 ↗support.microsoft.com
- 20Microsoft サポート「マルウェアとウイルスの削除に関する Microsoft のリソースとガイダンス」 ↗support.microsoft.com
- 21Apple サポート「Macで『共有』設定を変更する」 ↗support.apple.com
- 22Apple サポート「Macの画面共有をオン/オフにする」 ↗support.apple.com
- 23Apple サポート「Macの画面、ファイル、サービスをネットワーク上のほかのユーザと共有する」 ↗support.apple.com
- 24Apple サポート「Macでログインするときに項目を自動的に開く」 ↗support.apple.com
- 25Apple サポート「アクセシビリティアプリにMacへのアクセスを許可する」 ↗support.apple.com
- 26Apple サポート「Macの画面収録やシステムオーディオ録音へのアクセスを制御する」 ↗support.apple.com
- 27Apple「構成プロファイルを確認する/削除する」(個人の安全ユーザガイド) ↗support.apple.com
- 28Apple サポート「Safariでポップアップ広告やポップアップウインドウをブロックする」 ↗support.apple.com
- 29
- 30TeamViewer「ログファイルの読み方 - 着信接続」 ↗www.teamviewer.com
- 31AnyDesk ヘルプセンター「macOS用のAnyDesk」 ↗support.anydesk.com

