「ウイルスに感染しています」の警告が消えない!消し方と、電話・支払いをしてしまったときの対処
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- 一次資料24件
- セキュリティ図鑑編集部
IPAへのサポート詐欺の相談(2023年度)
2022年度は2,749件(IPAサポート詐欺レポート2024)国民生活センターの相談(2023年度・前年度同期比)
70歳以上で大幅に増加偽の警告に多い番号の始まり
北米への国際電話で通話料が高くなるおそれIPA 情報セキュリティ安心相談窓口
10時〜17時(土日祝日・年末年始を除く)SUMMARY
要点をまとめると
- 01
画面に電話番号が出る「ウイルスに感染しています」の警告は、サポート詐欺の偽物です。
- 02
IPAは、表示されただけなら感染しておらず、Escキーの長押しなどで画面を閉じるだけで問題ないとしています。
- 03
電話した、遠隔操作のソフトを入れた、お金を払った場合は、ネットから切る、ソフトを消す、カード会社や電子マネーの発行会社と警察・188に連絡します(2026年10月30日時点)。
そもそもサポート詐欺(偽のウイルス警告)とは?
ネットを見ているときに「ウイルスに感染しました」という偽の画面を出し、電話をかけさせてお金や遠隔操作をだまし取る詐欺です。
たとえるなら道ばたで「あなた病気ですよ!今すぐこの番号へ」と叫ぶ偽のお医者さん。本物の病院はそんな呼び込みをしません。
- 1偽の警告大きな音と赤い画面
- 2電話させる画面の番号にかけさせる
- 3だまし取る遠隔操作・ギフトカード
IPA「安心相談窓口だより」の説明をもとに、やさしく言い換えています。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7パソコンでネットを見ていたら、急に画面いっぱいに「ウイルスに感染しています」と出て、警告音まで鳴り出した。閉じようとしても閉じられない。画面には「マイクロソフトのサポート」の電話番号が書いてある。この記事は、そんなときに今すぐ何をすればいいかと、電話をしてしまった・ソフトを入れてしまった・お金を払ってしまったときの対処を、順番にまとめたものです。
この画面は、IPA(情報処理推進機構。国のセキュリティの専門機関)や警察庁が「サポート詐欺」と呼んでいる手口の入口です。中身は、IPA、警察庁、国民生活センター、消費者庁、Microsoft・Apple・Googleの公式ページで、2026年10月30日時点で確かめたものです。サポート詐欺という言葉そのものは偽のセキュリティ警告の用語解説でも説明しています。
1. 警告が出ているのはどれ?
2. だれのパソコン・スマホですか?
3. いま、どこまで進んでいますか?(いちばん進んだところを1つ)
どうやって払いましたか?(ぜんぶ選ぶ)
遠隔操作のソフトも入れましたか?
01この記事でわかること(3行まとめ)
「ウイルスに感染」って出て消えない!もうダメ?
偽物です。IPAは、表示されただけなら感染しておらず、画面を閉じるだけで問題ないとしています。
Microsoftの警告に電話番号は載らない
だめならCtrl+Alt+Deleteで再起動
ネットを切る・発行会社とカード会社へ
- 画面に電話番号が出る「ウイルス感染」の警告は、偽物と考えてください。IPAは、画面が表示されただけならパソコンはウイルスに感染しておらず、画面を閉じるだけで問題ないとしています。
- 閉じ方は「Escキーを3秒ほど長押し」→右上の「×」です。だめなら「Ctrl」「Alt」「Delete」を押して再起動します。スマホはタブを閉じます。
- 電話した、遠隔操作のソフトを入れた、お金を払ったなら、まだ打てる手があります。ネットから切る、ソフトを消す、カード会社や電子マネーの発行会社に連絡する、警察と消費生活センターに相談する、の順です。
02その警告はほぼ偽物:本物と偽物の見分け方
マイクロソフトのロゴまであるよ?本物じゃないの?
Microsoftは、本物の警告に電話番号が載ることはないとしています。番号があれば偽物です。
全画面・警告音・電話番号。×が効かない
電話番号なし。Windows セキュリティで確かめる
警察庁は、サポート詐欺を「パソコンでインターネットを閲覧中に、ウイルスに感染したかのような偽の画面や警告音で不安をあおり、画面のサポート窓口に電話をかけさせる手口」と説明しています。電話の先では有料のサポート契約を勧められたり、遠隔操作のソフトを入れさせられたりします。
偽の警告には、はっきりした特徴があります。消費者庁の注意喚起(2023年9月28日)によると、「Microsoft」のロゴと一緒に「Windows Defender セキュリティ センター」「検出された脅威:トロイの木馬スパイウェア」「Windows サポートへのお問い合わせ」と電話番号が表示され、ピーという警告音や「すぐにサポートに連絡してください」といった音声が流れます。IPAによると、画面は全画面になり、マウスのカーソルが消され、画面の中の「×」は偽物で押しても反応しません。
見分けるポイントは電話番号です。Microsoftは公式サポートページで「Microsoft のエラー メッセージと警告メッセージに電話番号が記載されていることはありません」と書いています。また、頼まれていないのにMicrosoftからサポートの電話をかけることもなく、暗号資産やギフトカードでサポート料金を求めることもないとしています。消費者庁も、実在する日本マイクロソフトが、パソコンに警告を出して電話をかけるよう求めることはないと明記しています。Appleも、セキュリティの問題やウイルス感染を知らせるポップアップの多くは詐欺広告で、書かれた番号に電話しないよう案内しています。
本当に感染していないか気になる人は、警告の画面から何かを押すのではなく、自分でWindows セキュリティのアプリを開いて確かめます。Microsoftの案内では、Windows セキュリティの「ウイルスと脅威の防止」から「クイック スキャン」を実行でき、結果は「現在の脅威」の欄に表示されます。
IPAによると、偽の警告は、ボタンに見せかけた広告やブラウザの通知などを押したことがきっかけで出ます。入口になりやすい場所は、後の「次から警告を出さないために」で説明します。
03今すぐ警告を消す方法(パソコン・スマホ別)
×を押しても閉じないんだけど…
その×は偽物です。Escキーを3秒ほど長押しすると本物の×が出ます。だめならCtrl+Alt+Deleteで再起動です。
音がうるさければ音量を下げる
右上に出た×でブラウザを閉じる
電源アイコンから再起動する
開き直したら右上の×で閉じる
まず、画面の電話番号には絶対に電話しないでください。音がうるさいときは、パソコンの音量を下げてから落ち着いて操作します(IPA)。
Windowsのパソコン
IPAの手順書「サポート詐欺で表示される偽のセキュリティ警告画面の閉じ方」の手順です。
- Escキーを3秒ほど長押しします。全画面の表示が解除されて、画面の右上にブラウザの「×」が出ます。
- 右上の「×」を押してブラウザを閉じます。「ページを移動しますか」と出たら「移動」を選びます。
- Escキーを押しても「×」が出ないときは、偽の警告の画面の中を一度マウスでクリックしてから、もう一度Escキーを長押しします(IPAの体験サイトの案内)。
- それでもだめなら、「Ctrl」「Alt」「Delete」の3つのキーを同時に押し、画面右下の電源ボタンのアイコンから「再起動」を選びます。保存していないデータは消えることがあります。
警察庁は、「Ctrl」「Alt」「Delete」で出る画面からタスクマネージャーを開き、ブラウザを選んで「タスクの終了」を押す方法も案内しています。
ノートパソコンは、電源ボタンを押してもスリープになるだけで、入れ直すと同じ画面が残ることがあります(IPA)。そのときも、画面を一度クリックしてからEscキーを長押しします。
ブラウザを開き直したときに「ページを復元しますか」と出ても、「復元」は押さず、右上の「×」で閉じます。復元すると、同じ警告の画面がまた開きます(IPA)。
Mac
Appleは、閉じるボタンに似せた偽のボタンがあるため、迷ったらポップアップには触らず、Safariのウインドウやタブごと閉じるよう案内しています。閉じられないときは、「option」「command」「esc」の3つのキーを同時に押すと「強制終了」のウインドウが出るので、Safariを選んで強制終了します。そのあとshiftキーを押しながらSafariを開くと、前に開いていたウインドウやタブが元に戻らずに済みます。強制終了もできないときは、アップルメニューから再起動し、それもできなければ電源ボタンを約10秒長押しして電源を切ります(Apple)。
iPhone・Android
スマホでも、偽の警告からアプリを入れさせる手口があります。IPAは、警告の中の「OK」「キャンセル」「閉じる」は押さず、次の手順でタブごと閉じるよう案内しています。
- iPhone・iPad(Safari):画面下の「タブ」のアイコンを長押しし、出てきたメニューから「タブを閉じる」を選びます。
- Android(Chrome):画面上の「タブ」のアイコンを長押しし、メニューから「タブを閉じる」を選びます。
タブレットでは、全画面のどこかを長押しすると画面の上のほうに「×」が出るので、それを押すとEscキーの長押しと同じ状態になります(IPA)。
本番の前に練習できる「閉じ方体験サイト」
IPAは、偽の警告の画面を再現した「偽セキュリティ警告画面の閉じ方体験サイト」を、偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページで公開しています(2023年12月19日公開)。パソコン専用でスマホでは使えず、別のウインドウで開いて約2分で自動的に終わります。始めるとすぐに音が鳴るので、音量に注意してください。
04何度も出る・消えないとき
閉じたのに、また出てくるよ?
通知の許可、ページの復元、不要なソフトのどれかが多いです。全体が固まるなら、まずネットを切ります。
ブラウザの通知の許可を消す
不要なソフト・拡張機能を消す
まずネットを切り、電源を切る
閉じても閉じても出てくるときは、原因によってやることが違います。
- 画面の右下に「ウイルスを検出」などの通知が何度も出る:IPAによると、ブラウザの通知の機能を悪用した偽の警告です。押すと全画面の偽の警告に飛ばされます。ブラウザの設定で、そのサイトの通知の許可を消してください。ブラウザごとの消し方は、怪しいサイトの記事の「通知を許可してしまったとき」の節にまとめています。
- iPhoneのカレンダーに「ウイルスに感染」という予定が入る:これも同じ記事の「カレンダーやプロファイル」の節の手順で消せます。
- ブラウザを開くたびに出る:前の節のとおり、「ページの復元」を押していないか確かめます。
- 広告や新しいタブがしつこく出る、ホームページが勝手に変わる:不要なソフトや拡張機能が入っているサインです。Googleは、Windowsなら「設定」の「アプリ」→「インストールされているアプリ」から心当たりのないものをアンインストールし、Chromeの「設定のリセット」で設定を元に戻す手順を案内しています。Macでは、Appleが「アプリケーション」フォルダの心当たりのないアプリを削除し、Safariの「機能拡張」で不要な拡張機能を切るよう案内しています。
パソコン全体が操作できなくなったとき
ブラウザではなく、パソコンの画面全体に偽のメッセージが出て、キーボードもマウスも受け付けず、再起動しても変わらないなら、別の手口です。IPAは2024年9月17日、「操作不能の偽メッセージ」として注意を呼びかけました。前に何かのソフトを意図せず入れてしまったことが原因と推定され、遠隔操作されていた例もあります。IPAの手順は次のとおりです。
- ネットを切る:LANケーブルを抜くか、Wi-Fiのルーターの電源を切ります。いちばん大事な手順です。
- 2〜3分待つ:消えて元に戻ることがあります。戻っても、安全のため初期化が勧められています。
- 「Ctrl」「Alt」「Delete」を押す:画面が切り替わったら、右下の電源アイコンからシャットダウンします。
- 反応がなければ、電源ボタンを長押しして電源を切ります。
- 初期化を考える:データは消えるので、メーカーのサポートや購入したお店に相談しながら進めます。
IPAは、この手口は正規のソフトを悪用しているため、2024年8月時点でセキュリティソフトでは見つからないと考えられるとしています。ふだんから大事なデータを外にバックアップしておくと、初期化になってもあわてずに済みます。
05書かれた番号に電話してしまったとき
電話しちゃった…もう手遅れ?
話しただけでソフトを入れていなければ、影響はないと考えられます。折り返しの電話には出ないでください。
入れていなければ画面を閉じて履歴を消す
出たら詐欺。すぐ電話を切る
出ない・着信拒否。番号は偽装される
電話をかけてしまっても、それだけで終わりではありません。IPAは、電話で話しただけで、ソフトを何も入れていなければ、パソコンへの影響はないと考えられるとしています。警告の画面を閉じ、念のためブラウザの履歴を消しておきます。
電話で相手の言うとおりにしないことが大切です。IPAによると、電話に出るのはマイクロソフトのサポート担当を名乗る人で、「Windowsのキーと『R』を押してください」と言って遠隔操作のソフトを入れさせようとします。偽の社員証を画面に見せることもあります。次のことを言われたら、すぐに電話を切ってください。
- キーを押させる、URLを入力させる、ソフトを入れさせる
- コンビニで電子マネーやギフトカードを買ってくるよう言う(警察庁は「電話で電子マネーカードの話が出てきたら、絶対に詐欺です」としています)
- ネットバンキングにログインさせる、お金を「安全な口座」に移すよう言う
一度かけると、相手に自分の番号が伝わり、あとから電話がかかってくることがあります。IPAとMicrosoftは、着信を拒否するか、出ないよう案内しています。IPAのレポートでは、折り返しの着信に実在する会社の番号や、IPAの相談窓口の番号が表示された例も紹介されています。Appleも、詐欺師は発信元の番号を偽装することがあると注意しています。表示された番号だけで信用しないでください。
通話料にも注意が必要です。IPAによると、偽の警告の番号は2023年8月ごろから0101で始まる番号に変わってきており、これは北米への国際電話になるため、通話料が高くなるおそれがあります。偽の画面に「フリーダイヤル」と書いてあっても、うそです。気になる人は、携帯電話会社の明細を確かめてください。
06遠隔操作のソフトを入れてしまったとき
言われるままソフトを入れちゃった!
まずネットを切り、ソフトを消して、システムの復元です。できなければ初期化を考えます。
Wi-Fiを切る、ケーブルを抜く
入れた遠隔操作ソフトをアンインストール
ソフトを入れる前の状態に戻す
保存していたものは念のため
相手の指示で遠隔操作のソフトを入れてしまった人は、次の順で進めます。IPAによると、使われるのはAnyDesk、TeamViewer、LogMeIn Rescue、UltraViewerなど、もともとは正規の遠隔操作ソフトです。
- ネットから切る:遠隔操作が続いているなら、Wi-Fiを切る、LANケーブルを抜く、ルーターの電源を切るのどれかで、操作を止められます(IPA)。
- 遠隔操作のソフトを消す:入れたソフトをアンインストールします。Microsoftも、勧められて入れたアプリはすべてアンインストールするよう案内しています。
- 「システムの復元」で、ソフトを入れる前に戻す:IPAは、遠隔操作で何をされたか分からないため、Windowsの「システムの復元」を勧めています。インストールせずに動き、一覧に出てこないソフトもあるので、その場合は復元だけ行います。
- 復元できなければ初期化:IPAは、Windows 10以降なら回復の機能で初期状態に戻せるとしています。Microsoftも、相手にアクセスを許したならリセットを考えるよう案内しています。
- パスワードを変える:操作中に目を離していた、パスワードやカード番号をパソコンに保存していた、という人は、念のため変えます(IPA)。Microsoftは、Microsoft アカウントのパスワードの変更、Windows セキュリティでのフル スキャン、更新プログラムの適用も挙げています。乗っ取りの防ぎ方は乗っ取り・不正ログインの対策にあります。
IPAによると、相手はお金を払わせるため、デスクトップのアイコンを消す、壁紙を変えるといった設定変更をすることがあります。直してほしくても、かけ直さないでください。復元のあとに偽の社員証の画像がデスクトップに残っていても、それだけでは遠隔操作が続いている証拠ではありません。
遠隔操作中にネットバンキングにログインさせられたなら、IPAの案内では、送金する前ならパスワードを変えて、身に覚えのない取引がないか確かめ、銀行に相談します。IPAには、送金額にすきを見て「0」を足され、198万円を送金された相談も寄せられています。
07お金を払ってしまったとき(支払い方法別)
コンビニでカードを買って番号を教えちゃった…
発行会社に連絡して決済の停止を頼みます。追加で買うよう言われても応じないでください。
カード会社に支払いの停止を頼む
発行会社に決済の停止と救済を相談
振込先の銀行・自分の銀行・警察へ
画面の写真・利用履歴・カードを保存
払ってしまったら、それ以上払わないことがまず大事です。IPAや消費者庁によると、「番号が違う」「エラーが出た」「あとで返金する」と言われ、コンビニで電子マネーを何度も買い直させられる例があります。言われても、買い足さないでください。そのうえで、支払い方法ごとに連絡します。
| 払い方 | すぐにやること | 案内している機関 |
|---|---|---|
| クレジットカード | カード会社に連絡し、支払いの停止を頼む。カードの停止や交換を相談する | 警察庁、Microsoft |
| 電子マネー・ギフトカード(コンビニで買ったカードの番号を伝えた) | 発行している会社に被害を伝え、決済の停止と救済を相談する | 警察庁、国民生活センター |
| ネットバンキング・振込 | すぐに振込先の銀行に連絡する。自分の口座がある銀行と警察にも連絡する | IPA |
| コンビニ払い(払込票など)・そのほか | 消費生活センター(188)と警察に相談する | 警察庁、IPA |
電子マネーについて、国民生活センターは「相手より早くチャージしたり、発行業者に連絡したりしましょう」と助言しています。とにかく早く動くことが大事です。銀行の連絡先は、全国銀行協会のページで確かめられます(IPA)。
コンビニ払いの払込票について、個別の手順を案内した公的なページは見当たりませんでした。払ってしまった、契約を取り消したいというときは、IPAが案内しているとおり、消費生活センター(局番なしの188)に相談してください。支払いのあとに「契約の更新」や「キャンセル料」を求められたときも、同じく188に相談できます(IPA)。
警察に相談するときは証拠を残す
警察庁は、次のものを残し、それを持って最寄りの警察署に相談するよう案内しています。事前に電話して、日時と持ち物を決めておくとスムーズです。
- 偽の警告の画面(写真で撮ったもの)
- 入れてしまったソフトが分かるもの
- クレジットカードの利用履歴
- 買った電子マネーのカード(レシートも)
お金の被害にあったあとの相談先は、被害にあったときの相談先にもまとめています。
08会社のパソコンだったとき
会社のパソコンなんだけど、怒られそう…
自分で判断せず、すぐ上司か担当者へ。遠隔操作を許したなら、調査が終わるまで初期化しません。
表示された番号にかけない
自分で判断せず指示に従う
調査が終わるまで端末を残す
会社のパソコンで偽の警告が出たら、自分で何とかしようとせず、すぐに上司かシステム担当者に連絡してください。IPAは、表示された番号に電話しないこと、自分で判断せず管理者の指示に従うこと、管理者の許可なく遠隔操作に応じないことを呼びかけています。
IPAによると、テレワーク中に相談できる人がおらず、自分で解決しようとして被害にあった例があります。遠隔操作を許してしまうと、機密情報や個人情報を見られたおそれがあるため、情報漏えいの調査や対外的な発表が必要になることがあります。逆に、電話を切るなどして遠隔操作を許していなければ、情報漏えいの心配はないとされています。
調査(フォレンジック)が必要なときは、IPAは、調査が終わるまでパソコンを復元や初期化せずに残しておくよう案内しています。会社で調べる前に自分で初期化しないでください。上司への報告の例文は、変なメールを開いてしまったときの記事の「会社のパソコン・会社のメールだったら」の節にあります。
09次から警告を出さないために
次から出さないにはどうすればいい?
入口はボタン風の広告や検索の広告です。ブックマークから開き、ブラウザの警告機能をオンにします。
ボタン風の広告や打ち間違いを避ける
Safariの詐欺警告、EdgeのSmartScreen
IPAの閉じ方体験サイト(パソコン用)
電話番号付きの警告は偽物と伝える
IPAのレポートによると、偽の警告への入口は、アダルトサイトだけではありません。2023年ごろからは、ふつうのWebページの広告枠に「次へ」「開く」などのボタンに見せかけた広告が出たり、楽天やYahoo!そっくりの広告が検索結果に出たりしています。URLの打ち間違いを待ち構えるサイトもあります(例:gmail.com を gmai.com と打つ)。次のことを習慣にすると、入口を減らせます。
- よく使うサイトはブックマークから開く:検索結果の上のほうにある広告や、打ち間違いの入口を避けられます。
- ブラウザの警告機能をオンにする:Appleは、iPhoneの「設定」→「アプリ」→「Safari」で「ポップアップをブロック」と「詐欺Webサイトの警告」をオンにできると案内しています。Microsoftは、EdgeのMicrosoft Defender SmartScreenが既知の詐欺サイトをブロックし、ポップアップの繰り返しも防ぐとしています。
- OSとソフトを最新にし、ウイルス対策ソフトを入れる:警察庁が被害防止のポイントに挙げています。選び方はセキュリティソフトの比較で紹介しています。
- 体験サイトで閉じ方を練習しておく:前の節で紹介したIPAの体験サイトです。
- 家族にも伝えておく:国民生活センターは2024年3月27日、70歳以上の相談が大幅に増えていると発表しました。親には「電話番号が出る警告は偽物」「電子マネーの話が出たら詐欺」の2つを伝えておきましょう。
相談の数も増えています。IPAの「サポート詐欺レポート」2024によると、IPAの窓口へのサポート詐欺の相談は、2022年度の2,749件から2023年度は4,521件に増えました。国民生活センターも、相談件数は年間5,000件台で推移してきて、2023年度は前の年度の同じ時期に比べて約1.3倍に増えたとしています。迷惑電話を防ぐ道具は迷惑電話・詐欺対策で比べられます。
10困ったときの相談先
どこに相談すればいいの?
閉じ方などはIPA、お金のことは188か警察の#9110です。支払いはカード会社や発行会社へ。
03-5978-7509 平日10時〜17時
188 近くの消費生活センターへ
#9110 被害届は最寄りの警察署
番号は2026年10月30日に各公式ページで確かめたものです。
| 窓口 | 連絡先 | こんなときに |
|---|---|---|
| IPA 情報セキュリティ安心相談窓口 | 電話 03-5978-7509(10時〜17時、土日祝日・年末年始を除く)/メール anshin@ipa.go.jp | 警告が閉じられない、ソフトの消し方が分からない |
| 消費者ホットライン | 188 | 払ってしまった、契約を取り消したい |
| 警察相談専用電話 | #9110(証拠を持って最寄りの警察署にも相談できます) | お金をとられた、警察に相談したい |
| カード会社・電子マネーの発行会社・銀行 | カードの裏面や公式サイトにある番号 | 支払いを止めたい |
IPAの窓口が受けるのは技術的な相談で、契約や支払いのことは対象外です。お金のことは188か警察へ相談します。Microsoftを名乗る詐欺は、Microsoftの「詐欺の報告」のページ(www.microsoft.com/reportascam)からも報告できます。
11よくある質問
Qサポート詐欺とは何ですか。
パソコンなどに偽のウイルス感染の警告や警告音を出して、画面の番号に電話をかけさせ、サポート料金の名目でお金をだまし取る手口です(警察庁)。遠隔操作のソフトを入れさせ、ネットバンキングで不正に送金させる例もあります。
Q「Alt」と「F4」で閉じられません。
IPAのレポートによると、2023年9月ごろから、偽の警告ではEscキーの長押しと「Ctrl」「Alt」「Delete」以外が効かなくなりました。この2つを使ってください。
Qスマホにも「ウイルスに感染」と出ます。
IPAによると、スマホの偽の警告は、クリーナーアプリやVPNアプリなどを入れさせる手口です。タブを閉じれば大丈夫です。入れてしまったアプリが定期購入なら、アプリを消しただけでは解約にならないので、App StoreやGoogle Playの定期購入の画面で解約してください。
Q電話で名前や住所を話してしまいました。
IPAは、住所や氏名の入力を求められる例があると紹介しています。あとから電話がかかってきても出ず、お金の話は断ってください。不安なときは警察の#9110か188に相談できます。
Qセキュリティソフトを入れていれば防げますか。
警察庁はウイルス対策ソフトを入れるよう勧めていますが、偽の警告はWebページの表示なので、いちばんの対策は電話をしないことです。IPAは「電話をかけなければ被害は発生しません」としています。
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出典(一次資料)24件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1
- 2IPA「偽セキュリティ警告画面の閉じ方体験サイト」 ↗www.ipa.go.jp
- 3IPA「サポート詐欺で表示される偽のセキュリティ警告画面の閉じ方」(手順書、2023年11月15日) ↗www.ipa.go.jp
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8IPA 安心相談窓口だより「遠隔操作を他人に安易に許可しないで」(2020年11月25日) ↗www.ipa.go.jp
- 9
- 10
- 11IPA「サポート詐欺レポート」2024 ↗www.ipa.go.jp
- 12IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」 ↗www.ipa.go.jp
- 13警察庁「サポート詐欺対策」 ↗www.npa.go.jp
- 14警察庁 SOS47「サポート名目の詐欺」対策 ↗www.npa.go.jp
- 15国民生活センター「パソコンで警告が出たらサポート詐欺に注意!-70歳以上で大幅に増加-」(2024年3月27日) ↗www.kokusen.go.jp
- 16国民生活センター「そのセキュリティ警告画面・警告音は偽物です!『サポート詐欺』にご注意!!」(2022年2月24日) ↗www.kokusen.go.jp
- 17
- 18Microsoft サポート「テクニカル サポート詐欺から身を守る」 ↗support.microsoft.com
- 19Microsoft サポート「テクニカル サポート詐欺を回避して Microsoft に知らせる」 ↗support.microsoft.com
- 20Microsoft サポート「Windows セキュリティ アプリのウイルスと脅威の防止」 ↗support.microsoft.com
- 21
- 22Apple サポート「Safariでポップアップ広告とポップアップウインドウをブロックする」 ↗support.apple.com
- 23Apple サポート「Macでアプリを強制終了する方法」 ↗support.apple.com
- 24Google Chrome ヘルプ「不要な広告、ポップアップ、マルウェアを削除する」 ↗support.google.com

