ひとことで言うと
データの写しを、別の場所に取っておくこと
EXAMPLE
たとえば
ランサムウェアはつながっているバックアップまで暗号化します。「3つ作る・2種類の媒体に・1つは離れた場所に」と、ネットから切り離した写しを持つのが基本です。
01バックアップでできること・できないこと
バックアップは、データの写しを別の記憶媒体に取っておくことです。総務省の用語集では、データが壊れたときに、バックアップしたときの状態に戻せるようにするものと説明されています。パソコンの故障、誤って消した、火事や水害、ランサムウェアによる暗号化など、原因を問わず「データがなくなった」ときの最後の頼みです。
できないこともあります。
- バックアップは「盗まれる」ことは防げません。ランサムウェアの多くはデータを盗んでから暗号化するので、戻せても、情報が漏れた問題は残ります。
- バックアップを取った時点より後のデータは戻りません。
- 同じネットワークにつないだままのバックアップは、一緒に暗号化されるおそれがあります。総務省も、バックアップ先を安易に同じネットワークにつなぐと共倒れのおそれが高まると注意しています。
02どんな会社・人に必要か
データを使うすべての会社と人に必要です。個人でも、スマホの写真や連絡先をクラウドや別の機器に残しておきます。会社なら、会計、顧客、受注のデータなど、なくなると仕事が止まるものから順に考えます。
03導入するときに見ること
総務省は、どれかひとつは必ず残るように、いくつかの方法を組み合わせることを勧めています。
| 方法 | 何に強いか |
|---|---|
| 離れた場所に置く | 火事・地震・水害 |
| ネットワークから切り離して置く(取り外した外付けディスクなど) | ランサムウェアなどの攻撃 |
| 業務のネットワークから分けたクラウドに置く | 機器の故障、事務所の被災 |
- クラウドに置くときは暗号化し、復号の鍵も安全に管理します。
- 平時から、実際にバックアップから戻す練習をします。総務省もこの訓練を勧めています。戻し方が分からない、戻すのに何日もかかる、と事故のあとで気づく例は少なくありません。
- 何を、どのくらいの間隔で、何世代分残すかを決めます。毎日上書きする1つだけでは、気づかないうちに壊れたデータで上書きされることがあります。
- バックアップの保存先のパスワードを、ふだんのパソコンのパスワードと分けます。
ランサムウェアへの備え全体はランサムウェアへの備え、事故全般への備えは事故への備えにまとめています。
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