ひとことで言うと
気づかれないように入り込み、入力した内容や画面・位置などの情報をこっそり送るマルウェア
EXAMPLE
たとえば
無料のアプリと一緒に入り、打ち込んだパスワードやカード番号を外部に送り続けます。入れた覚えのないアプリや、急に電池の減りが早くなったときは要注意です。
01スパイウェアのしくみ
スパイウェアは、パソコンやスマホの中の情報を、持ち主に気づかれないまま外部に送るソフトです。総務省は、利用者が気づいていない状態で自動的に情報を送信するソフトウェアをスパイウェアと呼ぶ、と説明しています。マルウェアの一種で、キーボードで打った文字を記録する「キーロガー」も同じ仲間に入ります。
送られるのは、打ち込んだIDやパスワード、カード番号、見たサイトの履歴、端末の情報などです。画面には何も出ないことが多く、動いていても気づきにくいのが特徴です。
入り込む経路は、ほかのマルウェアと同じです。総務省は主な経路として、信頼できないサイトからのソフトのインストール、メールの添付ファイル、USBメモリ、ブラウザやソフトの弱点を突くWebサイトの閲覧などを挙げています。無料のソフトやアプリに紛れて入ることもあります。
02よくある被害の例
- ネットバンキングのIDとパスワードを盗まれ、不正に送金される。
- 通販サイトやSNSのログイン情報を盗まれ、アカウントを乗っ取られる。
- 会社のパソコンに入り込まれ、メールの中身や取引先の情報を外に送られる。
- スマホに入れられ、位置情報ややり取りの内容をのぞかれる。
入れた覚えのないアプリがある、急に電池の減りや通信量が増えた、といった変化は確かめるきっかけになります。
03防ぐには
- OSやアプリを最新の状態にします。弱点をふさぐ修正プログラムが出たら、早めに当てます。
- セキュリティ対策ソフトを入れ、ソフト自体も更新しておきます。
- アプリは公式のストアから入れます。出どころの分からない無料ソフトは入れません。
- スマホには画面ロックをかけ、ほかの人に預けたままにしません。
- ログインには二段階認証を使います。パスワードが盗まれても、それだけでは入られにくくなります。
04被害にあったら
- 入れた覚えのないアプリやソフトがないかを確かめ、セキュリティ対策ソフトで端末全体を調べます。
- 感染していない別の端末から、大事なサービスのパスワードを変えます。感染した端末で変えると、新しいパスワードも盗まれるおそれがあります。
- カードや銀行の情報を入れていた場合は、カード会社や金融機関にすぐ連絡します。
- 会社のパソコンなら、自分で消したり初期化したりせず、すぐ担当者に知らせます。何が送られたかを調べるための記録を残すためです(インシデント対応)。
- 自分で判断がつかないときは、IPAの「安心相談窓口」(電話 03-5978-7509、10時〜17時、土日祝日と年末年始を除く)に相談できます。お金の被害は警察に相談します。