Apple IDが乗っ取られた!取り戻し方とアカウントの復旧の待機期間、偽の「ロックされました」の見分け方
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- 一次資料25件
- セキュリティ図鑑編集部
アカウントの復旧の確認メールが届くまで
アクセスを戻せる日時が書いてあるアカウントの復旧の待機期間
Appleサポートでも短縮できない盗難デバイスの保護の待ち時間
よく知っている場所の外での重要な変更復旧キーの長さ
なくすとAppleは再発行できないSUMMARY
要点をまとめると
- 01
Apple ID(Apple Account)が乗っ取られたら、サインインできるうちにパスワードを変え、account.apple.comで連絡先と端末を直します。
- 02
入れないときは iforgot.apple.com でリセットか「アカウントの復旧」を申し込み、待機期間は短くならないので待ちます。
- 03
メールやSMSの「ロックされました」のリンクは開かないでください(2026年10月31日時点)。
そもそもフィッシングとは?
本物そっくりのメールやSMS、偽のサイトで、パスワードやカード番号をだまし取る手口です。
たとえるなら銀行の制服を着た偽の係員が、「確認のため」と言って暗証番号を聞き出すようなものです。
- 1本物を装って連絡「ロックされました」などで不安にさせる
- 2偽サイトへ誘うそっくりのサインイン画面
- 3入力した情報を盗むパスワードやカードを悪用
Apple サポート「フィッシングメッセージ、偽のサポート電話、その他の詐欺を含むソーシャルエンジニアリングスキームを認識し、対処する」の説明をもとに、やさしく言い換えています。
この記事をスライドで理解する(6枚)
1 / 6Apple ID(いまの名前はApple Account)のパスワードが急に通らなくなった。頼んでいないのに2ファクタ認証のコードが届いた。iPhoneが知らないうちに紛失モードにされた。逆に、「Apple IDがロックされました」というメールやSMSが届いて、本物かどうか分からない。どれも落ち着いて順番に進めれば対処できます。この記事では、取り戻し方と、そのあとの後始末をまとめました。
中身は、Apple サポートの公式ページ(Apple Accountの不正利用、パスワードのリセット、アカウントの復旧、盗難デバイスの保護、復旧キー、セキュリティキー、購入履歴、返金、ファミリー共有、フィッシング詐欺など)と、警察庁、IPA、国民生活センターのページを2026年10月31日時点で確かめたものです。乗っ取られたかどうかを見分ける手順はハッキングされたか確認する方法にまとめています。ここでは、乗っ取られたと分かったあとのことに絞ります。
01この記事でわかること(3行まとめ)
Apple IDが乗っ取られたかも!まず何をすればいいの?
サインインできるなら、すぐパスワードを変えて、知らない端末と連絡先を消します。入れないなら iforgot.apple.com からです。
パスワード変更と端末・連絡先の削除
待機期間は短くならない
「ロックされました」は設定画面で確かめる
- サインインできるなら、まずパスワードを変えて、覚えのない端末と連絡先を消します。パスワードを変えられて入れないなら、iforgot.apple.com からリセットか「アカウントの復旧」を申し込みます。
- アカウントの復旧には、数日以上の待機期間があります。Appleサポートに頼んでも短くなりません。待っている間にやってはいけないことがあります。
- 「Apple IDがロックされました」という連絡のリンクは開かないでください。Appleは、パスワードや確認コードを聞いたり、Webサイトに入力させたりすることはないとしています。
乗っ取りとは、他人があなたになりすましてアカウントを使うことです。言葉の意味はアカウントの乗っ取りの用語ページで説明しています。なお、Apple サポートによると、Apple IDはApple Accountという名称に変わりました。これまでと同じメールアドレスか電話番号、パスワードでサインインできます。この記事では両方の呼び方を使います。
02いまの状態で分ける:Apple Accountにサインインできますか
Apple サポートの「Apple Accountの不正利用が疑われる場合」は、サインインできるかどうかで手順を分けています。
| いまの状態 | Appleの案内 | この記事で見る節 |
|---|---|---|
| サインインできる | パスワードを変え、個人情報・セキュリティ情報・デバイスを確かめる | サインインできるときにやること |
| パスワードを変えられて入れない | パスワードをリセットする | パスワードをリセットする |
| リセットも、account.apple.comへのサインインもできない | iforgot.apple.comでアカウントを復旧する。待機期間のあとに再びアクセスできる | リセットできないとき:アカウントの復旧 |
| 「ロックされています」「使用が停止されています」と出る | パスワードをリセットするか、アクセスを要求する | 「ロックされた」と表示されたとき |
手続きは、メールやSMSのリンクからではなく、iPhoneの「設定」か、ブラウザに自分で入力した account.apple.com、iforgot.apple.com から始めてください。
03サインインできるときにやること
サインインとセキュリティから
メール・電話番号・復旧方法
覚えのない端末をアカウントから削除
SMS転送の設定がないか
- パスワードを変える:iPhoneなら「設定」で自分の名前をタップし、「サインインとセキュリティ」>「パスワードの変更」です。ほかのサービスと使い回していない、強力なパスワードにします。Appleは、8文字以上で、英大文字と小文字を両方使い、数字を1個以上入れるよう求めています。複数の端末でサインインしている場合は、ほかの端末をサインアウトさせる選択肢も出ます。
- 個人情報とセキュリティ情報を直す:account.apple.com で、登録されているメールアドレスや電話番号、復旧の方法に、知らないものがあれば直します。
- 覚えのない端末を消す:account.apple.com の「デバイス」か、iPhoneの「設定」>自分の名前で下にスクロールすると、同じApple Accountの端末の一覧が出ます。覚えのないものは選んで「アカウントから削除」します。削除した端末は、iCloudや「探す」などのサービスに入れなくなり、2ファクタ認証の確認コードも表示されなくなります。
- メール会社と携帯電話会社に確かめる:Appleは、Apple Accountに登録したメールアドレスと電話番号を自分で管理できているか、メールのプロバイダと通信事業者に問い合わせるよう案内しています。たとえば、その電話番号にSMSの転送が設定されていないかを通信事業者に確かめます。
- 各端末で、サインインしているアカウントを確かめる:iPhone・iPad・Mac・Apple Watchの設定で自分の名前を開き、メールアドレスを確かめます。FaceTime、メッセージ、メディアと購入、メール、カレンダーなど、Apple Accountを使っているサービスの設定も見ます。
パスワードを変える前に、1時間待つよう求められることがあります。これは後で説明する「盗難デバイスの保護」の仕組みです。家や職場など、よく行く場所に着くと早く終わる場合があります。
04パスワードをリセットする:信頼できるデバイスと iforgot.apple.com
パスワードを第三者に変えられた場合も、まずはリセットを試します。Apple サポートは、いちばん簡単なのは信頼できるデバイスと信頼できる電話番号を使う方法だとしています。信頼できるデバイスとは、すでに2ファクタ認証でApple Accountにサインインしている自分のiPhone、iPad、Mac、Apple Watchなどです。
- サインインしたままの端末がある:たとえばiPhoneではまだ使えている場合は、その端末でパスワードを変えられます。アカウントの復旧の手続きは要らないと考えられます。
- 信頼できる端末はないが、電話番号は手元にある:サインイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から進みます。本人確認のため、次のような「復旧要素」を求められることがあります。
Appleが挙げる復旧要素は次のとおりです。すぐ出せるように準備してください。
- 信頼できる電話番号(2ファクタ認証の確認コードを受け取る番号)
- 復旧用の連絡先から送られる6桁のコード(設定していた場合)
- Apple Accountのメールアドレスにアクセスできること
- Apple Accountに登録したクレジットカードのCVV(カード会社が確認を承認しなかったときは「このカードにアクセスできません」を選ぶ)
- 復旧キーまたはセキュリティキー(設定していた場合は手順が別になる)
信頼できる端末や電話番号がもうすぐ手元に戻る(修理から戻るなど)なら、それまで復旧の手続きを待つほうが早く取り戻せる、とAppleは書いています。借りた端末やApple Storeの端末からは、「サポート」アプリの「サポートツール」>「パスワードのリセット」>「他のユーザをサポート」でも手続きできます。入力した情報は借りた端末に保存されません。
05リセットできないとき:アカウントの復旧と待機期間
アカウントの復旧って、どれくらい待つの?早くならない?
数日以上かかることがあり、Appleサポートに頼んでも短くなりません。申し込みを重ねたり、サインイン中の端末を使ったりすると、かえって遅れます。
iforgot.apple.com から
72時間以内に日時が届く
数日以上。重ねて申し込まない
届かなければ apple.com/recover
信頼できる端末がなく、復旧要素も出せないときは、iforgot.apple.com からアカウントの復旧を申し込みます。Apple サポートの「アカウントの復旧手続き中に想定されること」によると、流れは次のとおりです。
- 確認の連絡が届く:手続きを始めてから72時間以内に、アクセスを取り戻せる日時を書いたメールが届きます(電話番号だけで使っているアカウントはiMessage)。
- 待機期間:安全のため、数日またはそれ以上かかることがあります。Appleサポートに問い合わせても短くはなりません。
- 準備ができたら連絡が来る:手続きを始めたときの電話番号に、メール、テキストメッセージ、自動音声通話のどれかで今後の手順が届きます。届かなければ、確認メールの時刻を過ぎてから apple.com/recover に直接アクセスします。
待っている間に気をつけることがあります。
- 短くしてもらおうとAppleサポートに問い合わせない:待機期間は決まっています。
- 新しい申し込みを重ねない:新しい復旧情報が見つからない限り早くはならず、かえって待機期間が長引くことがあります。
- Webで申し込んだら、手持ちのApple製品の電源を切る:Apple Accountでサインインしている端末を使うと、申し込みがキャンセルされます。新しいOS(iOS 17以降など)の端末で手続きを始めた場合は、その端末は使い続けられます。
- 状況は iforgot.apple.com で見る:申し込んだときと同じメールアドレスと電話番号を入れます。違う情報を入れると、待機期間が長引くことがあります。
確認メールが届かないときは、丸72時間待ってから、迷惑メールとゴミ箱のフォルダを見ます。それでもなければ、iforgot.apple.com で申し込みが有効かを確かめます。
逆に、申し込んだ覚えのない復旧の確認メールが届いたら、第三者がアカウントに入ろうとしている可能性があります。Appleは、確認メールにあるキャンセルのリンクですぐに取り消し、パスワードの変更とセキュリティの見直しを考えるよう案内しています。メールが本物か不安なら、リンクを押さずに iforgot.apple.com で状況を確かめると安全です。
06「ロックされた」「使用が停止された」と表示されたとき
Apple サポートによると、本人か第三者がパスワードなどを何度も間違えると、Apple Accountは安全のため自動でロックされ、Appleのどのサービスにもサインインできなくなります。端末やAppleの画面に出る本物の表示は、次のようなものです。
- 「このApple Accountは、セキュリティの問題により使用が停止されています」
- 「セキュリティ上の理由によりご利用のアカウントが無効になっており、サインインできません」
- 「このApple Accountはセキュリティの問題によりロックされています」
この場合、アクセスを戻すにはパスワードのリセットが必要です。警告の中の「アクセスを要求」をタップして、アクセスを求められることもあります。どうしても戻せないときは、新しいApple Accountを作るか、端末のアクティベーションロックの解除について、購入証明書を用意してサポートを求める方法があります。
「ご利用のアカウントは『メディアと購入』で無効になっています」と出た場合は別の問題で、警告から「続ける」をタップして再有効化を求められる場合があります。
大切なのは、こうした表示に対応するのはiPhoneの設定画面やAppleの公式サイトの中だけということです。メールやSMSで届いた「ロックされました」のリンクから手続きするのは避けてください(次の節)。
07偽の「Apple IDがロックされました」連絡の見分け方
「Apple IDがロックされました」ってSMSが来た。本物?
リンクは開かず、iPhoneの設定画面でサインインできるか見てください。Appleがパスワードや確認コードを聞いてくることはありません。
アドレスや番号が会社名と一致しない
Appleは決して求めない
正規のサイトと一致しない
「Apple IDがロックされました」「アカウントが停止されます」といったメールやSMSで偽のサイトに誘い、パスワードやカード情報を入れさせる手口があります(フィッシング)。Apple サポートが挙げている、偽物を見分けるポイントは次のとおりです。
- 送信者のメールアドレスや電話番号が、正規の会社の名前と一致しない
- Appleに登録したものとは違うメールアドレスや電話番号に届いた
- リンクが正規に見えても、URLが正規の会社のWebサイトと一致しない
- 見た目が、その会社からふだん届くメッセージと大きく違う
- クレジットカードやパスワードなどの個人情報を求めてくる
- 心当たりのないファイルが添付されている
Appleは、Webサイトにログインさせたり、2ファクタ認証の画面で「同意する」をタップさせたり、パスワード・デバイスのパスコード・2ファクタ認証コードを聞いたりすることは決してないとしています。2ファクタ認証や盗難デバイスの保護を「攻撃を止めるために」オフにするよう求めることもありません。Appleを名乗る身に覚えのない電話は切ってください。正規の番号に見える番号からかかってくることもあります。
App Storeなどの本物の購入レシートには、最新の請求先住所が書かれています。詐欺の送り主は通常この情報を知りません。また、Appleは購入に関するメールで、クレジットカード番号の全桁やセキュリティコードを返信させることは絶対にないとしています。アカウントや支払い情報を直すときは、iPhoneの「設定」画面か account.apple.com でだけ行ってください。
偽のメールは reportphishing@apple.com に転送して報告できます。SMSは画面のスクリーンショットをメールに添付して同じアドレスに送ります。もし偽のサイトにパスワードやカード情報を入れてしまったら、Appleはただちにパスワードを変えるよう案内しています。カード情報を入れたならカード会社にも連絡してください。リンクを開いただけのときの対処は変なメールを開いてしまったときの記事にあります。
08iCloudの後始末:消されたデータを戻す
Appleは、送った覚えのないメッセージや、消していないはずの削除済みアイテムがあることも、不正利用のサインに挙げています。パソコンから iCloud.com にサインインすると、最近削除したファイルを復元したり、iCloudに自動でアーカイブされた情報の以前の版を戻したりできます。iCloud ユーザガイドで対象になっているのは次のものです。
- カレンダー、連絡先、リマインダー、Safariのブックマーク(以前の版に戻す)
- iCloud Drive、Pages、Numbers、Keynoteのファイル(削除したファイルを復旧する)
- iCloud写真、メモ(削除したものを復旧する)
iCloudの「高度なデータ保護」を使っている場合、エンドツーエンドで暗号化されたデータは、新しい端末やWebでは自動では使えません。戻すには、後で説明する復旧キーか復旧用連絡先が必要です。
あわせて、写真の共有アルバムやカレンダーの共有に、知らない相手が加わっていないかも見てください。iCloudメールを使っているなら、送信済みのメールに覚えのないものがないかを確かめ、相手にはメール以外の手段で知らせます。
09「探す」とデバイスの後始末:勝手にロックされた・盗まれたとき
Appleは、第三者に端末をロックされた、紛失モードにされたことも、不正利用のサインに挙げています。Apple Accountを取り戻したら、端末の一覧から覚えのない端末を消し、自分の端末を自分の管理に戻します。
iPhoneやiPadが盗まれた場合、Apple サポートの「iPhoneやiPadが盗まれた場合」は次の順番を案内しています。
- iCloud.com/find で「紛失としてマーク」する:サインインに確認コードは要らないので、信頼できる端末が盗まれていても操作できます。盗まれた場合は、ロック画面に自分の連絡先を入れないでください。窃盗犯がその情報を詐欺に使うおそれがあります。
- 「探す」から端末を削除しない:削除するとアクティベーションロックが外れ、窃盗犯が端末を消して売りやすくなります。アカウントの端末リストからは、「探す」から消さずに外せます。
- 警察と通信事業者に届け出る:警察ではシリアル番号を聞かれることがあります。通信事業者には盗難を伝え、回線を止めてもらいます。
- 取り戻せないときは遠隔で消去する:消去は元に戻せません。ほかの手段をすべて試してからにします。
- Apple Accountの情報を見直す:別の信頼できる端末の「サインインとセキュリティ」で、メールアドレス、電話番号、復旧方法に覚えのない変更がないかを確かめます。
地図に端末が知らない場所で表示されても、自分で探しに行かず、警察に連絡するようAppleは書いています。また、Appleが「iPhoneが見つかりました」と連絡することはありません。そうしたメッセージは詐欺を疑ってください。
10購入履歴とファミリー共有の後始末
覚えのない購入は reportaproblem.apple.com で
Appleは、覚えのない購入履歴も不正利用のサインに挙げています。reportaproblem.apple.com にサインインすると、購入履歴の一覧が見られます。iPhoneなら、App Storeで自分の写真をタップし、「アプリと購入履歴」>「購入履歴」でも見られます。カードの明細に出る「apple.com/bill」は、Appleでの購入やサブスクリプションの更新の表示です。
返金を求めるときは、reportaproblem.apple.com にサインインし、「項目を選択してください」から「返金をリクエストする」を選び、理由と対象を選んで「送信」します。処理状況が更新されるまで24〜48時間待つよう案内されています。返金の可否は国や地域によって違います。カードの明細に覚えのない請求があるときは、カード会社にも連絡してください。
覚えのない請求は、複数の購入が1つにまとめられている場合や、家族の購入の場合もあるとAppleは書いています。家族が端末を使えるなら、購入のたびにパスワードを求める設定にしておくと安心です。
ファミリー共有に知らない人がいないか
ファミリー共有のグループに覚えのないメンバーがいたら、管理者はiPhoneの「設定」>「ファミリー」で名前をタップし、「共有グループから[名前]を削除」で外せます。乗っ取られた自分のアカウントが知らないグループに入れられていた場合は、「設定」>「ファミリー」で自分の名前をタップし、「ファミリー共有の使用を停止」で抜けられます。抜けると、共有されていた購入アイテムやサービスは使えなくなり、家族との位置情報の共有も止まります。
家族の誰かが乗っ取られた場合は、共有している支払い方法で勝手な購入がないかも見てください。ファミリーの管理者なら、reportaproblem.apple.com で家族の購入も確かめられます。
11「盗難デバイスの保護」をオンにする
「盗難デバイスの保護」は、iPhoneが自宅や職場など、よく知っている場所から離れているときに、守りを強くする機能です。iPhoneを盗んだ人にパスコードを知られていても、アカウントに致命的な変更をされるのを防ぎます。iOS 17.3以降で使え、盗まれる前にオンにしておく必要があります。
- Face IDかTouch IDが必須になる:保存したパスワードやパスキーを使う、紛失モードを解除する、すべてのコンテンツと設定を消去する、などの操作にパスコードでは代われません。
- 重要な変更に1時間の待ち時間がつく:Apple Accountのパスワード変更、サインアウト、信頼できるデバイス・復旧キー・復旧用連絡先の変更、パスコードの変更などは、生体認証のあと1時間待ってもう一度認証しないとできません。その間に、持ち主は端末を紛失としてマークできます。
オンにするには、2ファクタ認証、端末のパスコード、Face IDかTouch ID、位置情報サービスの「利用頻度の高い場所」、「探す」が必要です。設定は「設定」>「Face IDとパスコード」>「盗難デバイスの保護」です。初めからオンになっている場合もあります。よく知っている場所でも同じ守りをかけたいなら、「セキュリティ継続が必要」で「常に」を選びます。iPhoneを売る・譲る・下取りに出す前には、オフにしておく必要があります。
12乗っ取りを防ぐ対策:2ファクタ認証・復旧キー・セキュリティキー
- 2ファクタ認証を使う:パスワードに加え、信頼できる端末に表示されるか、信頼できる電話番号に届く6桁の確認コードで確かめます(多要素認証の用語ページ)。ほとんどのアカウントでは初めから使われています。「設定」>自分の名前>「サインインとセキュリティ」で確かめられます。
- 復旧用連絡先を決めておく:パスワードを忘れたときに、復旧用のコードを受け取って手伝ってくれる、信頼できる家族や友人です。最大5人まで追加できます。その人があなたのアカウントに入れるわけではありません。誰を選んだかは、自分で覚えておく必要があります。
- 復旧キーを検討する:28文字のコードで、信頼できる電話番号や端末と組み合わせてアクセスを取り戻せます。設定すると、Appleの通常のアカウント復旧は使えなくなり、攻撃者による乗っ取りを防げます。ただし、なくすとAppleは再発行できず、アカウントから完全に締め出されることがあります。印刷するか書き留め、複数の安全な場所に保管します。パスワードアプリ、iCloud写真、メモ、iCloud Driveには保管しないでください。
- セキュリティキーを検討する:USBやNFCでつなぐ小さな機器で、フィッシングなどの標的型攻撃への守りを強くします。FIDO Certifiedのキーを少なくとも2つ登録し(最大6つ)、自宅と職場など別々の場所に保管します。信頼できる端末とキーをすべてなくすと、アカウントから完全に締め出されます。
- パスワードとコードは誰にも教えない:Appleは、パスワード、確認コード、デバイスのパスコード、復旧キーを、Appleから尋ねることはないとしています。家族とでもApple Accountは共有せず、共有にはファミリー共有などの機能を使います。
復旧キーとセキュリティキーは、自分で管理できる人向けの強い守りです。なくしたときの影響が大きいので、保管場所を決めてから設定してください。パスワードの管理にはパスワード管理アプリも使えます。守り方全体は乗っ取り・不正ログインの悩みのページにまとめています。
13困ったときの相談先
- Appleの公式サポート:iforgot.apple.com、reportaproblem.apple.com、Apple サポートのWebサイトやサポートアプリから連絡します。メールやSMSに書かれた番号には電話しないでください。アカウントの復旧の待機期間は、サポートに頼んでも短くなりません。
- 警察(最寄りの警察署・都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口):警察庁は、不正アクセスの被害に遭ったら、ログイン履歴などの画面を保存・印刷し、サービス会社とのやりとりも記録して、それを持って相談するよう案内しています。端末を盗まれたときも警察に届け出ます。
- 警察相談専用電話「#9110」:緊急ではない相談のときに使えます(警察庁)。
- IPA 情報セキュリティ安心相談窓口:電話 03-5978-7509、10時00分〜17時00分(土日祝日・年末年始を除く)。
- 消費者ホットライン「188」:近くの消費生活センターを案内する全国共通の番号です(国民生活センター)。
- カード会社・通信事業者:覚えのない請求があったとき、SMSの転送や回線を確かめたいとき、端末を盗まれたとき。
Appleのギフトカードで支払うよう求められた、電話で遠隔操作されたといった場合は、詐欺の可能性が高いです。Appleも、Apple Gift Cardで他人に支払わないよう注意しています。だまされたかもしれないときの動き方は詐欺の悩みのページにあります。
14よくある質問
Qアカウントの復旧は、どのくらい待てばいいですか?
決まった日数は示されていません。Appleは、数日またはそれ以上かかる場合があるとしています。72時間以内に、アクセスを取り戻せる日時を書いた確認メールが届くので、その日時を待ってください。新しい申し込みを重ねると、かえって長引くことがあります。
Q待っている間に、古いiPadが見つかりました
その端末にApple Accountでサインインしたままなら、その端末でパスワードを変えられます。そうすると復旧の申し込みはキャンセルされ、新しいパスワードで使えるようになります。パスコードを忘れて使えない場合は、電源を切ってください。サインインしている端末を使うと、申し込みがキャンセルされるためです。
Q「Apple IDがロックされました」というSMSが届きました。本物ですか?
リンクは開かず、iPhoneの「設定」や、自分で入力した account.apple.com でサインインできるかを確かめてください。ふだんどおりサインインできるなら、アカウントはロックされていません。SMSの内容は事実ではないと考えられます。本物のロックの表示は、Appleの画面や端末の中に出ます。
Q頼んでいないのに2ファクタ認証のコードが届きました
誰かがあなたのパスワードでサインインしようとしている可能性があります。コードは誰にも教えず、入力もしないでください。念のためパスワードを変え、端末の一覧に覚えのないものがないかを見てください。
Q盗まれたiPhoneを「探す」から消してもいいですか?
消さないでください。Appleは、「探す」から削除するとアクティベーションロックが外れ、窃盗犯が端末を消して売りやすくなると注意しています。遠隔で消去する場合も、「探す」からは削除しません。
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出典(一次資料)25件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.31に確認)開く
- 1Apple サポート「Apple Accountの不正利用が疑われる場合」 ↗support.apple.com
- 2Apple サポート「パスワードを忘れてApple Accountにサインインできなくなった場合」 ↗support.apple.com
- 3Apple サポート「アカウントの復旧手続き中に想定されること」 ↗support.apple.com
- 4Apple サポート「Apple Accountのパスワードを変更する」 ↗support.apple.com
- 5Apple サポート「Apple Accountがロックされた場合、無効になった場合、使用できなくなった場合」 ↗support.apple.com
- 6Apple サポート「Apple Accountにサインインしているデバイスを確認する」 ↗support.apple.com
- 7
- 8Apple サポート「App StoreやiTunes Storeからの正規のメールを識別する」 ↗support.apple.com
- 9Apple サポート「セキュリティと Apple Account」 ↗support.apple.com
- 10Apple サポート「iPhoneやiPadが盗まれた場合」 ↗support.apple.com
- 11Apple サポート「iPhoneの「盗難デバイスの保護」について」 ↗support.apple.com
- 12Apple サポート「Apple Accountの2ファクタ認証」 ↗support.apple.com
- 13Apple サポート「Apple Accountの復旧キーを設定する」 ↗support.apple.com
- 14Apple サポート「Apple Accountの復旧用連絡先を設定する」 ↗support.apple.com
- 15Apple サポート「Apple Accountのセキュリティキーについて」 ↗support.apple.com
- 16Apple サポート「App StoreやほかのAppleメディアサービスの購入履歴を確認する」 ↗support.apple.com
- 17Apple サポート「Appleから購入したアプリやコンテンツの返金手続きをする」 ↗support.apple.com
- 18Apple サポート「請求明細に「apple.com/bill」と表示されている場合」 ↗support.apple.com
- 19Apple サポート「ファミリー共有グループから退会またはメンバーを削除する方法」 ↗support.apple.com
- 20iCloudユーザガイド「iCloud.comを使用してiCloudの情報を復元する」 ↗support.apple.com
- 21警察庁「不正アクセス対策」 ↗www.npa.go.jp
- 22警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」 ↗www.npa.go.jp
- 23警察庁「ご意見、各種相談・情報提供等」(#9110の案内) ↗www.npa.go.jp
- 24IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」 ↗www.ipa.go.jp
- 25国民生活センター(消費者ホットライン188の案内) ↗www.kokusen.go.jp

