放送機器メーカーの池上通信機にサイバー攻撃。サーバーの一部ファイルが暗号化され、社内ネットワークを切断
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- 一次資料3件
- セキュリティ図鑑編集部
外部からの情報提供で攻撃を把握
一部サーバーのファイル暗号化を確認
第2報リークサイトへの公開を確認
第3報SUMMARY
要点をまとめると
- 01
池上通信機は2026年9月24日、外部からの情報提供でサイバー攻撃の可能性を把握し調査中と発表しました。
- 02
9月30日には一部サーバーのファイルの暗号化を確認し、社内ネットワークを切断したままと公表。
- 03
10月2日には同社の情報とみられるものがリークサイトに出ていると発表しました。
この記事をスライドで理解する(7枚)
1 / 7放送機器メーカーの池上通信機株式会社は2026年9月24日、同社へのサイバー攻撃の可能性について調査を始めたと発表しました。きっかけは、9月21日に外部から寄せられた情報提供です。9月30日には一部のサーバーで不正アクセスが疑われる痕跡と、同じサーバー内のファイルの暗号化を確認したと公表しました。被害の拡大を防ぐため、社内ネットワークは切断したままです。
01発表されている事実
池上通信機で何が起きてるの?
一部ファイルの暗号化を確認し、10月2日には同社の情報がリークサイトに公開されたと確認しました。漏えいの範囲はまだ特定されていません。
攻撃の可能性について情報提供を受け、直ちに調査を開始
攻撃の可能性を公表。外部専門機関や警察と連携
一部サーバーのファイルの暗号化を確認。社内ネットワークは切断を継続
同社が保有していたと思われる情報がリークサイトに公開
外部からサイバー攻撃の可能性について情報提供を受け、直ちに調査を開始
攻撃の可能性を公表。社内関係部門・外部専門機関と調査し、警察を含む関係当局と連携。被害拡大を防ぐ措置を実施
一部サーバーに不正アクセスが疑われる痕跡と、同じサーバー内の一部ファイルの暗号化を確認。社内ネットワークは切断を継続。外部から提供された情報に、同社の資料とみられるものが含まれていることを把握
外部専門機関などからの情報で、同社が保有していたと思われる情報がダークウェブ上の攻撃者のリークサイトに公開されていることを確認。内容と範囲を精査中
漏えいの範囲はまだ特定されていません。攻撃者の名前や身代金の要求について、同社の発表には記載がありません。
02読者への影響
取引先として気をつけることはある?
見積書や図面、連絡先が外に出ている前提で動くのが安全です。振込先の変更などのメールは、電話など別の手段で確かめてください。
見積書や図面、担当者の連絡先が外に出ている可能性
振込先の変更や添付の確認を求めるメールは電話などで確認
自社で気づく前に分かった。気づくのが遅れるほど盗まれる
同社と取引のある会社は、見積書や図面、担当者の連絡先などが外に出ている可能性を前提に動くのが安全です。同社や取引先を名乗って、振込先の変更や添付ファイルの確認を求めるメールが届いたら、電話など別の手段で本人に確かめてください。
この件では、会社が自分で気づく前に、外部からの連絡で攻撃が分かりました。中小企業でも同じことが起こりえます。気づくのが遅れるほど、盗まれる情報は増えます。
03同じことを防ぐには(中小企業の担当者向け)
小さい会社でもやれる対策ってある?
VPN装置の更新と多要素認証、EDR、切り離したバックアップです。攻撃の連絡を誰が受けるかを紙に書いておくのも大切です。
VPN装置やファイアウォールを最新に。リモート接続に多要素認証
夜間や休日も見てくれるSOC・MDRに任せる選択肢を持つ
どこまで戻せるかを一度試しておく
誰が受け、どの専門会社に頼むか。警察と保険会社の番号も
- VPN装置やファイアウォールのファームウェアを最新にし、使っていない管理画面やアカウントを止める。リモート接続には多要素認証をかける
- パソコンとサーバーにEDRを入れ、夜間や休日も見てくれる監視サービス(SOC・MDR)を検討する。自社で24時間見るのは難しいため、外部に任せる選択肢を持つ
- バックアップは、ネットワークから切り離した場所にも置く。暗号化されたときに、どこまで戻せるかを一度試しておく
- 「外部から攻撃の連絡が来たとき」に誰が受け、誰に上げ、どの専門会社に頼むかを紙に書いておく。警察の相談窓口と、保険会社の事故受付の番号も同じ紙に
- サイバー保険で、調査費用や取引先への対応費用まで補償されるかを確かめる
事故のときに頼める会社は図鑑の「事故対応・フォレンジック」、監視を任せられるサービスは「SOC・MDR・SIEM」で比べられます。
04今後の発表
続報はもう出てるの?
同社は調査を続け、段階的にシステムを戻すとしています。10月27日時点で第4報は確認できていません。
原因・影響範囲・情報漏えいの範囲を調べ、システムを段階的に戻す
10月27日時点で第4報は確認できていない
同社は、原因と影響範囲、情報漏えいの範囲の調査を続け、安全を確かめたうえで社内ネットワークとシステムを段階的に戻すとしています。新たに公表すべきことが分かれば速やかに発表するとしています。10月27日時点で第4報は確認できていません。
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出典(一次資料)3件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1池上通信機「当社に対するサイバー攻撃の可能性に関するお知らせ」(2026年9月24日) ↗www.ikegami.co.jp
- 2池上通信機「当社に対するサイバー攻撃に関するお知らせ」(2026年9月30日) ↗www.ikegami.co.jp
- 3池上通信機「当社に対するサイバー攻撃に関するお知らせ(第3報)」(2026年10月2日) ↗www.ikegami.co.jp

