ひとことで言うと
ネットを通じて、パソコンやサーバーに入り込んだり、止めたり、情報を盗んだりする攻撃の総称
EXAMPLE
たとえば
ランサムウェア、フィッシング、Webサイトの改ざん、DDoS攻撃などがすべてサイバー攻撃です。会社の規模に関係なく狙われます。
サイバー攻撃は、インターネットなどを通じて、パソコンやサーバー、ネットワークに入り込んだり、止めたり、情報を盗んだり壊したりする攻撃の総称です。お金を取る、情報を盗む、業務を妨げるなど、目的はさまざまです。特定の1つの手口の名前ではなく、下の表のような手口をまとめた呼び方です。
01主な攻撃の種類
| 手口 | どんな攻撃か |
|---|---|
| ランサムウェア | 会社のデータを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりにお金を求めます。盗んだデータを公開すると脅す手口もあります。 |
| フィッシング | 実在の会社を名乗るメールやSMSで偽サイトに誘い、IDやパスワード、カード番号を入力させて盗みます。 |
| 標的型攻撃 | 特定の会社を狙い、取引先や公的機関を装ったメールでウイルスを送り込み、機密情報を盗みます。 |
| ビジネスメール詐欺 | 取引先や経営者になりすましたメールで、偽の口座にお金を振り込ませます。 |
| 不正アクセス | 他人のIDとパスワードやシステムの弱点を使って、使う権利のないシステムに入り込みます。パスワードを総当たりで試すブルートフォース攻撃や、漏れたパスワードを使い回すリスト型攻撃もこの入口になります。 |
| ゼロデイ攻撃 | メーカーが修正プログラムを出す前の弱点(脆弱性)を突きます。 |
| VPN機器からの侵入 | 社外から社内につなぐための機器の弱点や、漏れたパスワードを使って社内に入り込みます。 |
| サプライチェーン攻撃 | 守りの弱い取引先や委託先を足がかりにして、本命の会社に入り込みます。 |
| DDoS攻撃 | 大量の通信を一度に送りつけ、Webサイトやサービスを止めます。ウイルスに感染した多数の機器が使われます。 |
| Webサイトの改ざん | 会社のホームページを書き換え、訪れた人をウイルス入りのサイトに誘うなどします。 |
| マルウェア | ウイルス、Emotet、スパイウェアなど、悪さをするソフトの総称です。多くの攻撃で、入り込んだあとの道具として使われます。 |
| 偽警告(サポート詐欺) | 「ウイルスに感染しました」という偽の画面を出し、電話をかけさせて遠隔操作のソフトを入れさせたり、お金を払わせたりします。 |
02会社の規模に関係なく狙われる理由
IPA(情報処理推進機構)が2026年1月に公表した「情報セキュリティ10大脅威 2026」の組織向けでは、1位が「ランサム攻撃による被害」、2位が「サプライチェーンや委託先を狙った攻撃」でした。ほかに、システムの弱点を悪用した攻撃、標的型攻撃、リモートワークの環境を狙った攻撃、DDoS攻撃、ビジネスメール詐欺などが並んでいます。
2位の手口では、大きな会社に直接入るより、取引先の小さな会社を先に狙うほうが攻撃者にとって楽な場合があります。小さな会社が入口にされ、取引先にまで被害が広がることがあります。また総務省は、インターネットは世界中とつながっているため、攻撃は世界中のどこからでも行われうると説明しています。ウイルスに感染した機器が、持ち主の知らないうちにほかの会社への攻撃に使われることもあります。
03防ぐには
手口は多くても、基本の対策は共通しています。
- OSやソフト、ネットにつながる機器を最新の状態にし、弱点をふさぎます。
- 初期パスワードを変え、パスワードを使い回さず、二段階認証を使います。
- パソコンにはウイルス対策ソフトを入れ、更新しておきます。
- 大事なデータはバックアップを取り、ネットから切り離した場所にも置いておきます。
- 社員に怪しいメールの見分け方を教え、迷ったらすぐ相談できるようにしておきます。
- 事故のとき、誰に知らせて何をするかを決めておきます。
会社全体での取り組み方はサイバーセキュリティで、自社に合う対策は診断で確かめられます。