ひとことで言うと
修正版が出る前の弱点(脆弱性)を突く攻撃
EXAMPLE
たとえば
メーカーが弱点に気づく前、または修正版を出す前に攻撃が始まります。修正版が出たら、すぐに更新することが一番の対策です。
01ゼロデイ攻撃のしくみ
ゼロデイ攻撃は、ソフトの弱点(脆弱性)が見つかったあと、メーカーが修正版を配る前に、その弱点を使って行われる攻撃です。修正版が出た日を「1日目」とすると、その前の「0日目」の攻撃、という意味で呼ばれます。総務省は、近年増えていると説明しています。
ふつうの攻撃は、修正版が出ている弱点を、まだ更新していない相手に向けて行われます。ゼロデイ攻撃はそもそも直す手段がない時期を狙うので、更新をきちんとしている会社でも防ぎきれません。総務省も、修正版を作るには時間がかかることが多く、完全な対策は難しいとしています。
02よくある被害の例
- 会社の出入り口に置いたVPN機器やファイアウォールの弱点を突かれ、修正版が出る前に社内に入り込まれる。
- ブラウザの弱点を使い、Webページを見ただけでマルウェアを入れられる。
- メールソフトやファイル共有のサーバーの弱点から、データを持ち出される。
メーカーが「すでに悪用が確認されている」と発表する弱点は、ゼロデイ攻撃に使われていたものです。こうした発表のあとは、同じ弱点を狙う攻撃が一気に増えやすくなります。
03防ぐには
- 修正版が出たら、すぐに当てます。ゼロデイの期間が終わったあとも、更新しない会社は狙われ続けます(アップデート)。
- 修正版が出るまでの間は、メーカーが示す回避策(一部の機能を止める、設定を変えるなど)を使います。総務省も、弱点の中身を確かめ、危ない操作を避けるよう呼びかけています。
- 使っている機器とソフトの一覧を作り、メーカーの注意情報をすぐ確かめられるようにしておきます。
- 入り込まれる前提で、怪しい動きを見つけるEDRや、被害を限られた範囲にとどめるネットワークの分け方を組み合わせます。
- ネットに出す機器やサービスは必要なものだけにして、狙われる入口を減らします。
04被害にあったら
- メーカーの発表を見て、自社が使っている製品・バージョンが当てはまるか確かめます。
- 当てはまるなら、回避策か修正版をすぐ当てます。
- メーカーが示す「侵入の痕跡」の調べ方に沿って、すでに入られていないかを確かめます。修正版を当てても、入られたあとの裏口は消えません。
- 痕跡が見つかったら、専門の会社に調査を頼みます。
この解説の出典(1件)
ARTICLES
