ひとことで言うと
データを、鍵を持つ人にしか読めない形に変えること
EXAMPLE
たとえば
ノートパソコンのディスクを暗号化しておけば、置き忘れて盗まれても中のファイルを読まれにくくなります。Windowsの「BitLocker」、Macの「FileVault」が使えます。
01暗号化でできること・できないこと
暗号化は、データを決まった手順で変換し、鍵を持つ人にしか読めない形にすることです。元に戻すことを「復号」と呼びます。守る場面は大きく2つです。
- 保存しているデータ:パソコンのディスク、USBメモリ、スマホの中身など。なくしたり盗まれたりしても、中を読まれにくくなります。
- 送っている途中のデータ:Webサイトとのやり取り(https)や、VPNの通信など。途中でのぞかれにくくなります。
できないこともあります。鍵(パスワード)が弱かったり、鍵がデータと一緒に置いてあったりすれば、意味がありません。パソコンにログインした状態で乗っ取られれば、中のデータは読めてしまいます。また、データを暗号化しても、データが消えることには備えられません。消えたときに戻すにはバックアップが要ります。
02どんな会社・人に必要か
ノートパソコンやスマホを持ち歩くすべての人に必要です。置き忘れや盗難は、だれにでも起こります。顧客の名簿や見積もりなどを入れたパソコンをなくしたとき、ディスクが暗号化されていれば、中を読まれるおそれを小さくできます。
03導入するときに見ること
パソコンなら、OSの標準の機能で暗号化できます。
| OS | 機能 | メーカーの説明の要点 |
|---|---|---|
| Windows | デバイスの暗号化/BitLocker | デバイスの暗号化は、Microsoftアカウントか職場・学校のアカウントで最初にサインインしたときに自動で有効になり、回復キーがそのアカウントに結びつけられる。ローカルアカウントでは自動では有効にならない。BitLockerドライブ暗号化はPro・Enterprise・Educationで使える。 |
| Mac | FileVault | AppleシリコンかT2チップのMacはデータが自動で暗号化されており、FileVaultをオンにするとログインパスワードなしでは読みにくくなる。それ以外のMacはFileVaultをオンにする必要がある。 |
- 回復キー(復旧キー)を必ず控えます。Appleは、ログインパスワードと復旧キーの両方を忘れると、ファイルは永久に失われると注意しています。
- 回復キーは、パソコンと同じ場所に置きません。
- 会社では、全部のパソコンで暗号化がオンになっているかを一覧で確かめ、回復キーを会社でも保管します。
- USBメモリで持ち出すときは、暗号化に対応したものを使うか、持ち出しそのものを減らします。
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