ひとことで言うと
情報を守るための社内のしくみが、国際規格に合っていると認められた認証
EXAMPLE
たとえば
取引先から「ISMSを持っていますか」と聞かれることがあります。取得には、ルール作りと審査で半年〜1年ほどかかるのが一般的です。
01何を定めているか
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)は、会社が情報を守るためのしくみを、経営の仕事として回すための考え方です。国際規格ISO/IEC 27001と、それを日本の規格にしたJIS Q 27001が要求事項を定めています。JIS Q 27001は2025年版が出ています。
ISMS-AC(情報マネジメントシステム認定センター)は、ISMSを次のように説明しています。個別の問題ごとの技術的な対策のほかに、組織のマネジメントとして、自らのリスクアセスメントで必要なセキュリティの水準を決め、計画を持ち、人や予算を配分して運用するもの、です。
つまり「この機器を入れれば合格」という基準ではありません。自社にとって何が危ないかを自分で評価し、対策を決め、運用し、見直す。その流れが回っているかが問われます。
02認証のしくみ
| 役割 | 誰が |
|---|---|
| 認証機関を認定する | ISMS-AC |
| 会社を審査し、認証する | ISMS-ACが認定した認証機関 |
| 認証を受ける | 会社全体、または部門・拠点などの範囲 |
ISMS-ACのサイトでは、認証を取った組織を検索できます。結果には部門名と登録範囲が出ます。取引先が「ISMSを持っている」と言うときは、自社とやりとりする部門が範囲に入っているかを確かめられます。
関連する認証もあります。クラウドサービスに特有の管理策(ISO/IEC 27017)を加えた「ISMSクラウドセキュリティ認証」は、ISMS認証を取った組織が追加で受けるものです。
03会社がすること
- 認証を取る範囲(会社全体か、特定の部門か)を決める
- 守る情報を洗い出し、リスクを評価する
- 対策と社内のルールを決め、運用する
- 内部監査と経営層による見直しを行う
- 認証機関の審査を受ける
手伝ってくれる会社はISMS・Pマーク取得支援から探せます。
04よくある誤解
- Pマークと同じではない。プライバシーマークは個人情報に絞った日本の制度で、法人単位で取ります。
- 取れば攻撃を防げるわけではない。しくみが回っていることの証明で、個々の技術対策の強さを示すものではありません。
- 小さな会社の入口としては重い。まずSECURITY ACTIONの二つ星で基本方針を作るところから始める方法もあります。
この解説の出典(2件)
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