ひとことで言うと
中小企業が自らセキュリティ対策に取り組むことを宣言する、IPAの制度
01何を定めているか
SECURITY ACTIONは、中小企業が自分で情報セキュリティ対策に取り組むことを宣言する、IPAの制度です。審査や認証ではなく「自己宣言」です。取り組みの段階に応じて「★一つ星」と「★★二つ星」があり、宣言するとそれぞれのロゴマークを無料で使えます。
| 段階 | 宣言の中身 |
|---|---|
| ★一つ星 | 「情報セキュリティ6か条」に取り組むことを宣言する。対策をする前でも申し込める |
| ★★二つ星 | 「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」(25項目)で自社の状況をつかみ、「情報セキュリティ基本方針」を作って外部に公開する |
6か条は次のとおりです。
- OSやソフトウェアは常に最新の状態にしよう
- ウイルス対策ソフトを導入しよう
- パスワードを強化しよう
- 共有設定を見直そう
- バックアップを取ろう
- 脅威や攻撃の手口を知ろう
02会社がすること
まず、どちらの星を宣言するかを決めます。IPAは、迷ったら一つ星から始めるよう案内しています。ISMSの認証をすでに持っている会社は、基本方針ができているので二つ星から始められます。
申し込みは、IPAの「SECURITY ACTION管理システム」から行います。申込方法は2026年4月1日に新しくなりました。二つ星では、基本方針の公開方法(自社のWebサイト、会社案内など)を選びます。基本方針はIPAのサンプルを書き換えて作れます。
宣言したら、6か条や自社診断の項目を実際に進めます。まずは更新プログラムの適用とウイルス対策ソフト、バックアップから手をつけると、取り組みが目に見えやすくなります。
03よくある誤解
- 「認証を受けた」わけではない。自己宣言なので、第三者が対策の中身を確かめたことにはなりません。取引先に示すときもその前提で伝えます。
- 補助金のためだけの制度ではない。IPAの調べでは、宣言のきっかけは補助金の申請が大半です。実際に、デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)などで申請の要件や加点の対象になっています。ただ、宣言しただけで対策が進むわけではありません。
- 宣言した後も見直しが要る。宣言は一度きりの手続きではありません。新しい手口が出てきたら、6か条や自社診断に照らして社内の対策を点検します。
- 補助金ごとに求められる星が違う。一つ星でよいもの、二つ星が必要なものがあります。IPAの一覧で確かめてから申し込みます。
この解説の出典(3件)
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