立教大学で学生・卒業生のGoogleアカウント6件が乗っ取られ、迷惑メール1万7,668件を送信
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- セキュリティ図鑑編集部
乗っ取られたアカウントから送信
学外への迷惑メール乗っ取られたGoogleアカウント
学生4名・卒業生2名乗っ取られていた最長の期間
学生も多要素認証を必須化
学外からのログインSUMMARY
要点をまとめると
- 01
立教大学は2026年9月8日、学生4名と卒業生2名のGoogleアカウントに海外から不正アクセスがあり、計17,668件の迷惑メールが送信されたと公表しました。
- 02
メール本文などが閲覧された可能性も否定できないとしています。
- 03
8月24日からは学生も学外からのログインで多要素認証が必須です。
この記事をスライドで理解する(6枚)
1 / 6立教大学は2026年9月8日、大学が利用するGoogleアカウントのうち、学生4名と卒業生2名の計6アカウントに海外から不正アクセスがあり、学外へ合計17,668件の迷惑メールが送信されたと公表しました。乗っ取られた期間は最長で約4か月に及びます。
01発表されている事実
立教大で何が起きたの?
学生や卒業生のGoogleアカウントが不正アクセスを受け、迷惑メールが送られました。4月27日から7月16日まで被害が続いていました。
最初のアカウントへの不正アクセスが始まる
海外からの不正アクセスと迷惑メールの送信を検知
別の学生2名のアカウントでも不正アクセス
学生も学外ログインで必須に。9月8日に公表
最初のアカウントへの不正アクセスが始まる
卒業生2名のアカウントを削除
海外からの不正アクセスと迷惑メールの送信を検知。調査で、学生2名と2026年3月卒業の2名の計4アカウントが、4月27日から7月16日まで被害を受けていたと判明
別の学生2名のアカウントでも不正アクセスを検知
学生にも、学外からのログインで多要素認証を必須化(教職員は2026年3月から必須)
公表
迷惑メールの本文の一部には、教員1名の氏名とメールアドレスが含まれていました。件名には受信トレイのメールに由来するとみられるものもあり、大学はメール本文や個人情報が第三者に閲覧された可能性を完全には否定できないとしています。Gmail以外のGoogle Workspaceのアプリ、VPN、学内ネットワークへの侵入の形跡はありません。Microsoft 365でも1アカウントで不審なログインがあり、プロフィール情報が閲覧された可能性があるため、すぐにセッションを切ったとしています。乗っ取りの手口は公表されていません。
02読者への影響
大学のアドレスから来たら安心じゃないの?
身に覚えのないメールは、リンクも添付も開かずに削除してください。今回は卒業して使わなくなったアカウントも被害を受けています。
大学のアドレスからでもリンクを押さず削除
学生や卒業生のアカウントは管理の目が届きにくい
卒業して使わなくなったアカウントが被害に
大学のアドレスから届いた身に覚えのないメールは、リンクを押さず、添付ファイルも開かずに削除してください。学生や卒業生のアカウントは、教職員より管理の目が届きにくく、乗っ取りに気づくのが遅れがちです。今回も、卒業して使わなくなったアカウントが被害を受けていました。
03同じことを防ぐには
うちの会社でもできる対策ある?
多要素認証を全アカウントにかけ、退職したアカウントは期日に止めることです。パスワードの使い回しもやめましょう。
学生・アルバイト・業務委託など全アカウントに
卒業・退職したアカウントは止めるか削除
海外からのログインや大量送信を知らせる
急な「ファイル共有」「支払い」は電話などで
大学に限らず、Google WorkspaceやMicrosoft 365を使う会社・団体に共通する対策です。
- 多要素認証を職員だけでなく、学生・アルバイト・業務委託など全アカウントにかける
- 卒業・退職したアカウントは、決めた期日に止めるか削除する
- 海外からのログインや、1つのアカウントからの大量送信を知らせる設定を有効にする
- 同じパスワードを他のサービスで使わない。総務省も、使い回すと別のサービスから漏れた情報でログインされると注意しています
乗っ取られたアカウントから届くメールは、送信元が本物の大学のアドレスです。迷惑メールフィルターをすり抜けやすく、受け取った側も信用しがちです。取引先や知人から急に届いた「ファイル共有」「支払い」の案内は、本文のリンクを使わず、電話や別の手段で本人に確かめてください。自分のアカウントの「送信済み」に覚えのないメールがある、転送設定が勝手に変わっている、といった場合は、すぐにパスワードを変え、管理者に知らせてください。
大学は今後、ログ監視と通知の改善、パスキーなどフィッシングに強い認証の検討、学生・教職員への教育の継続を挙げています。図鑑では、メールセキュリティと訓練のサービス、パスワード管理アプリを比べられます。
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出典(一次資料)2件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.10.30に確認)開く
- 1立教大学「不正アクセスによる迷惑メール送信に関するお詫びと報告」(2026年9月8日) ↗www.rikkyo.ac.jp
- 2総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト「安全なパスワードの設定・管理」 ↗www.soumu.go.jp

