セキュリティソフトは必要か?Windows・Mac・iPhone・Android別に標準機能でできること、必要な人の判断表
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- 一次資料31件
- セキュリティ図鑑編集部
Appleが説明するMacの防御
起動の防止・実行のブロック・対処XProtectの更新の確認
macOSの既定Google Play プロテクト
Googleは常に有効をすすめるWindows 10のサポート終了
Microsoft。個人向けESUは2027年10月12日までSUMMARY
要点をまとめると
- 01
個人の機器なら、まず標準機能が有効かを確かめます。
- 02
Windowsには Defender、Macには Gatekeeper と XProtect、Androidには Play プロテクトがあり、iPhoneはアプリが隔離されます。
- 03
有料版で増えるのは複数台の管理やVPN、詐欺対策などです。
そもそも偽のセキュリティ警告とは?
ブラウザに「ウイルスを検出した」と表示し、有料アプリの契約や電話に誘導する手口です。
たとえるなら突然やってきて「家が危険です」と騒ぎ、高い修理を契約させる業者のようなものです。
- 1突然、警告を出すサイトを見ているときに
- 2アプリや電話へ誘う急がせて考えさせない
- 3お金を払わせる自動継続の課金になることも
IPAの注意喚起の説明をもとに、やさしく言い換えています。
この記事をスライドで理解する(5枚)
1 / 5パソコンを買ったら「セキュリティソフトの更新」の案内が出た。スマホにも入れたほうがいいのか。毎年の料金を払い続ける必要があるのか。標準の機能が強くなったと聞く一方で、「入れないと危ない」という広告も見かけるので、判断しにくいところです。
この記事は、Microsoft、Apple、Googleの公式の説明と、総務省、IPA(情報処理推進機構)の資料を2026年11月1日時点で確かめてまとめました。製品のおすすめではなく、自分に必要かどうかを判断するための記事です。画面の名前は、更新や機種によって変わることがあります。
01この記事でわかること(3行まとめ)
更新の案内が来たけど、お金を払い続けないとダメ?
まずWindows セキュリティなど標準の機能が使えるか見てください。足りないものがあるときに、有料を検討すれば十分です。やめるなら期限切れのまま残さず削除しましょう。
有効かどうかを見る
複数台・VPN・窓口など
更新とバックアップは別に
- まず標準機能が動いているかを見ます。総務省も、OSやブラウザの標準機能を有効に活用するよう案内しています。Windows、Mac、Androidには、それぞれ標準の保護があります。
- 有料ソフトで増えるのは、主に「まとめて守る」機能です。複数の機器、詐欺対策、VPN、パスワード管理、相談窓口などです。自分に要るものがあれば検討します。
- どのソフトでも防ぎきれません。更新、公式からの入手、バックアップ、詐欺への注意は別に必要です。期限切れのソフトを放置するのは、かえって危険です。
02そもそもセキュリティソフトは何をするものか
総務省は、セキュリティ対策ソフトの主な機能として次の3つを挙げています。そして、今のほとんどのコンピュータには、OSやWebブラウザの機能として標準装備されていると説明しています。
- メールやホームページ、USBメモリなど外から受け取るデータにマルウェアがないかをチェックして、侵入を防ぐ。
- 閲覧しようとするサイトが、偽サイトや攻撃サイトとして報告済みならアクセスをブロックする。
- ファイアウォールで不要な通信を遮断して、不正に操作される危険を減らす。
つまり「ソフトを買うかどうか」の前に、「この3つが自分の機器で動いているか」を見るのが順番です。市販のソフトは、これにさらに機能を足したり、まとめて管理できるようにしたものと考えると比べやすくなります。
03必要な人・なくてもよい人の判断表
追加は必須ではない
有料を検討する価値あり
会社のルールに従う
公式の説明をもとに、図鑑で作った目安です。公的機関や各メーカーが「この条件なら不要」と定めたものではありません。
| あなたの状況 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| Windows 11の個人のパソコン。Windows セキュリティが有効で、更新も止めていない | 追加は必須ではない。足りない機能があれば検討 | Defenderのリアルタイム保護とファイアウォールが標準で動く |
| App Storeや確認済みの開発元のアプリだけを使うMac | 追加は必須ではない。不安なら検討 | Gatekeeper、公証、XProtectが標準で動く |
| App Storeのアプリだけを使うiPhone | ウイルス対策目的なら優先度は低い | アプリは互いに隔離される。詐欺への注意は別に必要 |
| Google Playのアプリを使うAndroid | Play プロテクトがオンなら、まずそれで | 標準でアプリをチェックする |
| Google Play以外からアプリを入れるAndroid、App Store以外から入れるiPhone | 検討する価値あり | 公式ストアの審査の外になり、自分の判断が増える |
| 家族の機器をまとめて守りたい。詳しい人がいない | 検討する価値あり | 複数台の管理や相談窓口が役に立つ |
| ネットバンキングや決済をよく使い、詐欺対策や漏えい監視を一つにまとめたい | 検討する価値あり | 標準機能にない付加機能がある |
| サポートが終わったOSを使っている | ソフトより先にOSの入れ替え | OSの穴はセキュリティソフトでは直らない |
| 会社のパソコン | 自分で決めない。会社のルールに従う | 全社の管理と事故対応が必要 |
IPAの「情報セキュリティ6か条」には「ウイルス対策ソフトを導入しよう!」があります。ここでも大事なのは、定義ファイルが最新で、実際に動いていることです。標準機能かどうかより、まず有効かどうかを見てください。
04Windows 11:Microsoft Defenderでできること
Microsoftの説明では、Windows セキュリティ アプリはWindowsに組み込まれていて、Microsoft Defender ウイルス対策、Windows ファイアウォール、スマート アプリ コントロールなどの機能が含まれ、起動した瞬間からデバイスを保護します。
| 機能 | できること |
|---|---|
| Microsoft Defender ウイルス対策 | 脅威がないか継続的にスキャンする。クイック、フル、カスタムの検査ができる |
| Microsoft Defender ウイルス対策(オフライン スキャン) | 再起動して、Windowsを読み込まずに検査する |
| ランサムウェア保護 | フォルダー アクセスの制御で、不明なアプリによる保護フォルダーの変更を防ぐ。OneDriveによる回復の設定もここ |
| Windows ファイアウォール | 送受信の通信を監視し、不審な動きをブロックする |
| Microsoft Defender SmartScreen | Webサイトやダウンロードを、既知の悪意のあるものの一覧と照らして評価する |
| スマート アプリ コントロール | 安全と判断したアプリだけ実行できるようにする。新しいWindows 11のインストールでのみ使える |
動いているかの見方
スタート メニューで「Windows セキュリティ」を検索して開き、[ウイルス & 脅威の防止]を選びます。感染が心配なときは、ここからクイック スキャンを実行します。リアルタイム保護は[設定の管理]にあります。一時的にオフにしても、すぐに自動でオンに戻るとMicrosoftは説明しています。
検査の種類は4つあります。クイック スキャン、すべてのファイルとプログラムを調べるフル スキャン、選んだ場所だけ調べるカスタム スキャン、再起動して行うオフライン スキャンです。普段は自動で動いているので、心配なときにクイック、それでも心配ならフルかオフラインの順に試します。特定のファイルが気になるときは、エクスプローラーで右クリックして[Microsoft Defender でスキャンする]を選びます。
できないこと・注意点
守るのはWindowsのパソコンです。スマホやMacは別に考えます。Microsoft 365 Personal/Familyの契約者向けには、Windows、Mac、iOS、Android用のMicrosoft Defenderが別にあります。
市販のソフトを入れると、Microsoft Defender ウイルス対策は通常、無効になります。総務省も、OSによっては市販のソフトを入れると標準の対策ソフトが機能を停止すると注意しています。
Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しました。個人向けの拡張セキュリティ更新(ESU)は2027年10月12日までありますが、提供されるのは「緊急」「重要」のセキュリティ更新だけで、技術サポートはありません。古いOSの上にソフトを足すより、移行の計画が先です。
05Mac:Appleが説明する標準の保護
Appleのセキュリティガイドは、Macのマルウェア対策を3つの層で説明しています。
- 起動と実行を防ぐ:App Store、または公証と組み合わせたGatekeeper。
- 実行をブロックする:Gatekeeper、公証、XProtect。
- 実行されたマルウェアに対処する:XProtect。
XProtectはmacOSに組み込まれたアンチウイルス機能で、既知のマルウェアを検出するとブロックしてゴミ箱に移し、ユーザーに通知します。シグネチャはシステムアップデートとは別に自動で更新され、既定では毎日チェックします。Gatekeeperは、App Store以外から入れたアプリについて、確認済みの開発元か、改ざんがないかなどを確かめます。
できないこと・注意点
Appleは、XProtectがスキャンを行うのはアプリが変更されたときと初めて起動されたときのみだと説明しています。常に全ファイルを調べ続ける作りとは説明されていません。また、公証は既知のマルウェアの検査です。
アプリの入手先の設定は、「プライバシーとセキュリティ」にあります。Appleは、Mac用のアプリの入手先として最も安全なのはApp Storeだと説明しています。
もう一つの注意点は、利用者が警告を越えられることです。ノータリゼーションを受けていないソフトをセキュリティ設定を無視して開くと、マルウェアのリスクにさらされるとAppleは書いています。「開けない」と言われたアプリを、手順を調べて無理に開かないでください。
今回読んだAppleのページには、他社のソフトが不要だとも必要だとも書かれていませんでした。Macだからウイルスに無縁、という説明もありません。
06iPhone:アプリの隔離と公式ストア
Appleの説明では、他社製アプリはすべてサンドボックス化されます。ほかのアプリの情報を集めたり変更したり、デバイスに変更を加えたりすることを防ぐ仕組みです。OSのパーティションも読み出し専用です。これが、パソコンのウイルス対策とiPhoneとの大きな違いです。
できないこと・注意点
- 詐欺は防ぎきれません。偽のサイトにパスワードを自分で入れてしまう問題は、隔離では解決しません。Appleも、パスワードやセキュリティコードを共有しない、不審なリンクを開かないよう案内しています。
- App Store以外の入手先が日本でも増えました。Appleは、代替アプリ配信が日本でも利用できると説明しています。公証の対象ですが、アプリの審査はそれぞれの配信元が行い、問題が起きてもAppleがサポートできることは限られます。
- 更新が前提です。iOSを最新にしておくことが、ここでも基本です。
iPhone向けのセキュリティアプリを検討するなら、「何から守るアプリなのか」を公式ページで確かめてください。偽の警告から入れさせられるアプリもあります。後の節で触れます。
07Android:Google Play プロテクト
Googleの説明では、Google Play プロテクトは次のことを行います。デフォルトでオンで、Googleは常に有効にしておくことをすすめています。
- Google Play ストアからダウンロードする前にアプリの安全チェックを行う。
- デバイスをチェックし、他の提供元からのアプリも有害の可能性がないかを確かめる。
- 有害な可能性のあるアプリを検出すると警告する。無効化や削除をすることもある。
- 使っていないアプリの権限をリセットすることがある(一部のAndroidのバージョン)。
Googleは、Play プロテクトとデバイスの認定は別々に機能するとも説明しています。「Play プロテクト認定」の状況は、Google Play ストアのプロフィール アイコンから設定を開き、[デバイス情報]で確かめられます。
オンになっているかの見方
Google Play ストア アプリを開き、右上のプロフィール アイコンをタップして、[Play プロテクト]を開きます。設定アイコンをタップすると、[Play プロテクトによるアプリのスキャン]のオンとオフが見られます。端末によって表示は異なります。
できないこと・注意点
Googleは、提供元不明のアプリをダウンロードすると、スマートフォンや個人情報が危険にさらされるおそれがあると警告し、Google Playからの入手をすすめています。「この提供元のアプリを許可」を、頼まれるままオンにしないでください。
AndroidではOSの更新の状況が機種によって違います。設定アプリで、セキュリティ アップデートの適用状況を確かめられます。古いままの機種を使っているなら、アプリを足す前に買い替えの時期も考えます。
08家族や高齢の親の機器を見るとき
自分のことより、親のパソコンが心配という人も多いはずです。帰省のついでに、次の順で見てあげると役に立ちます。これは図鑑の目安です。
- OSの更新が止まっていないか、サポートが終わったOSでないかを見る。
- 期限切れのソフトや、覚えのないセキュリティアプリがないかを見る。
- スマホの定期購入の一覧に、知らない契約がないかを見る。
- 「画面に警告が出ても電話しない。まず自分に連絡する」と決めておく。
国民生活センターは、パソコンの警告からのサポート詐欺が70歳以上で大幅に増えたと2024年3月に公表しています。ソフトの有無より、相談できる相手を決めておくことのほうが効く場面もあります。
09どのソフトでも防げないこと
有料ソフトを入れたら、もう安心だよね?
総務省はマスクのようなものとたとえています。新種はすり抜けることがあり、壊れたファイルは戻せません。更新とバックアップ、詐欺への注意は別に必要です。
標準でも有料でも、共通の限界があります。ここを知っておくと、広告の言葉に振り回されにくくなります。
| 限界 | 公的機関の説明 | 別に必要なこと |
|---|---|---|
| 新しいウイルスはすり抜けることがある | 総務省:対策ソフトのアップデートが間に合わず、すり抜けることも少なくない。IPA:新種を検知できない場合がある | OSとソフトの更新 |
| 壊れたファイルは戻せない | IPA:破壊されるとウイルス対策ソフトだけでは元に戻せない | バックアップ |
| だまされて入力するのは止めきれない | 総務省:対策ソフトはマスクのようなもの。不用意に開かない注意が必要 | 公式から確かめる習慣、2段階認証 |
| 狙い撃ちのメール | 総務省:標的型のウイルスは対策ソフトで検出されない新種が多い | 怪しいメールの報告、社内の手順 |
総務省は、対策ソフトを公衆衛生の「マスク着用」にたとえています。有効ですが、それだけで万全にはなりません。パスワードの対策はパスワード管理の分類も参考にしてください。
10有料ソフトで増えるもの
総務省は、もっと機能が必要と感じるなら市販の対策ソフトの購入を検討してもよいとしています。増えるものは製品や料金プランで違います。公式ページの例を見ると、次のようなものがあります。
| 増えることがあるもの | 標準機能との違い | 要る人 |
|---|---|---|
| 複数の機器の保護 | WindowsやMac、スマホを一つの契約で扱える製品がある | 家族の機器もまとめたい人 |
| ネット詐欺の対策 | 詐欺サイトや迷惑電話の対策を前面に出す製品がある | 買い物や決済が多い人 |
| VPN | 上位のプランに付く例がある | フリーWi-Fiをよく使う人 |
| パスワード管理 | 別の製品で足りる場合もある | 使い回しをやめたい人 |
| 個人情報の漏えい監視 | ダークウェブの監視などを付ける製品がある | 漏えいの通知を受けたい人 |
| 日本語の相談窓口 | 電話やチャットの窓口がある製品がある | 身近に聞ける人がいない人 |
たとえばESET HOME セキュリティは上位のプランでVPNが使えると案内し、ウイルスバスターはパスワード管理やVPN、個人情報漏えい監視を上位の製品や別の製品として案内しています。これは機能の例で、おすすめではありません。検出の力を比べるなら、広告ではなく第三者の試験と条件を見ます。料金、台数、更新の条件は図鑑のセキュリティソフトの一覧で比べられます。標準機能の詳細はMicrosoft Defender のページにまとめました。
買うと決めたら、次の順で考えると無駄が減ります。今の標準機能で足りないことを書き出す。守る機器の台数を数える。その機能が別の契約にすでにないかを見る。更新の料金と止め方を調べる。無料の体験版で動作を確かめる。
11有料ソフトをやめるときの手順
- 次の更新日と、自動更新の止め方を公式の案内で見る。
- 自動更新を止める。ストアや量販店で買ったものは、窓口が違うことがあります。
- 製品をアンインストールする。パソコンに残したままにしない。
- Windowsなら、Windows セキュリティを開いて、[ウイルス & 脅威の防止]が有効に戻っているか見る。
- クイック スキャンを1回実行する。
総務省は、期限が切れたまま使い続けるのは危険で、払う予定がなければ標準の対策ソフトが動くように戻すよう案内しています。「更新しないとウイルスに感染します」といった表示に急かされず、順番に進めてください。VPNやパスワード管理も同じ製品で使っていたなら、やめる前に移す先を決めておきます。
12無料ソフトの注意
公式サイトか公式ストアから
切れたら削除して戻す
偽の警告の誘導を疑う
無料だから悪いわけではありません。標準機能も追加料金なしで使えます。ただし、次の点は確かめてください。
- 入手先を自分で確かめる。総務省の事例では、口コミサイトのリンクから有名サイトに似せた偽サイトへ誘導され、無料ソフトと思って入れたものがマルウェアでした。メーカーの公式サイトや公式ストアから入れます。
- 無料の理由を見る。国家サイバー統括室のハンドブックは、無料のサービスにも必ずコストがあり、広告や利用者の情報の活用で成り立つものがあると説明しています。プライバシーポリシーと設定を見ます。
- 体験版の期限に気をつける。最初から入っている体験版の期限が切れると危険な状態になると総務省は注意しています。払う予定がなければ早めに削除し、標準の対策ソフトが動くように戻します。
- ブラウザの警告から入れない。「ウイルスを検出した」という画面から入れるアプリは疑います。IPAは、偽の警告から有料アプリへ誘導され、自動継続課金の契約になっている例を注意喚起しています。
偽の警告の消し方と、払ってしまったときの手順は「ウイルスに感染しています」の警告が消えないときにあります。スマホの定期購入は、アプリを消すだけでは止まらないことがあるので、ストアの契約の画面で確かめます。
13会社のパソコンの場合
会社のパソコンは重いから、ソフトを切っていい?
自分で切らないでください。全社の守りに関わります。まず担当者に相談しましょう。
会社のパソコンは、個人の判断とは分けて考えます。個人なら「足りているか」の話ですが、会社では「全台で動いているか、事故に誰が気づくか」の話になるからです。
- 自分でソフトを入れたり止めたりしない。総務省は、対策ソフトが入っていなければ情報管理担当者に確かめるよう案内しています。
- 全台を一覧にする。IPAの自社診断の2番目の項目は「ウイルス対策ソフトを導入し、定義ファイルは最新の状態にしていますか」です。契約切れの機器がないかも見ます。
- 感染が疑われたらネットワークから切り離す。総務省は、LANケーブルを抜く、無線LANを切るといった方法を挙げ、その後で担当者に連絡するよう案内しています。
- 監視が必要ならEDRを検討する。IPAの説明では、EDRは端末に侵入したウイルスなどの攻撃を検出し、管理者に通知する技術です。入る前に止めるウイルス対策に対し、入った後に気づくためのものです。
- 担当者がいないなら、見てもらう形にする。EDRの通知を読む人がいなければ役に立ちません。IPAのお助け隊サービスの基準では、端末監視の場合は端末を24時間見守る仕組みが要件で、月額の上限は1台2,000円(税抜)です。お助け隊の一覧で比べられます。
会社全体で何から始めるかは中小企業のセキュリティ対策にまとめました。
14今の状態で確認すること
- OSが最新で、サポート中か。
- 標準の保護が有効か(Windows セキュリティ、Play プロテクト)。Macは、警告を無視して開いたアプリがないかを思い出す。
- 入っているセキュリティソフトの期限が切れていないか。使っていない体験版はないか。
- 2つ以上のソフトを重ねて入れていないか。
- 有料の更新が、いつ、いくらで、どこから止められるか。
- 大事なデータのバックアップがあるか。
15困ったときの相談先
| 相談先 | こんなとき | 連絡方法 |
|---|---|---|
| IPA 情報セキュリティ安心相談窓口 | 警告が本物か、感染が心配など、技術的なことを聞きたい(個人向け) | 03-5978-7509(10時〜17時、土日祝日・年末年始を除く) |
| 消費生活センター | 契約、解約、請求のトラブル | 消費者ホットライン 188 |
| 警察 | お金をだまし取られた | 最寄りの警察署、都道府県警察の相談窓口、または #9110 |
| IPA サイバーセキュリティ相談窓口 | 会社・組織で相談したい | IPAの公式サイトの案内から |
| メーカーのサポート | 製品の更新や解約の手順 | 製品の公式サイト |
16よくある質問
QWindows Defenderだけで大丈夫ですか?
個人のパソコンなら、有効で更新されていることを前提に、まず出発点になります。総務省も標準の機能を有効に活用するよう案内しています。ただし、どのソフトも万全ではないので、更新とバックアップは別に必要です。
Qセキュリティソフトを2つ入れれば、もっと安全ですか?
おすすめしません。市販のソフトを入れると、Defenderは通常、無効になります。重ねるより、1つをきちんと動かしてください。
Q期限が切れたソフトはどうすればいいですか?
更新するか、削除します。総務省は、標準の機能が止まるOSでは期限切れのまま使い続けるとかえって危険だと注意しています。Microsoftは、他社製品の期限切れなどで自動的に無効になっていたDefenderを自動で再度有効にできると説明していますが、それに頼らず、削除してから[ウイルス & 脅威の防止]で確かめてください。
QiPhoneにセキュリティアプリは要りますか?
App Storeのアプリだけを使うなら、Appleの隔離の仕組みが働きます。今回読んだAppleのページには、要否の明言はありませんでした。詐欺サイト対策などの機能が要るかで判断してください。
Qパソコンが重くなるなら、切ってもいいですか?
切ったままにはしないでください。Microsoftも、無効にすることは一般にすすめていません。重さが問題なら、別の製品に替える、機器を見直すなどを考えます。
Q「ウイルスに感染しています」と出たら買うべきですか?
買わないでください。IPAは、普段使っているソフトの警告ではなく、ブラウザの画面に出る警告は偽である可能性が高いとしています。警告から有料アプリや契約へ誘導する手口を注意喚起しています。画面を閉じ、自分で入れたソフトや標準機能で検査します。
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- 日本語窓口
- チャット
Windowsに最初から入っているウイルス対策で、別のソフトを買わなくても有効になる。第三者試験の防御成績は有料製品と同水準で、VPNや漏…
出典(一次資料)31件被害を受けた組織や公的機関の発表だけを出典にしています(2026.11.01に確認)開く
- 1Microsoft サポート「Windows セキュリティ アプリで常に保護する」 ↗support.microsoft.com
- 2Microsoft サポート「Windows セキュリティ アプリのウイルスと脅威の防止」 ↗support.microsoft.com
- 3Microsoft サポート「Windows セキュリティ アプリのアプリ & ブラウザー コントロール」 ↗support.microsoft.com
- 4Microsoft Learn「Windows でのMicrosoft Defenderウイルス対策の概要」 ↗learn.microsoft.com
- 5
- 6Microsoft「Windows 10、Windows 8.1、Windows 7 のサポート終了」 ↗www.microsoft.com
- 7Microsoft サポート「Windows 10 拡張セキュリティ更新(ESU)」 ↗support.microsoft.com
- 8Apple「macOSでのマルウェアからの保護」 ↗support.apple.com
- 9Apple サポート「Macでアプリを安全に開く」 ↗support.apple.com
- 10Apple「iOS、iPadOS、およびvisionOSでのランタイムプロセスのセキュリティ」 ↗support.apple.com
- 11Apple サポート「代替アプリ配信について」 ↗support.apple.com
- 12
- 13Google Play ヘルプ「Google Play プロテクトを使用してアプリの安全性とデータ プライバシーを確保する」 ↗support.google.com
- 14Google Pixel ヘルプ「Google Pixel にアプリをダウンロードする」 ↗support.google.com
- 15Android ヘルプ「Android のバージョンを確認して更新する」 ↗support.google.com
- 16総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト「セキュリティ対策ソフトを活用しよう」 ↗www.soumu.go.jp
- 17総務省 同「マルウェア(ウイルス等)対策」 ↗www.soumu.go.jp
- 18総務省 同「標的型攻撃への対策」 ↗www.soumu.go.jp
- 19総務省 同「有名サイトからダウンロードしたはずなのに・・・」 ↗www.soumu.go.jp
- 20IPA「情報セキュリティ6か条 解説編」 ↗www.ipa.go.jp
- 21IPA「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」 ↗www.ipa.go.jp
- 22IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版」 ↗www.ipa.go.jp
- 23IPA「サイバーセキュリティお助け隊サービス基準」説明資料(2.1版) ↗www.ipa.go.jp
- 24
- 25IPA「スマートフォンで偽のセキュリティ警告からアプリのインストールへ誘導する手口に注意」 ↗www.ipa.go.jp
- 26国家サイバー統括室「インターネットの安全・安心ハンドブック」第5章 ↗security-portal.cyber.go.jp
- 27キヤノンMJ「ESET HOME セキュリティ ラインアップ」 ↗personal.canon.jp
- 28トレンドマイクロ「ウイルスバスター クラウド」 ↗www.trendmicro.com
- 29国民生活センター「パソコンで警告が出たらサポート詐欺に注意!-70歳以上で大幅に増加-」(2024年3月27日) ↗www.kokusen.go.jp
- 30IPA「情報セキュリティ安心相談窓口」 ↗www.ipa.go.jp
- 31警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」 ↗www.npa.go.jp

