EMOTET ・ JPCERT/CC が注意喚起してきたマルウェア
root@se-curity:~/hacking$ cat ./emotet.md
Emotet(エモテット)とは?しくみ・被害・感染したら・対策
取引先との本物のメールのやりとりを盗んで、
その返信を装ったメールで感染を広げたマルウェアです。
> EMOTET の数字
2019年10月〜
日本国内で Emotet の感染事例が急増(JPCERT/CC)
- 500MB超2023年3月、ウイルス対策の検知を逃れるため膨らませた添付ファイル(JPCERT/CC)
- 2023年4月〜JPCERT/CC は Emotet の活動を確認していない
Emotet(エモテット)とは?
ひとことで言うと
知り合いのふりをして届く手紙
感染したパソコンからメールとアドレス帳を盗み、本物のやりとりへの返信のような文面で、次の相手に送りつけます。
Emotetエモテット/返信型メール本物のやりとりを装う
3コマでわかる
- 1返信のふりをして届く
過去のやりとりの件名や署名を使い、取引先からのメールに見せかけます。
- 2添付ファイルで感染
Word・Excel のファイルを開き、マクロを有効にすると感染します。
- 3メールを盗んで広がる
メールとアドレス帳を盗み、次の相手へなりすましメールを送ります。
会社・団体のメールが狙われた
取引先が感染して自社の名前が使われることも
感染が確認されたのは Windows
どうやって被害にあう?
- STEP 1メールが届く取引先の返信を装う
- STEP 2添付を開くマクロを有効にすると感染
- STEP 3盗むメール・アドレス帳・保存したパスワード
- STEP 4広がる社内のパソコンや別のウイルスへ
JPCERT/CC によると、Emotet は別のマルウェアに感染させる機能を持ち、日本では不正送金のマルウェア、海外ではランサムウェアの追加感染の例がありました。なお JPCERT/CC は、2023年4月以降 Emotet の活動を確認していません。
数字で見る
出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」
被害にあったら、最初にやること
- 1ネットから切り離す
感染したパソコンを社内のネットワークから外します。電源は落とさず、そのままに。
- 2パスワードを変える
そのパソコンで使っていたメールのアカウントや、ブラウザに保存していたパスワードを、別の端末から変えます。
- 3ほかのパソコンも調べる
社内のほかのパソコンに広がる力があるため、添付を開いた1台だけでなく全体を調べます。
- 4関係者に知らせる
アドレス帳やメールに載っていた相手に、なりすましメールに注意するよう連絡します。
- 5初期化と相談
別のウイルスに感染していないかも調べ、パソコンを初期化します。分からなければ専門の会社へ。
盗まれたメールアドレスは攻撃者の仕組みに取り込まれるため、なりすましメールの送信自体は止められません。関係者への注意の呼びかけが大切です。
被害にあったときの手順をくわしく →いまからできる備え
対策のサービスを比べる
よくある質問
Emotet とは?
メールの添付ファイルなどから感染し、メールやアドレス帳を盗んで、取引先などへなりすましメールを送って広がるマルウェアです。
いまも流行っていますか?
JPCERT/CC は、2023年4月以降 Emotet の活動を確認していないと公表しています。ただ、返信を装うメールや添付ファイルで感染させる手口は、ほかのウイルスでも使われます。
自社の名前でなりすましメールが出ています
自社が感染したとは限りません。過去にやりとりした取引先が感染し、そこから盗まれた情報が使われている場合もあります。まず自社のパソコンを調べます。
Mac やスマホも感染しますか?
JPCERT/CC によると、Windows 以外(Mac・Linux・iOS・Android など)での感染は確認されていません。
感染しないためには?
信頼できると判断できない添付ファイルやリンクは開かず、確かな手段で送り主に確かめます。マクロを安易に有効にしないことも大切です。
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