CREDENTIAL STUFFING ・ IPA 10大脅威 2026[個人]不正ログイン
root@se-curity:~/hacking$ cat ./password.md
パスワードの使い回し(不正ログイン)とは?しくみ・被害・入られたら・対策
よそで漏れたIDとパスワードを、別のサービスで試して
あなたのアカウントに勝手にログインする攻撃です。
> CREDENTIAL STUFFING の数字
11年連続
IPA 10大脅威[個人]「インターネット上のサービスへの不正ログイン」
- 約221億円クレジットカードの不正利用被害額(2026年1〜6月、日本クレジット協会)
- 253件ネットバンキングの不正送金(2026年1〜6月)
パスワードの使い回し(不正ログイン)とは?
ひとことで言うと
1本の合いカギで全部の家が開く
同じパスワードを使い回していると、どこか1つで漏れただけで、ほかのサービスにも入られてしまいます。
リスト型攻撃漏れた一覧を試す/パスワードリスト攻撃同じ意味
3コマでわかる
- 1どこかで漏れる
ほかのサービスから、IDとパスワードの一覧が漏れます。
- 2別のサービスで試す
その一覧を機械で次々に入力します。
- 3勝手に使われる
ポイントや買い物、個人情報ののぞき見に使われます。
個人のアカウントが狙われる
会員サイトの会社も被害を公表
使い回しをやめれば防げる
どうやって被害にあう?
- STEP 1どこかで漏れるほかのサービスから一覧が流出
- STEP 2一覧を集める攻撃者の間で出回る
- STEP 3機械で試す大量のサービスに次々と入力
- STEP 4入れた所で悪用買い物・ポイント・なりすまし
IPA の10大脅威 2026(個人)に「インターネット上のサービスへの不正ログイン」が選ばれています。11年続けて選ばれています。
数字で見る
出典:IPA「情報セキュリティ10大脅威 2026」/警察庁「令和8年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」(2026年9月)
2026年に公表された事例
22社事例図鑑に載せた会社・団体のうち、この種類にあてはまるもの(公式発表から)
メール配信「アララメッセージ」に不正アクセス。契約企業の環境(最大約380社)からメールアドレス約77百万件と会員情報が持ち出された
業務サーバーに次々とログインされ、お客さま情報 約250万件が流出した可能性。会員ポイントが使えない状態に
公式アプリ・会員サイト「CLUB フジQ」にリスト型攻撃。159名のアカウントに不正ログインされ、会員情報が見られた可能性
Z会グループ共通のログインID「Z-ID」で不正ログイン。パスワード再設定の機能で13件のパスワードが勝手に変えられた
アルカディア(SpeeCAN RAIDEN)自治体の防災メールなどの一斉配信サービス「SpeeCAN RAIDEN」に不正アクセス。メールアドレス約313万件に漏えいの可能性、142万通の詐欺メールも
FAQシステム「i-ask」の管理サイトに不正ログイン。大和証券・シチズン・損保ジャパンなどの問い合わせ情報が最大71万件漏えいの可能性
被害にあったら、最初にやること
- 1パスワードを変える
入られたサービスのパスワードを、ほかで使っていない新しいものに。
- 2同じパスワードの所も変える
使い回していたサービスは、すべて変えます。
- 3二段階認証をオンに
パスワードが漏れても、本人のスマホがないと入れないようにします。
- 4使われた跡を確かめる
注文・ポイント・登録情報の変更・ログイン履歴を見ます。
- 5お金の被害は連絡・相談
カード会社や銀行へすぐ連絡し、警察のサイバー犯罪相談窓口か #9110 に相談します。
「ちょっと変えただけ」のパスワード(末尾の数字だけ違うなど)も、機械で試されます。
被害にあったときの手順をくわしく →いまからできる備え
対策のサービスを比べる
よくある質問
リスト型攻撃とは?
どこかで漏れたIDとパスワードの一覧を使い、別のサービスで同じ組み合わせを試してログインする攻撃です。
使い回しはなぜ危ないのですか?
1か所で漏れると、同じパスワードを使うすべてのサービスに入られるからです。
全部違うパスワードは覚えられません
パスワード管理アプリを使えば、覚えるのは1つだけで済みます。パスキーが使えるサービスは切り替えるのも手です。
入られたか、どう分かりますか?
「新しい端末からログインしました」という通知、覚えのない注文やポイントの減り、登録情報の変更で気づくことが多いです。
どこに相談しますか?
まず使っているサービスの会社へ。お金の被害は、警察のサイバー犯罪相談窓口か #9110 に相談します。
ほかのハッキングの種類