RANSOMWARE ・ IPA 10大脅威 2026[組織]1位
root@se-curity:~/hacking$ cat ./ransomware.md
ランサムウェアとは?しくみ・被害・感染したら・対策
パソコンのファイルを勝手に開けなくして、
「元に戻してほしければお金を払え」と脅すウイルスです。
ランサムウェアとは?
ひとことで言うと
データを人質にとるウイルス
会社のファイルに勝手に鍵をかけて開けなくし、「鍵がほしければお金を払え」と脅します。
Ransom身代金+Softwareソフト
3コマでわかる
- 1ファイルに鍵をかける
中身が読めない形に変えられ(暗号化)、仕事が止まります。
- 2鍵代を求める
「戻したければ払え」。払っても戻る保証はありません。
- 3盗んだ中身で脅す
「払わなければネットにばらまく」。いまはこれが主流です。
6割強被害の報告のうち、中小企業の割合
病院・学校・自治体も被害に
会社が被害にあうと、お客さんの名前や連絡先が漏れることも
どうやって被害にあう?
- STEP 1入り込むVPN機器・リモートデスクトップ・メールなどから
- STEP 2社内に広がるほかのパソコンやサーバーへ
- STEP 3盗んで、暗号化データを持ち出してから使えなくする
- STEP 4脅す身代金を求め、払わなければ公開すると脅す
盗んでから脅す「二重恐喝」が主流です。警察庁の集計では、手口が分かった66件のうち61件がこの形でした。
数字で見る、ランサムウェア
2026年に公表された事例
41社事例図鑑に載せた、ランサムウェアの被害を公表した会社・団体。うち30社は、仕事やサービスが止まったり遅れたりしました
NECの委託先が攻撃され、盗まれた正規アカウントでお客さまのシステムに侵入。大阪公立大学はシステム停止、大阪大学は7万7,851人分が漏えい
東邦HDの子会社エンタッチのデータベースに、ランサムウェア攻撃グループを名乗る第三者が侵入。医療従事者の氏名や面談予約の情報が流出
クラウドがランサムウェア攻撃を受け、495の企業・自治体の仮想サーバーが停止・暗号化。入口はポータルの認証システムの弱点
グループのサーバーにランサムウェア攻撃。鉄道は動いたが一部グループ会社の営業システムが止まり、攻撃者を名乗る組織が情報の公開を主張
佐賀大学事務部門のNASがランサムウェアで暗号化。事務用の端末を3日止め、学生・教職員など約8万人分と患者情報が流出した可能性
大阪の物流会社にランサムウェア攻撃。受注システムが止まり、出荷と在庫の管理に影響。一部の社内情報が漏えい
感染したら、最初にやること
- 1ネットワークから切り離す
LANケーブルを抜き、Wi-Fiを切ります。電源は落としません(原因を調べる記録が消えることがあるため)。
- 2社内に知らせて、記録を残す
いつ、どの機器で、何が起きたか。画面に出た脅迫文は写真に撮ります。
- 3警察に通報・相談する
最寄りの警察署か、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口へ。
- 4専門の会社に調査と復旧を頼む
どこから入られ、何が盗まれたかを調べます。保険に入っていれば保険会社にも連絡を。
- 5個人情報が漏れたおそれがあれば報告
個人情報保護委員会へ速やかに報告し、本人に知らせます(ランサムウェアのような不正な目的のときは、確報は発覚から60日以内)。
いまからできる備え
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よくある質問
ランサムウェアとは何ですか?
会社や個人のパソコン・サーバーのデータを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりにお金(身代金)を求める攻撃です。最近は、暗号化の前にデータを盗み、「払わなければ公開する」と二重に脅す手口が主流です。
身代金は払ったほうがいいですか?
払っても、データが元に戻る保証も、盗まれたデータが公開されない保証もありません。警察庁は、被害に遭ったら最寄りの警察署かサイバー犯罪相談窓口に通報・相談するよう呼びかけています。
中小企業も狙われますか?
狙われます。警察庁によると、2026年1〜6月のランサムウェア被害の報告123件のうち、79件が中小企業でした。
バックアップがあれば大丈夫ですか?
バックアップごと暗号化・消去されて戻せなかった例が多く報告されています。警察庁は、バックアップをネットワークから切り離して保存することを勧めています。
感染したら、まず何をしますか?
感染したパソコンや機器をネットワークから切り離します。調査に必要な記録が消えることがあるので、電源は落としません。そのうえで社内に報告し、警察に通報・相談します。
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